【子育て中の意外にお金がかかるものランキング】パパママ498人アンケート調査
子育て中にお金がかかるものに関する意識調査
株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、子育て中のパパママ498人を対象に「子育て中にお金がかかるものに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
子育てには何かとお金がかかるものです。今後パパママになる人も「子育てにはお金がかかりそうだな」と漠然と考えているのではないでしょうか。
ただ子育てにかかる費用には、プレパパ・ママたちが想定しなかったような「意外にお金がかかるもの」も。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するBiz Hits Career blog( https://bizhits.sixcore.jp/ )は、子育て中のパパママ498人に「子育て中にお金がかかるもの」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、ファイナンシャルプランナーの加藤梨里氏よりご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「Biz Hits Career blog」の公式サイトURL( https://bizhits.sixcore.jp/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:子育て中のパパママ
調査期間:2025年4月7日~21日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:498人(女性403人/男性95人)
回答者の年代:20代 11.6%/30代 50.5%/40代 27.3%/50代以上 10.6%
【調査結果サマリー】
・子育て中に意外にお金がかかるもの1位は「普段着」
・金額を知ってびっくりした子ども関連の出費は「スタジオフォト撮影」
・お金をかけて良かったと思える子ども関連の出費は「旅行」
子育て中に意外にお金がかかるもの1位は「普段着」

子育て中のパパママ498人に「子育て中に意外にお金がかかるもの」を聞いたところ、1位は「普段着(33.3%)」でした。2位「靴(22.9%)」、3位「おむつ(18.5%)」が続きます。
子育て中に意外とお金がかかるものには「頻繁に買い替えるもの」「消耗品」「教育関連」の3パターンがランクインしています。
<1位 普段着>
・衣類が一番お金かかるなと思いました。すぐ汚れるしサイズアウトもするので、今の時期は1年ごとに買い替えてます(20代 女性)
・すぐにサイズアウトする服です。成長が早く、数ヶ月で着られなくなることもしばしば。とくに季節ごとのアウターは毎年買い替えで、意外に出費がかさみました(50代以上 男性)
普段着にかかる費用が意外に高くなる理由は、「頻繁にサイズアウトする」「すぐ汚れる」などの理由で、買い替えが多くなるからです。
また「子ども服は小さいから安い」と考えていたものの、買いに行ってみて「意外に高いな」と感じた人もいました。実際、素材やブランドにこだわると、子ども服でも大人と同じくらいの値段がすることもあります。
<2位 靴>
・靴がすぐにサイズが合わなくなる。またはすぐにボロボロになって買い替えることが多い。最初はブランドの靴にしていましたが、安くて丈夫なものに変えました(30代 男性)
・スポーツもしているため、3ヶ月に1回のペースで買い替えている(40代 女性)
靴も服と同様に、子どもの成長によって頻繁にサイズアウトします。「外遊び」「走る」「体育の授業」など運動量も多いため、消耗が激しく、汚れたり破けたりしやすいのも特徴です。
学校や保育園では「上履き」が必要で、習い事などでスポーツをしている場合は競技用の靴が追加で必要になることも。メーカーやブランドにこだわると、子ども用でも意外に値が張ります。
<3位 おむつ>
・おむつ代です。サイズや種類にもよりますが、2,000円前後のものがほとんどです。ネットでセールを狙ってまとめ買いをしています(30代 女性)
・卒業が遅いと意外にランニングコストがかかるものだと思いました(40代 女性)
赤ちゃん期には、おむつは毎日使用する消耗品です。赤ちゃんのお尻を清潔に保とうと思うとケチケチできず、1日に何枚も使うことになり、出費がかさみます。
トイレトレーニングが順調に進まず、思ったよりも長くおむつを利用していたことで、意外に出費がかさんだというケースもありました。
<4位 習い事>
・子ども3人で、習い事だけで月10万円以上かかっています(30代 女性)
・スイミングを習わせています。月謝以外にも、すぐ「サイズアウトする水着や道具」「大会への出場料」「遠征費用」など、本当にお金がかかると思いました(40代 女性)
習い事費用は「ある程度金額がかかるだろう」と覚悟している人も多いでしょう。しかし覚悟はしていても、実際には月謝だけでなく、「道具」「ユニフォーム」「大会や発表会の費用」「遠征費」などの周辺費用もかかります。
