スポーツDXを活用したまちづくり『マチスポ』 7月1日より大分県別府市で本格導入
~べっぷアリーナにも新たなカメラを設置。「湯けむりべっぷAIライブ」を開設しスポーツの試合などを配信~
別府市
西日本電信電話株式会社大分支店
株式会社NTTSportict
大分県別府市(市長 長野 恭紘)、西日本電信電話株式会社 大分支店(支店長 谷 奈生絵)、株式会社NTTSportict(代表取締役社長 中村 正敏)は、別府市内の主要スポーツ施設において、スポーツDXによるまちづくり『マチスポ』(別添①)の実証を2024年10月より実施してまいりました。
このたび、実証期間中に得られた成果を踏まえ、2025年7月1 日より『マチスポ』を本格導入することになり、「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化をめざした取り組み『マチスポ』に関する包括連携協定」を3者で締結いたしました。
『マチスポ』は、AIカメラや映像配信技術を活用して、地域のスポーツ活動を見える化し共有することで、「スポーツの映像化」「スポーツ情報発信」「スポーツ施設DX」を推進するものです。これは、地域住民が日常的にスポーツに親しみ、交流できる活気ある環境を創出し、持続可能な地域づくりをめざす取り組みです。
今回の別府市での『マチスポ』の本格導入は、2024年度に別府市民球場(稲尾和久記念館)と実相寺サッカー競技場(人工芝)で行われた実証実験の成果を踏まえたものです。実証実験では、アンケート回答の結果などから、映像満足度や活用希望が高く、地域振興やスポーツを起点とした交流創出への期待が高まっていることを確認することができました。
本格導入後は、別府市総合体育館(ぺっぷアリーナ)に新たなカメラを設置、別府市専用配信WEBページを新たに開設するなど、別府市内での『マチスポ』の輪を広げていきます。
「湯けむりべっぷAIカメラ」:https://vfc-lprehylfikg9.vfchannel.io/

2025年6月10日『マチスポ』に関する包括連携協定締結式を実施

1.これまでの主な取り組み(実証期間:2024年10月~)
別府市は「第2期別府市スポーツ推進計画」において、スポーツ情報の発信による啓発、技術力向上の支援、スポーツ大会やキャンプの誘致、スポーツ拠点づくりの推進を掲げ、「“する” “みる” “支える”スポーツの推進・普及による誇らしい別府の地域づくり」を積極的に推進しています。
そこで、別府市内の主要スポーツ施設「別府市民球場(稲尾和久記念館)」と「実相寺サッカー競技場(人工芝)」にスポーツDXソリューション(別添②)を展開。各施設で開催された試合の一部をAIカメラによる無人自動ライブ&アーカイブ配信を実施しました。また、別府市をホームタウンのひとつとして活動しているサッカークラブ「ヴェルスパ大分」にも練習や試合などで実相寺サッカー競技場のAIカメラ映像を活用していただきました。これらの活動を通じ、地域に根ざした「スポーツまちづくり」の実現をめざして実証が行われました。





(1)実証期間中に実施されたアンケートについて
AIカメラ関連の質問への回答は5点満点中5点が最も多い割合となりました。
映像満足度(74.1%)、活用希望(81.2%)、競技/ファン人口増へ寄与(74.1%)、
別府市/本施設認知度・来訪増への寄与(65.9%)
(2)アンケートを通じて寄せられた利用者からの声
・現地に行けなかったので、リアルタイムに応援が出来て感動しました。また仲間と時間を共有できた事がなにより嬉しかったです。
・試合をどこでも見られることが嬉しい。応援に来られない祖父母にも見てもらえる。ここで次も大会があればいいと思う。試合の帰りに温泉やお買い物に気軽に行けてとても楽しめました。
・孫の活躍を現地で応援したかったのですが、都合で行けなかったため諦めていました。映像でリアルタイムに試合を見ることができたいへん満足しています。
2.本格導入後の展開
(1)スポーツ施設への新たなカメラの設置
別府市総合体育館(ぺっぷアリーナ)へスポーツ自動映像化システム(※1)をメインアリーナに3台、サブアリーナに1台設置し、より多くのスポーツやイベントなどを撮影することが可能となりました。
※1:https://nttsportict.co.jp/serviceplan/flexi/

(2) 別府市専用配信WEBページを新たに開設
「湯けむりべっぷAIライブ」:https://vfc-lprehylfikg9.vfchannel.io/

本格導入後は、「別府市民球場(稲尾和久記念館)」「実相寺サッカー競技場(人工芝)」「別府市総合体育館(ぺっぷアリーナ)」で行われるさまざまなスポーツやイベントなどを「湯けむりべっぷAIライブ」で配信していきます。
3.今後の展望
今後、3者は連携をさらに強化し、地域スポーツ大会や試合・合宿などの発信力の強化、生涯スポーツの振興による地域コニュニティの活性化等を図り、第2期別府市スポーツ推進計画(2023年4月 別府市策定)を加速させていきます。
【本件に関連する過去の発表】
別府市における「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化をめざした取り組み「マチスポ」に関する実証を開始 https://www.ntt-west.co.jp/newscms/oita/14239/oita_n20241114a.pdf
(別添①)スポーツDXによるまちづくり『マチスポ』の取り組みについて

地域スポーツを活用したコンテンツを無理なく継続的に制作・運用できる仕組みとして、マチスポプラットフォーム(自動映像化+コニュニティ)を活用し、「地域スポーツによるまちづくり」施策を点から線、そして面へと拡大していきます。
AIカメラ等によりスポーツ施設で行われる試合などを自動で撮影、映像コンテンツ化します。また、オンラインコニュニティプラットフォームでリモート観戦環境を提供、地域固有コンテンツを配信していきます。試合を観戦しならが応援メッセージを書き込むこともできるので、地域コニュニティの輪が広がります。
『マチスポ』HP:https://machispo.nttsportict.co.jp/
(別添②)スポーツDXソリューションについて
「実相寺サッカー競技場(人工芝)」に設置されている無人撮影カメラは、AIによる自動撮影や編集機能を備えています。現在、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、サッカー、ラグビーなど16競技の撮影に対応しており、さまざまなスポーツを撮影することができます。
「別府市民球場(稲尾和久記念館)」には、ホーム側とセンター側の映像を自動で切り替えできる野球専用AIカメラを設置しています。
「別府市総合体育館(べっぷアリーナ)」へ設置されたスポーツ映像化システムは固定PTZカメラを活用した撮影配信ソリューションで、卓球、テニス、柔道など、固定アングルの映像が求められる競技の撮影配信にも対応しています。
参照:https://nttsportict.co.jp/serviceplan/

※AI自動編集イメージ
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