リテール分野でのリスク管理の高度化と持続的な体制構築の両立に向け取り組みを開始
中国銀行のリスク管理の推計手法見直しを三菱総合研究所が支援
株式会社中国銀行(取締役頭取:加藤貞則、以下 中国銀行)と株式会社三菱総合研究所(代表取締役 社長執行役員:籔田健二、以下 MRI)は、中国銀行のリテール分野におけるリスク管理体制の強化に向け、推計手法の一部見直しと分析環境の整備に着手しました。金融機関を取り巻く環境が大きく変化する中で、モデルの適切な運営と継続的な改善を可能とする体制の整備を目的とし、リスク管理の高度化と持続的な体制構築の両立を目指します。
1. 背景
金融機関を取り巻く経営環境や市場環境が大きく変化する中、銀行のリスク管理には従来以上の精緻さと透明性、機動性が求められています。中でもリテール分野では、分析手法の継続的な見直しと運営体制の高度化が重要な課題となっています。
分析手法や技術環境は固定化すると柔軟性に制約が生じる可能性があるため、安定的な業務運営を維持しつつ、将来の変化にも対応可能な体制整備が求められます。中国銀行では、複雑な分析手法を固定的な環境で運用してきたため、将来の変化にも対応しつつ安定的な業務運営を実現する体制の構築に課題が生じていました。
こうした背景のもと、中国銀行とMRIは、リテール分野におけるリスク管理体制の一層の安定化を図るとともに、将来の環境変化にも柔軟に対応可能な体制強化を目的として、推計手法の一部見直しおよび分析環境の整備に着手しました。MRIは、金融機関のリスク管理及びシステム構築・コンサルティングに長年の経験と知見を有することから支援に携わることになりました。
2. 取り組みの概要
推計手法の一部見直しと分析環境の整備を、業務影響を踏まえ段階的に進めます。
-
推計手法の一部見直しと運営プロセスの整理
モデル構築・検証・運用の各プロセスを改めて整理し、影響範囲を明確化して検証手続きの標準化を図ります。これにより、改修時の対応負荷を抑制するとともに、モデルリスク管理の観点から透明性と説明可能性の向上を目指します。
-
分析環境の整備と技術的選択肢の確保
既存の環境に生成AIなども活用しながら、オープンかつ拡張性の高いPython環境を構築・併用します。それにより、将来的な機能拡張や人材確保にも対応できる基盤を構築します。特定の技術に依存せず、複数の選択肢を視野に入れた柔軟な体制を整備します。
-
継続的な見直しを前提とした運営体制の強化
手法やツールの変更にとどまらず、実務運用との整合を図りながら、継続的な検証・改善を可能とする運営体制の強化を図ります。環境変化に応じて適切に見直しを行える基盤の整備を進めます。

3. 今後の予定
今後は、推計手法の見直しに伴う検証および運用定着を段階的に進めるとともに、分析環境の安定的な運用体制の確立を図ります。
本取り組みは中国銀行のリスク管理体制整備の一環として継続的に推進し、環境変化に応じて適切に見直しながら、安定的な業務運営を支える基盤の強化を進めていきます。
緊密な連携のもと、中国銀行のリスク管理に関する分析手法および運営体制の整備をMRIが引き続き支援します。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
