かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」、トレーシングレポート作成支援機能をリリース
薬剤師から医師への服薬情報提供を支援することで、薬局に求められる対人業務へのシフトを強力に推進
メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見 陽)は、この度、薬局向けのかかりつけ薬局化支援サービス「kakari」の新機能として、「トレーシングレポート作成支援」機能をリリースしました。本機能により、薬剤師は、「kakari」の「服薬フォロー支援」機能で聴取した患者さんからの服薬状況、副作用・体調変化等の情報をもとに、トレーシングレポート(服薬情報提供書)※を作成することが可能となります。「kakari」は、患者さんへの継続的なフォローのみならず、医師への服薬情報のフィードバックを行うことで、かかりつけ薬局が地域医療の中で果たす役割の一層の強化をサポートしてまいります。
※ トレーシングレポートとは、保険薬局の薬剤師が得た情報を処方医に伝える文書であり、服薬アドヒアランスや残薬状況、薬剤の開始・変更後に表れた軽度の体調変化、患者の訴え等の情報を伝達に用いられる。
●かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」はこちら:
https://kakari.medpeer.jp/
2019年12月4日に公布された改正医薬品医療機器等法(薬機法)において、患者さんに対し「服用期間を通じて、必要な服薬状況の把握や薬学的知見に基づく指導」(以下、服薬フォロー)を行うことが薬局・薬剤師の新たな義務として定められ、2020年9月1日に施行されることが決定しました。これは、厚生労働省が2015年に策定した「患者のための薬局ビジョン」で薬局が目指す姿として示された「対物業務から対人業務へ」の転換を強く推進する改定であり、今後の薬局・薬剤師のあり方に大きな影響を与えるものとして注目を集めています。また、医師が患者さんの服薬情報を把握することは非常に重要であり、薬局・薬剤師には患者さんに対する情報提供のみならず、医師が医薬品を適正に処方するために必要な患者情報の提供を行うことが求められています。
トレーシングレポートはこの情報提供の際に薬剤師が作成する書類であり、調剤報酬上も「服薬情報等提供料」として従来から評価されております。また、令和2年の診療報酬改定において、「地域支援体制加算」の算定要件の1つに「服薬情報等提供料」の数値目標が定められるなど、その重要性が高く認識されております。
本機能のリリースにより、「kakari」は、患者さんの服用期間中の継続的な服薬フォローに加え、処方医・かかりつけ医への情報提供を通した薬物治療の最適化を推進することで、かかりつけ薬局が地域医療の中で果たす役割を強力にサポートしてまいります。
「トレーシングレポート作成支援」機能は、「服薬フォロー支援」機能を通して患者さんから聴取した内容をベースに、トレーシングレポートを簡単に作成できる機能です。kakariアプリで登録された患者さんの情報と服薬フォローにより得られる服薬情報や副作用・体調変化、患者からの訴え等の結果を転記することで、トレーシングレポートを作成する業務負荷を削減し、薬剤師の服薬情報提供にかかる業務の推進をサポートいたします。
今後は、あらかじめ登録した医療機関情報の転記や、病院毎に定められた様式に準拠したトレーシングレポートの作成を支援する機能も順次追加していく予定です。
「kakari」は今後も、患者さんにとって安心・安全な医療を提供するための機能を拡充させていくことで、かかりつけ薬局に求められる対人業務をより一層支援してまいります。
「kakari」は、「いつもの薬局を、あなたの“かかりつけ薬局“に」をコンセプトに、患者さんの「かかりつけ化」を支援するサービスです。薬局と患者さんをつなぐ患者さん向けスマートフォンアプリと薬局向けの薬局システム」から成り、患者さんにとっては薬局をもっと便利で安心して利用できるように、薬局にとっては患者さんのリピーター化(かかりつけ化)につながるよう、以下の機能を提供しています。
① アプリを開くとホーム画面いっぱいに「かかりつけ薬局」を表示
「kakari」は、薬局がかかりつけ薬局となるために、店頭で患者さんに勧めていただくアプリです。患者さんはアプリをダウンロードして、加盟薬局の専用コードを入力するだけ。アプリを開くたびにホーム画面いっぱいにかかりつけ薬局の情報が表示され、すぐにお薬相談や処方せん送信ができます。
