三井不動産レジデンシャルリース、イタンジ「電子契約くん」と基幹システムを自動連携し、賃貸借契約の電子化を開始
【三井不動産レジデンシャルリースでの賃貸借契約電子化の仕組み】
1. 契約書類の自動生成と自動アップロード(API連携)
三井不動産レジデンシャルリースの基幹システム上で重要事項説明書、賃貸借契約書など(以下「契約書類」)を自動生成します。生成された契約書類PDFは自動連携され、「電子契約くん」上にアップロードされます。
2. 契約書類への記入項目および場所の自動設定
契約書類上で不動産仲介会社(以下「仲介会社」)などが記入する箇所は、契約種類毎にテンプレートを用意することで、自動的に入力項目および場所が設定されるため、都度設定する手間がかかりません。
3. 重要事項説明・電子署名
仲介会社による重要事項説明実施後、入居者様へ「電子契約くん」から契約書類が送付されます。入居者様は、PDFの契約書類を確認し、合意ボタンを押すだけでオンライン上で署名が完了します。
4. 署名済契約書類の自動保管(API連携)
「電子契約くん」上で契約が完了すると、署名済みの契約書類が三井不動産レジデンシャルリースの基幹システムに連携され、自動的に保管されます。
5.マイページで契約書類以外の書類を管理
三井不動産レジデンシャルリースが別途入居者様専用に提供している「マイページ」から、入居者様は契約書類以外の配布書類をいつでも閲覧できます。
◆ 概要
三井不動産レジデンシャルリースは、賃貸借契約電子化を実現するため、イタンジが提供する不動産賃貸業務のDXサービス群「ITANDI BB +(イタンジビービー プラス)」の不動産関連電子契約システム「電子契約くん」を導入します(※1) 。これにより、契約書類の郵送が不要となるほか、重要事項説明を非対面で実施することで入居希望のお客様の仲介会社への来店が不要となり、審査完了後即日に賃貸借契約を締結することが可能となります。
基幹システムと「電子契約くん」のAPI連携は、賃貸借契約における契約書類のアップロードおよび仲介会社情報の管理が簡素化され、人的ミスや手作業による手間や時間を削減します。また、三井不動産レジデンシャルリースは、今回「電子契約くん」を導入することで、既存の契約関連書類のペーパーレス化とあわせて年間最大約54万枚の紙の削減(※2)が見込まれます。
三井不動産レジデンシャルリースは、 2020年9月より、仲介会社利用率No.1の(※3)イタンジの不動産関連WEB申込受付システム「申込受付くん」を導入、 2021年9月より、賃貸住宅の内見予約WEB受付システム「内見予約くん」を導入し、予約・入居申込の電子化を進めてきました。今回「電子契約くん」を導入することで、実印押印・印鑑登録証明書取り寄せなどの煩雑な手続きを削減し、入居者様にとってもシームレスで利便性の高いご入居手続きを実現します。
三井不動産レジデンシャルリースとイタンジは、基幹システムと「電子契約くん」連携による賃貸借契約の電子化を通じて、社会および不動産業界の課題解決とサステナブルな事業成長を目指してまいります。
◆ 各社コメント
<三井不動産レジデンシャルリース株式会社 情報システム部長 清水 智晴> 当社としては、単に「電子契約を導入する」ことが目的ではなく、お客様の契約手続きのプロセス全体の利便性向上を図り、オーナー様の収益向上に貢献し、加えて社内の生産性向上・事務作業の精度向上を図ることを目指しました。当社はかねてから内見予約、申込、審査、マイページでの書類受け渡しなど手続きの電子化を当社基幹システムとの連携を前提に推進してきました。2022年5月施行の宅地建物取引業法の改正を受けて、賃貸借契約の電子化を完成させることで、契約手続きのおおむね全プロセスが電子化されます。一部カスタマイズが可能で開発力もあるイタンジ様をパートナーにしたことで、単なるSaaSの仕組みを導入するのみでは成しえない価値を創造してまいります。 |
<イタンジ株式会社 執行役員 長谷川 拓也> 当社は、「テクノロジーで不動産取引をなめらかにする」をミッションに掲げ、自社で開発したシステムによる不動産会社様の業務効率化を推進してまいりました。 不動産業界のDX推進に先進的に取り組まれている三井不動産レジデンシャルリース様との連携は、当社が目指す「なめらかな不動産取引」をより多くの不動産会社様に実感していただくための重要な一歩となります。三井不動産レジデンシャルリース様の高い推進力に心から感謝すると共に、共通のビジョンを通し、本連携を進めることができたことを大変光栄に思っております。今後も、更なるシステムの発展と、顧客に寄り添うサポートの提供に尽力してまいります。 |
