転職サービスMS Career、「マネジメント層の転職市場予測【2024】」を発表 平均募集年収は「732万円」で2024年は好条件化の予測
募集年収が高い業界TOP3は「金融」「メディカル・バイオ」「IT・通信」。求人データトレンドと市場予測を株式会社MS-Japanが発表
株式会社MS-Japan(本社:東京都千代田区 代表取締役会長兼社長CEO:有本隆浩/以下MS-Japan 証券コード:6539)が運営する、管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career(エムエスキャリア)」は、「管理部門・士業「マネジメント層」の転職市場予測【2024】」を発表しました。
本レポートでは、各職種の転職市場予測と、求人データからみた平均年収の傾向をお知らせいたします。
サマリー
◆2024年の管理部門・士業マネジメント層の転職市場は ・「働き方の多様化」「DX化」が一層キーワードに ・好条件の求人が増えている ・管理部門5職種、士業3領域、士業事務所スタッフ3職種の転職市場予測も ◆マネジメント求人データからは ・募集年収の平均は「732万円」で、スタッフ層求人からのアップ額は133万円 ・管理部門職種平均は「730万円」 ・士業平均は「872万円」 ・士業スタッフ平均は「563万円」 ・募集年収が高い業界は、1位「金融(834万円)」、2位「メディカル・バイオ(772万円)」、3位「IT・通信(756万円)」 |
調査結果の詳細
「管理部門・士業「マネジメント層」の転職市場予測【2024】」
https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12426.html
調査結果
2024年マネジメント層の転職市場予測【「マネジメント層の求人」は好条件化の予測】
2024年のマネジメント層の転職市場は、いずれの業種でも「働き方の多様化」「DX化」が一層キーワードとなるでしょう。
ここ数年のコロナ禍の影響により一気に広がったリモートワークやフレックス制度などの働き方の多様化。それに伴い、企業内のDX化が急速に進み、業務効率化やシステム導入・活用に詳しい人材への需要が高まっています。
また、昨今の物価上昇や採用難など社会情勢から、2024年は賃上げに踏み切る企業が増えることが予想され、求人の好条件化が進む可能性も。
管理部門・士業マネジメント層の求人データから想定年収の平均は「732万円」で、スタッフ層求人からのアップ額は133万円であることが明らかになりました。
マネジメント求人データのトレンド【年収が高い業界トップは「金融」で平均834万】
マネジメント求人の業種別・平均募集年収ランキングトップ3は、1位「金融(834万円)」2位「メディカル・バイオ(772万円)」3位「IT・通信(756万円)」でした。
スタッフ層からのアップ額が最も大きい業種は「医療・福祉(+178万円)」、ついで「メディカル・バイオ」と「WEB・インターネット」が165万円で続きました。
【各職種の転職市場予測】
■ 経理
・コロナ流行前の求人水準を上回る求人増加の見込み。
・経理マネジメント層のニーズは、特に「IT・通信業界」でニーズの高い状況が続く予測
■ 人事
・「エンジニア採用の改善経験」「人事ITソフトの使用や導入経験」「人事制度の策定や改定の経験」等が高く評価されるでしょう
・どの業界でもDX化の影響で採用ニーズに変化が生じており、戦略立案やマネジメント、業務効率化を担える人材の需要が増加傾向
■ 法務
・コンプライアンス・モニタリング、データプライバシー、リスクマネジメントなど、専門性の高いスキルへの注目がより高まる見込み
・即戦力人材として経験豊富なシニア層への採用ニーズも高まる傾向に
■ 経営企画
・事業拡大や組織強化を目指す企業で、経験豊富なマネジメント層への採用ニーズが特に顕著になる予測
・企業間の人材獲得競争も激化の傾向に
■ 内部監査
・テクノロジーとコンプライアンスに精通した内部監査マネジメント層への需要が高まる
・経済や、国際問題等の地政学的リスクに対応できる高度なリスク管理能力、サイバーセキュリティやESG(環境、社会、ガバナンス)に関する知識と経験等への評価がさらに高まる予測
■ 公認会計士
・業務効率化やシステムの導入・活用に精通した人材への需要が高まる予測。特にデジタル技術や戦略的な意思決定に貢献できる経験豊かなミドル~トップマネジメント層人材への需要が増加傾向
・ファイナンシャルプランニング&アナリシス(FP&A)、財務コントローラー、コーポレート部門責任者、経理財務マネージャーなどのポジションのニーズも高まる傾向に
■ 税理士
・マネジメント層として、従来から必要とされていた営業力・顧客折衝力・人材マネジメント力に加え、業務効率化やシステム導入・活用に詳しい人材への需要がさらに高まる予測
・有資格者の市場価値は非常に高まっており、好条件での給与提示も増加の見込み
■ 弁護士
・業務効率化やシステム導入・活用に詳しい人材、または順応できる対応力がある方への需要が増加傾向
・契約法務を軸として、高度な分析能力や各部署との折衝能力のある人材への評価が高まるでしょう
■ 監査法人スタッフ
・デジタルツールとクラウドシステムに精通した人材の需要が増加傾向
・環境・社会・ガバナンス(ESG)報告、ビッグデータ分析、クラウド監査ツールの活用などで評価される人材の採用ニーズが高まるでしょう
■ 会計事務所スタッフ
・人材不足から働き方の柔軟化、受験要件緩和から今後の若手ポテンシャル層流入拡大の見込みから、新しいシステムへの順応と、管理がしづらくなる労働環境の中でのマネジメントスキルが評価される人材のニーズが高まるでしょう
■ 法律事務所スタッフ
・日系企業の海外マーケットへの進出に伴い、法律事務所も海外への拠点展開や、海外の法律事務所や企業とビジネスを行う機会が増えている影響で、法律事務所のマネジメント層においても、ビジネスレベルの高い英語力・経験が豊富にある人材のニーズが高まるでしょう
本調査の全結果はこちらの記事でご確認ください。
https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12426.html
調査概要
2023年1月~2023年12月に人材紹介サービス「MS Agent」で募集のあった求人
調査主体:株式会社MS-Japan(https://www.jmsc.co.jp/)
※本調査では公認会計士、弁護士、税理士の資格保有者以外の士業事務所勤務者を士業事務所スタッフとして集計しています
※本調査の平均年収は、小数点以下第1位を四捨五入しています
■■本リリースの転載・利用に関するお願い■■
本調査結果を掲載・利用される場合は、出典「MS-Japan調べ(https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12426.html)」と明記をお願いいたします。
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