② 「服薬フォロー支援」と「お薬相談/CRM」機能で、来局後も患者さんを継続サポート
患者さんへの服薬フォローが、システムでの事前設定だけで、アプリを通じて簡単に実施できます。さらに、患者さんはいつでも薬剤師にチャットでお薬相談ができ、調剤後の薬局による継続サポートを実現します。チャット機能は、イベントのお知らせなど、薬局から患者さんにメッセージを送るCRM機能としても利用いただけます。
③ 「処方せん送信/店頭チェックイン」機能で、待ち時間を解消
患者さんは病院で処方せんをもらったら、アプリを開いてすぐに、簡単な操作でかかりつけ登録をした薬局に「処方せん送信」でき、薬局での待ち時間を削減できます。また、病院からすぐ近くの門前薬局を利用する場合には「店頭チェックイン」機能で、薬の仕上がり時の連絡をアプリで受け取れます。
④ 「電子お薬手帳」機能で、服薬情報を一元管理
患者さんはkakariアプリ、加盟薬局はシステムを通じて患者さんの電子お薬手帳情報を確認することが可能となります。さらに本機能は、公益社団法人日本薬剤師会が提供する電子お薬手帳相互閲覧サービス「e薬Link®」とも連携しており、加盟薬局は患者さんの運営主体が異なる電子お薬手帳情報も確認いただくことができます。
<「kakari」が実現する姿>
薬局の「かかりつけ化」とは、患者さんが薬をもらう調剤薬局を一つに絞ることです。「kakari」は、薬局と患者さんがつながる様々な機能によって、その薬局に通いたくなる立地以外の「利便性」と「安心」を提供することで、患者さんが自らの意思で一つの薬局を「かかりつけ薬局」として選ぶことを実現します。
【メドピア株式会社について】
「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションに、医師12万人(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を運営し、医師の臨床やキャリアを支援。2019年からは薬局・薬剤師向けの支援サービスも提供を開始。グループ全体では、法人向け産業保健支援サービス「first call」や、管理栄養士による食生活コーチングサービス「ダイエットプラス」、特定保健指導など、専門家ネットワークを活かした各種ヘルスケアサービスを展開している。
参照URL:https://medpeer.co.jp/
◆本プレスリリースに関するお問い合わせ先
メドピア株式会社 広報担当
電話:03-4405-4905
メール:pr@medpeer.co.jp
●かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」はこちら:
https://kakari.medpeer.jp/
2019年12月4日に公布された改正医薬品医療機器等法(薬機法)において、患者さんに対し「服用期間を通じて、必要な服薬状況の把握や薬学的知見に基づく指導」(以下、服薬フォロー)を行うことが薬局・薬剤師の新たな義務として定められ、2020年9月1日に施行されることが決定しました。これは、厚生労働省が2015年に策定した「患者のための薬局ビジョン」で薬局が目指す姿として示された「対物業務から対人業務へ」の転換を強く推進する改定であり、今後の薬局・薬剤師のあり方に大きな影響を与えるものとして注目を集めています。また、医師が患者さんの服薬情報を把握することは非常に重要であり、薬局・薬剤師には患者さんに対する情報提供のみならず、医師が医薬品を適正に処方するために必要な患者情報の提供を行うことが求められています。
トレーシングレポートはこの情報提供の際に薬剤師が作成する書類であり、調剤報酬上も「服薬情報等提供料」として従来から評価されております。また、令和2年の診療報酬改定において、「地域支援体制加算」の算定要件の1つに「服薬情報等提供料」の数値目標が定められるなど、その重要性が高く認識されております。
本機能のリリースにより、「kakari」は、患者さんの服用期間中の継続的な服薬フォローに加え、処方医・かかりつけ医への情報提供を通した薬物治療の最適化を推進することで、かかりつけ薬局が地域医療の中で果たす役割を強力にサポートしてまいります。
- 「トレーシングレポート作成支援」機能の概要
