【電車通勤中にイラッとする人の特徴ランキング】男女500人アンケート調査
電車通勤中にイラッとする人に関する意識調査
株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、電車通勤をしている500人を対象に「電車通勤中にイラッとする人に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
毎日の電車通勤、あなたはどんな瞬間にイラッとしてしまいますか?電車通勤をしている多くの人にとって避けられない通勤ラッシュは、ときに大きなストレスの元となります。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するBiz Hits Career blog( https://bizhits.sixcore.jp/ )は、電車通勤をしている500人に「電車通勤中にイラッとする人」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、こころサポートクリニック( https://kokorosupport-clinic.com/ )院長の平山貴敏氏よりご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「Biz Hits Career blog」の公式サイトURL( https://bizhits.sixcore.jp/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:電車通勤をしている人
調査期間:2025年4月18日~22日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性323人/男性177人)
回答者の年代:20代 21.0%/30代 36.4%/40代 24.2%/50代 14.8%/60代以上 3.6%
【調査結果サマリー】
・電車通勤中にイラッとすることがある人は91.6%
・電車通勤の時間帯1位は朝8時~9時
・電車通勤中にイラッとする人の特徴1位は「動こうとしない」
・電車通勤中にイラッとした人への対処法は「我慢する」
電車通勤中にイラッとすることがある人は91.6%

電車通勤をしている500人に「電車通勤中にイラッとすることがあるか」を聞いたところ、あるが「よく」「たまに」を合わせて91.6%にのぼりました。
「よくある」よりも「たまにある」が多いことから、混雑や電車に乗ることそのものがイライラの原因だとは限りません。混雑や電車に乗ることそのものがイライラの原因なら、「よくある」が多くなるはずだからです。
そのため混雑や乗車そのものではなく、車内でのマナー違反や他人への配慮のなさがストレスの主な原因だと推測できます。
電車通勤の時間帯1位は朝8時~9時

電車通勤の時間帯で最も多かったのは「朝8時~9時台(48.6%)」でした。
なお比較的人が少ないと思われる「朝5時台より前(0.6%)」「朝10時以降(3.2%)」の人だけを集計してみましたが、イラッとする頻度は全体の割合とほとんど変わりませんでした。
上記のことから、混雑よりも「他者への配慮に欠ける行動」が、通勤中のイライラの原因になりやすいと考えられます。
電車通勤中にイラッとする人の特徴1位は「動こうとしない」

