日本の教科書では絶対に指摘されない白人の大航海時代のヤバい裏の顔を暴き出す『世 界に線を引いた白人たち』発売
戦後GHQに没収処分された柴田賢一著『白人の南洋侵略史』(昭和15年)を引用しながら、白人に「発見」された南洋の国々における略奪と虐殺と支配の実態を、当時の背景から読み解き、現代への視点に繋げた意欲作

トルデシリャス条約(1494年)をご存知だろうか。当時のスペイン帝国とポルトガル帝国の間に結ばれたものだが、ヨーロッパ以外の世界を西経46度の子午線で半分にして、新たに「発見」した土地について、西側をスペイン、東側をポルトガルに帰属させるとしたのである。
現在でも主にアフリカ大陸と中東に引かれた「不自然な直線」の国境を思い浮かべることができよう。そこは紛争が絶えない国境でもあり、いまだに宗主国の影響がたぶんに見られる地域だ。
本書は、「東インド諸島」と「南洋諸島」の地域を主に取り扱った読み解き本である。白人だけでなく日本人の影も見られるが、現地住民への接し方や考え方が全く違うことも分かる。
「権利が先で、事実が後」の植民地理論――。
発見して旗を立てたから主権・所有権を主張できる。未開の原住民は動物のごとき存在で人間ではない。だから征服してもよいという驚くべき思考回路。
ポルトガル:香辛料を独占するため街を焼く“ヤバい強奪者”
スペイン:改宗か、服従か、死か“ヤバい征服者”
オランダ:奴隷労働と虐殺で富を築く“ヤバい人身売買”
イギリス:阿片を売り、拒めば戦争だ“ヤバいカルテル”
フランス:文明化の文化破壊と搾取“ヤバい偽善者”
アメリカ:最後に現れた白狼が乗っ取る“ヤバい二枚舌”
虐殺や収奪のほかに、白人が繰り返し用いた侵略の手段には、同族を戦わせて弱体化させ、その上で仲裁者として君臨する「分断統治」(divide and rule)があった。
読者は本書全体を通じて、覇権がポルトガルからスペインへ、スペインからオランダへ、オランダからイギリスへ、そしてイギリスからアメリカへと移動していく過程を目撃する。
第二次世界大戦後でもアメリカの覇権は変わらず、白人による武力介入が続いている現実を目の当たりにしている今、国の平和をいかにして守れるのか考えずにはいられない。
・編著者プロフィール
山岡鉄秀(やまおか・てつひで)
1965年、東京都生まれ。中央大学卒業後、シドニー大学大学院、ニューサウスウェールズ大学大学院修士課程修了。公益財団法人モラロジー道徳教育財団研究員、令和専攻塾塾頭。 著書に『vs.中国(バーサス・チャイナ)─第三次世界大戦は、すでに始まっている!』(ハート出版)、『新・失敗の本質』『日本よ、情報戦はこう戦え!』(育鵬社)、『日本よ、もう謝るな!』監訳に『目に見えぬ侵略─中国のオーストラリア支配計画』(共に飛鳥新社)などがある。

・書籍情報
書名:世界に線を引いた白人たち
編著者:山岡鉄秀
仕様:四六判並製・223ページ
ISBN:978-4-8024-0267-5
発売:2026.09.10
本体:1,500円(税別)
発行:ハート出版
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