「トレーシングレポート作成支援」機能は、「服薬フォロー支援」機能を通して患者さんから聴取した内容をベースに、トレーシングレポートを簡単に作成できる機能です。kakariアプリで登録された患者さんの情報と服薬フォローにより得られる服薬情報や副作用・体調変化、患者からの訴え等の結果を転記することで、トレーシングレポートを作成する業務負荷を削減し、薬剤師の服薬情報提供にかかる業務の推進をサポートいたします。
今後は、あらかじめ登録した医療機関情報の転記や、病院毎に定められた様式に準拠したトレーシングレポートの作成を支援する機能も順次追加していく予定です。
「kakari」は今後も、患者さんにとって安心・安全な医療を提供するための機能を拡充させていくことで、かかりつけ薬局に求められる対人業務をより一層支援してまいります。
- 参考:かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」について
「kakari」は、「いつもの薬局を、あなたの“かかりつけ薬局“に」をコンセプトに、患者さんの「かかりつけ化」を支援するサービスです。薬局と患者さんをつなぐ患者さん向けスマートフォンアプリと薬局向けの薬局システム」から成り、患者さんにとっては薬局をもっと便利で安心して利用できるように、薬局にとっては患者さんのリピーター化(かかりつけ化)につながるよう、以下の機能を提供しています。
① アプリを開くとホーム画面いっぱいに「かかりつけ薬局」を表示
「kakari」は、薬局がかかりつけ薬局となるために、店頭で患者さんに勧めていただくアプリです。患者さんはアプリをダウンロードして、加盟薬局の専用コードを入力するだけ。アプリを開くたびにホーム画面いっぱいにかかりつけ薬局の情報が表示され、すぐにお薬相談や処方せん送信ができます。
② 「服薬フォロー支援」と「お薬相談/CRM」機能で、来局後も患者さんを継続サポート
患者さんへの服薬フォローが、システムでの事前設定だけで、アプリを通じて簡単に実施できます。さらに、患者さんはいつでも薬剤師にチャットでお薬相談ができ、調剤後の薬局による継続サポートを実現します。チャット機能は、イベントのお知らせなど、薬局から患者さんにメッセージを送るCRM機能としても利用いただけます。
③ 「処方せん送信/店頭チェックイン」機能で、待ち時間を解消
患者さんは病院で処方せんをもらったら、アプリを開いてすぐに、簡単な操作でかかりつけ登録をした薬局に「処方せん送信」でき、薬局での待ち時間を削減できます。また、病院からすぐ近くの門前薬局を利用する場合には「店頭チェックイン」機能で、薬の仕上がり時の連絡をアプリで受け取れます。
④ 「電子お薬手帳」機能で、服薬情報を一元管理
患者さんはkakariアプリ、加盟薬局はシステムを通じて患者さんの電子お薬手帳情報を確認することが可能となります。さらに本機能は、公益社団法人日本薬剤師会が提供する電子お薬手帳相互閲覧サービス「e薬Link®」とも連携しており、加盟薬局は患者さんの運営主体が異なる電子お薬手帳情報も確認いただくことができます。
<「kakari」が実現する姿>
薬局の「かかりつけ化」とは、患者さんが薬をもらう調剤薬局を一つに絞ることです。「kakari」は、薬局と患者さんがつながる様々な機能によって、その薬局に通いたくなる立地以外の「利便性」と「安心」を提供することで、患者さんが自らの意思で一つの薬局を「かかりつけ薬局」として選ぶことを実現します。
【メドピア株式会社について】
「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションに、医師12万人(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を運営し、医師の臨床やキャリアを支援。2019年からは薬局・薬剤師向けの支援サービスも提供を開始。グループ全体では、法人向け産業保健支援サービス「first call」や、管理栄養士による食生活コーチングサービス「ダイエットプラス」、特定保健指導など、専門家ネットワークを活かした各種ヘルスケアサービスを展開している。
参照URL:https://medpeer.co.jp/
◆本プレスリリースに関するお問い合わせ先
メドピア株式会社 広報担当
電話:03-4405-4905
メール:pr@medpeer.co.jp
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