電車通勤中にイラッとする人の特徴1位は「動こうとしない(18.0%)」でした。2位「声が大きい(15.6%)」、3位「座席をつめない(14.6%)」が続きます。
周囲や他人を気にしていないような行動や、配慮のない行動にイラッとしている人が多くなっています。また「荷物が当たる」「匂いが嫌」など、物理的な不快感を挙げた人も多くなりました。
通勤時間帯の電車は混んでいて、お互いにパーソナルスペースを侵し合っている状況になりがち。そのため、自分の何気ない行動が他者にとっての大きなストレスになる可能性が高まり、他人への配慮が求められます。
<1位 動こうとしない>
・混んでいるのに奥につめない。ドアの前にずっといる(20代 女性)
・通路の真ん中や出入り口付近に立っていて、混んできたり通る人の邪魔になっていたりしても、頑なに動かない人(30代 女性)
・混雑した電車のドア前に陣取り、ドアが開いても動かない人(50代 男性)
降りるときのことを考えて、ドア付近や通路の入り口付近から動こうとしない人もいます。
「降りやすいように」という気持ちはわかるのですが、このような行動は混雑する電車内での流れを妨げてしまいます。「他者への配慮がない」「自分さえよければいいと思っている人」と受け取られやすく、周囲にストレスを与えていました。
<2位 声が大きい>
・周りに聞こえるような大声で会話をし続ける、2人以上のグループ(30代 女性)
・イヤホンをして誰かと通話しているのか、独り言なのかはわかりませんが、大きな声でずっとしゃべり続けている人がいます。私は電車での移動時間に仕事の報告や帰宅後にすることを考えたいのに、その人が近くにいる日はどうしても気になって進みません(30代 女性)
通勤内には「疲れていて寝たい人」「仕事について考えたい人」なども多くいます。
友人や知り合いと一緒に乗車していると会話が弾むこともありますが、大声での会話は「公共の場でのTPOをわきまえない振る舞い」として、マナー違反と受け取られることが多いです。度を越した大声は、多くの人に嫌悪感を抱かせていました。
独り言や他人への不平不満など、話の内容によっては不気味さや恐怖心を感じる人もいます。
<3位 座席をつめない>
・混んでいる電車の中で、つめればひとり座れる隙間をつめない人(20代 女性)
・朝の混む時間帯に、足を広げて座っている人を見るとイラッとします。「もう少し足を閉じてくれれば、あとひとり座れるのにもったいない」と思わずにはいられません(30代 女性)
・電車内が混んでいて立っている人もいるのに、2人掛け席の片方に荷物を載せて、寝たふりをしている人(60代以上 男性)
具体的には「足を広げて座る」「座席に荷物を載せる」「ロングシートで無駄な隙間をつくる」などが挙げられました。
この人のせいで座れないと受け取られ、他人のスペースを奪ってしまう行為であるとも言えます。
<4位 イヤホンから音漏れしている>
・イヤホンの音がダダ漏れなのに全然気づいてない人。しかもリズム取って足とか指とか動かしてると無理だと思う。あとスマホゲームの音をオンにしてる人も、地味にイラつく(30代 女性)
・携帯ゲームなどをやっていて、音漏れしている(50代 男性)
音漏れしていると、周囲の人は聞きたくもないゲームの音や音楽、動画やラジオの声を延々と聞かされてしまいます。
ただ、多くの人は「イヤホンをしているから大丈夫だろう」と思っていて、まさか自分が音漏れしているとは思っていないと考えられます。
しかし車内が静かだとイヤホンから漏れる音でも目立ちますし、混雑しているとお互いの距離が近いので、音も聞こえやすくなってしまいます。
<5位 荷物が邪魔になる>
・リュックや肩にかけたカバンの角などが、電車が揺れるたびに当たってくる(40代 女性)
・リュックを背負ったままで人にぶつかっても気づかない人には、ついイライラしてしまいます(50代 男性)
とくに、満員電車でリュックを背負ったままの人への不快感が多く挙げられました。
背負ったままだとリュックの大きさを意識しにくく、他人にリュックを当てやすくなってしまいます。また胴体部分の体積が膨らむので、満員電車では迷惑だと思われがち。「リュックは前に抱える」「足元に置く」などの配慮が求められます。
<6位 匂いがきつい>
・夏はしょうがないが、体臭がきつい(20代 女性)
・香水や柔軟剤が臭い(30代 女性)
・口臭や体臭のきつい人(50代 男性)
満員電車という密閉された空間では、不快な匂いから逃れるのが難しく、イライラにつながります。具体的には、体臭・香水・柔軟剤などの匂いが挙げられました。
香水や柔軟剤など、本人は気に入っている香りでも、周りの人は嫌だと思うこともあります。匂いに敏感な人だと、吐き気や頭痛などの身体的な影響を受けることもあります。
<同率6位 無理やり乗り込んでくる>
・満員電車でもう乗れないのに気合いと根性で乗り込んできて、電車のドアが閉まるときに荷物が挟まり、発車できなくする人。遅延するからイライラする(30代 女性)
・通勤時に満員で乗れそうもないのに、押して無理やりに乗ろうとする人に会ったとき(50代 男性)
満員電車に無理な乗ることは、快適性の面からも安全性の面からも問題があります。押し込まれることで圧迫感や恐怖感を覚える乗客も多いですし、ドアが閉まらず遅延の原因になることも。
「もう乗れそうにないとわかっているのに、他人を押してでも乗る」という強引さは、自己中心的な態度として受け取られます。
<8位 咳エチケットを守らない>
・マスクをせず、手も当てずに咳払いやくしゃみをする人(40代 女性)
・遠慮がちではなく、思い切り菌をまき散らすかのように咳をする人がたまにいて、イラッとすることがある(50代 男性)
他人の唾が飛ぶと嫌な気持ちになりますし、感染症のリスクもあります。咳エチケットが常識になっている今、エチケットを怠る人は「危機感がない」「他人を気遣えない」と見なされてしまいます。
電車通勤中にイラッとした人への対処法は「我慢する」

