老人ホームの相談、7割は「本人」ではなく家族から――対面でしか分からない5つの「親の衰えサイン」|みんなの介護研究所<2026年お盆>

「みんなの介護研究所」は入居相談データを分析し、相談者の約7割が家族からであると明らかにした。お盆の帰省を前に、電話やLINEでは気づけない「親の衰えサイン」5項目をまとめたチェックリストを公表する。

株式会社クーリエ

調査結果のサマリー

・老人ホームの入居相談のうち、相談者と本人の関係が判明しているものの約7割(2024年69.5%・2025年70.4%)が「父母(義理含む)」=家族からの相談で、本人からの相談は1割強にとどまる。

・家族が「代わりに」相談するケースが主流である一方、離れて暮らしていると本人の変化に気づきにくいという構造的なギャップがある。

・電話やLINE等の会話だけでは気づきにくく、対面でしか分からないサインが「気づくきっかけ」になりやすい。

・みんなの介護研究所は、対面でしか気づけないサインを5つに整理した独自チェックリストを作成。

3つ以上当てはまる場合は、様子を見るだけでなく早めの相談を推奨。

※ お盆前後の相談件数そのものの増減は、日数を補正して確認したところ2024年+7.8%・2025年+1.2%と年によって差が大きく、明確な傾向とは言えなかったため、本リリースでは件数の増減ではなく「誰が相談しているか」の構造的な事実を軸にしている。

なぜ「対面でしか気づけないサイン」が重要なのか

■老人ホームの入居相談は、本人が自分で行動するケースよりも、離れて暮らす家族が「代わりに」相談するケースが圧倒的に多い。

相談者と本人の関係が判明している相談のうち、「父母(義理含む)」の比率は2024年8月69.5%・2025年8月70.4%と、2年とも約7割を占めた。一方、「ご本人」からの相談は2024年15.4%・2025年12.4%、配偶者・兄弟姉妹・その他親族等は2024年15.2%・2025年17.2%にとどまる。

※ この構図は、本人の変化に最初に気づくのが本人自身ではなく、たまに顔を合わせる家族であることを意味する。裏を返せば、電話やLINEだけのやり取りでは気づけない変化が、対面の機会(帰省など)まで見過ごされ続けるリスクがあるということでもある。

 帰省でしか気づけない「衰えのサイン」5つ

電話やLINEでの会話は元気に聞こえても、実際に会うと様子が違う――ということは少なくない。みんなの介護研究所は、「電話・オンラインでは分からず、対面でしか気づけないこと」を基準に、帰省時に確認したいサインを5つに整理した。

1. 食事量が減った・体重が落ちた——顔色や体格の変化は、直接会わないと分かりにくい

2. 冷蔵庫や台所の様子——賞味期限切れの食品が増えている、同じものばかり買っている、料理をしていない形跡がある

3. 家の中の様子——掃除が行き届いていない、洗濯物や郵便物が溜まっている

4. 身だしなみの乱れ——入浴の頻度が落ちている、同じ服を着続けている

5. 歩き方・立ち上がり方の変化——一緒に歩く・座る場面があって初めて分かるふらつきや動作の遅さ

※ このチェックリストは診断基準ではない。当てはまる項目があっても、それだけで介護が必要と判断するものではなく、状態を確認するための目安として作成している。

1つでも当てはまる項目がある場合は、様子を見るだけでなく、早めに「みんなの介護」の入居相談員へのご相談を推奨する。

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入居検討時の注意点

サインに気づいても、本人に直接指摘すると「まだ大丈夫」と拒まれることがある。日頃からの会話を重ね、いきなり施設入居の話をするのではなく、まずは体調や困りごとを聞く形から始めることを推奨する。

研究員コメント

老人ホームの入居相談で「本人ではなく家族からの相談が7割」という構図は、介護が本人の自覚よりも先に、周囲の気づきから始まることが多いという実態を示している。

特に離れて暮らす家族の場合、電話やLINEでは声の調子や話す内容までしか分からず、食事量や身の回りの様子といった「見た目」の変化には気づきにくい。今回のチェックリストで挙げた5項目は、いずれも電話では確認できず、対面でなければ判断できない項目に絞って選定した。

お盆の帰省はこうした変化に気づく数少ない機会であり、複数当てはまる場合は「まだ大丈夫」と様子を見るのではなく、地域包括支援センターや老人ホームへの相談を早めに検討してほしい。

【調査概要】

調査実施日:2026年8月7日

調査対象サイト:「みんなの介護」https://www.minnanokaigo.com/

サイト掲載数(TOPページ表示):59,524件

調査対象:2024年8月・2025年8月の「みんなの介護」入居相談データ

調査機関:みんなの介護(株式会社クーリエ)

算出方法:入居相談データのうち相談者と本人の関係性が判明している件数を分母に、「父母(義理含む)」の構成比を年別に算出。お盆前後の件数増減は、期間の日数(お盆前9日・お盆期間7日・お盆明け15日)で1日あたりの件数に補正した上で比較した。チェックリスト5項目は、相談データに衰えの具体的詳細を示すカテゴリ分類がなかったため、統計的な頻度順位ではなく「対面でなければ気づけない事象」という基準に基づき研究所が定性的に選定した。

出典:みんなの介護(株式会社クーリエ)と明記いただければ、本リリースの内容は自由に引用・転載いただけます。
※主要な老人ホーム検索サイトを対象に掲載施設数の調査を行った結果、みんなの介護がNo.1を獲得しました。

【掲載施設数に関する調査概要】

調査タイトル:老人ホーム検索サービスにおける掲載施設数No.1の立証調査;2026年版

調査期間:2026年5月14日~5月22日

調査機関:TFCO株式会社

調査対象サイト:みんなの介護、LIFULL介護、さがしっくす、やさしい介護、安心介護紹介センター、いい介護、ケアスル介護、みんかい

調査手法:調査対象サイトの公式ホームページおよび公開資料を用いたデスクリサーチ

集計方法:調査期間中に確認できた各都道府県別の掲載施設数を収集・集計(訪問介護事業所を除外したうえで積み上げ集計)

株式会社クーリエについて

株式会社クーリエでは、「きちんとした情報があれば、人はもっと良い選択ができる」という考えのもと、「確かな価値を多くの人へ」という企業理念を掲げ、デジタルプラットフォームビジネスを展開し、新たな価値創造を追求しています。

展開事業

介護情報の総合ポータルサイト「みんなの介護」 https://www.minnanokaigo.com/

介護の人材採用メディア「みんジョブ」https://minjob.com/

連載コンテンツ「みんなの介護ニュース」 https://www.minnanokaigo.com/news/

介護福祉士・ケアマネ試験対策ツール「ケアスタディ」 https://job.minnanokaigo.com/carestudy/

介護スタッフ広場「みんなの介護コミュニティ」 https://community.minnanokaigo.com/

会社概要

社名:株式会社クーリエ

所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー9階

代表者:代表取締役 安田 大作

コーポレートサイト:https://www.courier.jpn.com/

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株式会社クーリエ

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー9F
電話番号
03-6831-4570
代表者名
安田大作
上場
未上場
資本金
-
設立
2011年04月