◆ 本サービスに関する不動産会社様からのお問い合わせ
TEL: 03-6441-3954(土日祝日を除く10:00~18:00)
URL: https://lp.itandibb.com/denshi-keiyaku/#contact
【関連ニュースリリース】
三井不動産レジデンシャルリース、イタンジの「申込受付くん」を導入
https://www.itandi.co.jp/press_releases/131
(※1)法人契約および一部の個人契約(契約関係者が電子契約を希望しない場合、区分所有物件など)は紙契約となる予定です
(※2)三井不動産レジデンシャルリースによる自社計算:最大年間約7,200件(個人契約対象)× 1契約あたりの紙の枚数約75枚(関連書類含む)より算出
(※3)「2023年引越しシーズン(1〜3⽉)における新型コロナウイルスの賃貸不動産マーケットへの影響調査」 https://lmc-c.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/07/lmc_releace_20230726.pdf 関連プレスリリース:https://www.itandi.co.jp/news_posts/1104
◆ 三井不動産レジデンシャルリース概要
三井不動産レジデンシャルリースは、三井不動産グループの一員として賃貸住宅をメインにプロパティマネジメント(運営管理)事業を展開しています。
1986年の設立以来、首都圏を中心に関西圏・名古屋圏などの主要都市において、1戸から1棟まで幅広く賃貸住宅の管理・運営を行っています。土地を所有するオーナー様の不動産活用をトータルサポートするとともに、そこに住まう人に快適な生活空間を提供しています。
社名:三井不動産レジデンシャルリース株式会社
代表者:代表取締役社長 疋田 武人
URL:https://mfhl.mitsui-chintai.co.jp/
本社:東京都新宿区西新宿2-1-1新宿三井ビル
設⽴:1986年4⽉
資本⾦:4億9,000万円
事業内容:
・賃貸マンション等の商品企画、賃貸運営のトータルマネージメント
・不動産有効活用コンサルティング全般
・借上社宅管理代行
・その他事業: 保険の代理店業務
◆ イタンジ概要
イタンジは、「テクノロジーで不動産取引をなめらかにする」をミッションに掲げ、不動産 賃貸業における課題を解決するサービスを提供する不動産テック企業です。 主⼒事業である、賃貸管理会社・仲介会社向けSaaSサービスは、導⼊顧客数約2,470社、ARR前年⽐+42%(*1)と急成⻑。本サービスを通じた電⼦⼊居申込数は、年間約87万件(*2)、⼊居申込・賃貸借契約関連書類のペーパーレス化により年間約824万枚の紙の削減を達成(*3)するなど賃貸不動産業界のDXを推進しています。
(*1)ARR:Annual Recurring Revenue(年間経常収益)。各四半期末の⽉末MRRに12を乗じて算出。MRRには、⽉額利⽤料⾦、従量課⾦、付帯 事業の収益を含む。ITANDI BB+の2022年7⽉末時点と2023年7⽉末時点でのARRを⽐較
(*2)対象期間:2022年4⽉1⽇〜2023年3⽉31⽇
(*3)ペーパーレスは⾃社基準:WEB⼊居申込件数 年間約87万件、電⼦契約数年間約8.7万件を元に算出(2022年4月1日~2023年3月31日の電子契約数について、2023年9月14日以前に公表した資料では約8.7万件となっておりますが、正しくは約9.1万件です)
社名:イタンジ株式会社
代表者:代表取締役社長執行役員CEO 永嶋 章弘
本社:東京都港区六本⽊3-2-1 住友不動産六本⽊グランドタワー 42F
設⽴:2012年6⽉
資本⾦:3,600万円
事業内容:
・リアルタイム不動産業者間サイト「ITANDI BB (イタンジビービー)」の開発、運営
・不動産賃貸業務のDXサービス群「ITANDI BB +(イタンジビービー プラス)」の開発、運営
・ネット不動産賃貸サービス「OHEYAGO(オヘヤゴー)」の開発、運営
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像