「電車通勤中にイラッとした人への対処法」を聞いたところ、1位は「我慢する(58.2%)」で、全体の6割近くを占めました。2位は「その場から離れる(24.4%)」となっています。
イラッとしている相手に何かしらの働きかけをする人は少数派。我慢するなど行動を起こさない人が最も多く、「離れる」「イヤホンをする」なども相手に向けた行動ではありません。
相手に向けて行動をする場合も、「視線を送る」「わざと押す」など言葉以外の行動が多くなっていて、直接的に「何がイラッとするのか」「どうしてほしいのか」を相手に伝える人はほとんどいません。
<1位 我慢する>
・仕方ないので我慢してます。後で会社の同僚や家族に話して憂さ晴らししてます(30代 男性)
・トラブルになりたくないので、我慢する(40代 女性)
・見ているとイライラするだけなので、見ないようにする(50代 男性)
我慢する理由としては「注意してトラブルになりたくない」が挙げられました。
ただ我慢しようと思っても心の中だけに留めて置けないケースもあります。上記のような場合には、SNSに書き込んだ友人にメッセージで伝えたり、後で家族や同僚に愚痴をこぼしたりする人もいました。
<2位 その場から離れる>
・関わりたくないので別の車両に行く(20代 女性)
・車両を変える。視界に入るとイライラするから(30代 男性)
その場にとどまって我慢するのではなく、迷惑だと感じる人から離れる人も。直接的な対処を避ける点では我慢と同じですが、我慢するよりは快適な環境を得られる可能性が高くなります。
ただ混雑していると場所を移動したくてもできないことが多いため、実行できる機会は限られます。
<3位 視線を送る>
・我慢しますが、たまに嫌すぎてその人を睨んでしまうこともあります(20代 女性)
・言葉は発さずに、呆れるような視線を送り続ける(30代 女性)
・冷たい視線を向ける(50代 男性)
「冷たい視線」「呆れたような視線」「嫌そうな表情」を相手に向けることで、言葉を使わず抗議の気持ちを示す人もいます。
我慢しようと思うけど、睨んでしまうという回答もあり、できれば無視したいけれどイライラが強すぎてあふれ出てしまったときの行動だとも言えます。「直接言葉で注意するのは怖いけれど、不快感を伝えたい」という葛藤があり、結果として視線で伝えることになるのですね。
しかし視線に気づいても、なぜ見られているのか理解できない人もいるので、必ずしも効果がある方法ではありません。また相手を睨んでいると、相手にも不快感を与えて喧嘩に発展する可能性があり、注意が必要です。
<4位 押し返す>
・比較的空いている椅子側のところに行ってくれるよう、こちらが後ろから押されてるふりをして押す(20代 女性)
・揺れに合わせて押し返します(40代 男性)
・押されたら押し返す(30代 女性)
「混雑時の揺れ」「押されたふり」「降りなきゃいけない駅だ」など、言い訳を用意したうえで相手を押している人が多いのが特徴です。
相手を押し返すという攻撃に出ながらも、とがめられたときの逃げ道を用意しておく作戦だと言えます。
<5位 イヤホンをする>
・好きな音楽を流して、自分の世界に入る(20代 男性)
・イヤホンをして耳を塞ぐ(40代 男性)
・「見ない・気にしない」を心がけています。深呼吸してスマホや音楽に集中。直接注意するとこちらも嫌な気分になるので、心の中でツッコミを入れてスルーしています(40代 女性)
ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンは、他の人の音漏れや話し声から自分を守れるツールです。イラッとしている相手そのものに働きかける行動ではないので、「我慢するための方法のひとつ」とも考えられます。
イヤホンで音を防いだうえで、スマホ画面を見たり目を閉じたりすることで、外部からのストレスを減らせます。
まとめ
多くの人が電車通勤中にイライラを感じています。
混雑そのものももちろん嫌ですが、マナーがない人や他人への配慮がない人もイライラの原因になります。とくに「動こうとしない」「席をつめない」などは、他人のスペースや時間を奪う行為として嫌われがちです。
ただイライラを感じても、多くの人はトラブルを恐れて、相手に直接注意することなく我慢していました。つまり周りから何も言われなくても、自身も迷惑をかけている可能性があることを示しています。
音漏れなど、迷惑をかけるつもりはなくても実際には迷惑になっている事例も。混雑した電車内は他人との距離が近いので、「別のシーンならなんてことない行動も、迷惑になりかねない」と認識する必要があるでしょう。
▽平山貴敏氏の考察
電車に乗ること自体、少なからずストレスが生じるのでイライラの閾値がいつもより下がった(イライラしやすい)状態になります。特に混雑していると周囲に目が向きがちで、無意識に自分からイライラをキャッチしに行ってしまうこともあります。
そんな時は少なくとも周囲に迷惑をかけないよう配慮した上で外の風景を眺める、音楽を聴くなど「自分の時間」に集中すると良いでしょう。
人は期待が裏切られると怒りやイライラを感じやすくなります。電車に乗る時は周囲に対する期待値を下げておくのもイラっとしない工夫の一つです。電車通勤は毎日のことなので、周囲への思いやりの気持ちを忘れずに快適に過ごす工夫が必要です。
▽監修者紹介

平山貴敏
・こころサポートクリニック( https://kokorosupport-clinic.com/ )院長
・クリニックでは全国的にも希少な腫瘍精神科を専門にしている
・遺族ケア(グリーフケア)、家族ケアの普及啓発に取り組んでいる
・複数の企業での産業医経験、臨床心理士の資格を活かして働く人のメンタルケアに従事
・心理社会的支援に関する研究論文を多数執筆
東京大学医学部附属病院で研修後、東京大学医学部附属病院精神神経科に入局。
JR東京総合病院、東京都立松沢病院、東京大学医学部附属病院で研鑽を積んだのち、国立がん研究センター中央病院に約10年間勤務。
地域での腫瘍精神科、遺族ケア、家族ケアの普及啓発を志し、2024年こころサポートクリニックを開設し現在に至る。
【著書紹介】
『今夜からもう困らない!夜の症状緩和』(南江堂・2024年)
『ようこそ緩和ケアの森 患者・家族とのコミュニケーション』(南江堂・2023年)
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所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : 求人情報サイト・WEBメディアの運営・コンサルティング
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