「なぜ勉強するのか」その本当の理由を子供に説明できますか。『[現代語訳]実語教画本』が伝える学びの原点。

学ぶことと、生きることが結びついていた寺子屋の教科書。大人になった今こそ読みたい日本の教えを、現代語で。

株式会社ハート出版

「何のために勉強するの?」。子供にそう聞かれたとき、進学や就職のためと答えることはできます。けれど、親が願っているのは、その先の人生ではないでしょうか。何を大切にして生きるか。困難にどう向き合うか。人とどう支え合うか。昔の教科書を手がかりに、私たちは何のために学び、次の世代に何を伝えるべきかを、あらためて考えてみませんか。

『[現代語訳]実語教画本』は、学問を人間の生き方から切り離さずに考えていた、かつての日本の教えを今に伝える一冊です。

「千両の金を積むと雖も、一日の学には如かず」。寺子屋で親しまれた『実語教』が説いたのは、学ぶことには、財産とは比べものにならないほどの価値があるということでした。地位や財産を失うことはあっても、自分の内に養った才智は奪われない。学ぶことは、人に誇るためではなく、自分の徳を養い、生き方を支えるためにある。その考えは、仕事や家庭で責任を負い、人生の浮き沈みを知った大人にこそ、切実に響きます。

本書は、享和二年(一八〇二)刊の『実語教画本』を底本とした現代語訳です。日本と中国の故事や身近な例話を岡田玉山の挿絵を通して、学問、人付き合い、富や欲との向き合い方を伝えます。

例えば、拾った金を兄と分けた弟が、「兄がいなければ、すべて自分のものにできたのに」と思った自分を恐れ、その金を川に捨てる話。欲が兄弟の情を損ないかけたことに気づく姿を通して、財産よりも大切にすべきものを問いかけます。抽象的な教えを、人の迷いや行動を例として伝えるところに、本書の特色があります。

東京大学名誉教授・矢作直樹氏は、本書に寄せた解説で、現代の教育では薄れがちな、学びと暮らしのつながりに目を向けます。寺子屋では、読み書きや計算だけでなく、人を敬うこと、自分を律すること、自らの行いに責任を持つことが、いかに大切かも学んでいました。その教えを、家庭や仕事、地域の人間関係の中で繰り返し実践することで、人としての振る舞いが身についていく。矢作氏はこのような、知識を教えるだけでは育たないものを、今の子供たちにどう伝えるかを問いかけます。

子供に伝える前に、自分自身が学ぶ意味を確かめたい。人付き合いや仕事、家庭での経験を通して、昔の教えを読み直したい。本書は、そんな大人が自身の生き方を考えるための教科書でもあります。

【書籍情報】

書名:寺子屋の教科書[現代語訳]実語教画本

副題:一生を支える生き方の知恵

著者:中澤 道二 閲 岡田 玉山 画

解説:矢作 直樹

仕様:A5判並製・216ページ

ISBN:978-4-8024-0269-9

発売日:2026年10月13日

本体価格:1,600円(税別)

発行:ハート出版

商品URL:https://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0269-9.html

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業種
情報通信
本社所在地
東京都豊島区池袋3-9-23
電話番号
03-3590-6077
代表者名
日高裕明
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1986年08月