習い事によっては初期費用が高いことも。お子さんが多いご家庭では、習い事費用が大きな負担になっていることが伺えました。
<5位 食費>
・離乳食をはじめて保育園などに入るタイミングで、大人でも普段食べない食材を使うのが大変。売ってないし、意外に高い(30代 女性)
・赤ちゃんだからそれほどかからないと思っていたら、しっかりお金がかかっていて驚いた(50代以上 男性)
食費に関しては、「赤ちゃんのうちはあまりかからないだろう」という先入観があります。しかし離乳食が始まると、「少量ずついろんな食材を食べさせて、慣れさせる」といった必要があり、意外に費用がかかることも。
お子さんが大きくなってくると食べる量が増えたり、「交際費としてのおやつ代」に悩むパパママも増えてきます。
<6位 学習塾>
・子どもの成績が心配で個別指導塾に通わせました。夏期講習は通常の5倍ほどの費用がかかり驚きました。春季や冬季講習、年1回の施設維持費もあり、想像以上に出費がかさみました(40代 女性)
・子どもが2人いて、希望の高校や大学に進学させたいと思うと、かなりの塾代がかかります(50代以上 女性)
学習塾については、習い事同様に「ある程度の費用はかかる」と覚悟している人が多いと考えられます。にも拘わらず「意外に高い」と感じらるのは、「春季・夏季・冬季講習」「施設維持費」「教材費」などが、月々の費用とは別に発生するケースが少なくないからです。
また「ハイレベルな授業を行う塾・予備校」や「合格実績が高く人気の講師がいる塾・予備校」などでは、月々の費用そのものが高くなることも少なくありません。
<7位 ミルク>
・職場復帰と私(母)の睡眠時間確保のため完全ミルクで育てたが、こんなに粉ミルク代がかかるとは思わなかった(30代 女性)
・1人目は完全母乳。2~3人目は双子だったため母乳とミルクの混合だったけど、粉ミルクの消費が早くてお金がかかったと思う(30代 女性)
完全ミルク育児や双子の場合は消費量も増え、ミルクにかかる費用も大きくなります。とくに「母乳育児を想定していた人」「1人目は母乳で育てた人」は、ミルク代が予想外の出費と感じるようです。
金額を知ってびっくりした子ども関連の出費は「スタジオフォト撮影」

「金額を知ってびっくりした子ども関連の出費」の1位は「スタジオフォト撮影(30.1%)」でした。
2位「制服(21.3%)」、3位「ランドセル(18.9%)」が続きます。
スタジオフォトやランドセルなどは、子育てをするまで値段を意識することが少ないものでもあります。
自分自身が小さい頃にスタジオフォト撮影をしたりランドセルを買ってもらったりしていても、値段は知らされないことが多いため、「こんなに高かったんだ」とびっくりする人も多いようです。
<1位 スタジオフォト撮影>
・先日七五三の撮影で8万円使いました。2人分とはいえ高い!セットは不要なオプションがついていたりして高額です。でも単品だと割高。難しいけど、今しか残せない写真なので仕方ない(30代 女性)
・成人式の着物のレンタル料と、スタジオで撮影した写真代です(50代以上 男性)
スタジオフォトは「お宮参り」「誕生日」「七五三」「成人式」など、人生の節目で利用されます。きれいな衣装をレンタルしてプロが撮影してくれるので、ハイクオリティな写真を残せますが、費用の高さに驚く声が多くなりました。
<2位 制服>
・私立の幼稚園だったので「制服」「帽子」「靴」「鞄」がすべて指定で、すごい出費になった(40代 女性)
・制服代と部活のユニフォーム代。公立校なのであまりかからないだろうと思っていましたが、予想外にかかりました(40代 女性)
制服代は、私立はもちろん公立でも高額になります。
制服だけではなく、体操服・ジャージ・鞄・靴・靴下などが指定の学校や園も多いため、一式揃えることになり、金額に驚いた人も。
中古制服店などもありますが、制服や体操服は「安いところを探す」という行動が基本的に難しいものでもあります。
<3位 ランドセル>
・高いと10万近くするものもあるので、とてもびっくりしました(30代 女性)
・一番安くても5万程度(40代 男性)
ランドセルの相場は5万円程度で、高いと10万円程度になるので、入学準備費用の中でもかなり負担になります。
「親世代のときより高い」「長子に比べて、第二子・第三子のランドセルが高くなっている」と、ランドセルの価格が昔に比べて高くなっていると感じている人もいます。
<4位 習い事>
・ピアノの教本代が学費より高かった。新体操のユニフォーム・衣装代とボール・道具などの代金が、学費3ヶ月分だった(40代 女性)
・少年団の遠征宿泊費。長期の休みごとに泊りがけの遠征があり、「バス代」「宿泊代」「小遣い」など諸々必要で、2泊3日でかなりの額がかかりました(40代 男性)
習い事の「教材費」「道具代」「衣装代」「発表会・大会の参加費」「遠征費」などが高額で、びっくりした人が多くなっています。
月謝は公式サイトなどで調べて心づもりができるものの、上記のような「たまに発生する費用」が高額だと、びっくりしてしまいますね。予想外の出費に驚かないように、「通年でどれくらいの費用が発生するのか」を調べておく必要がありそうです。
<5位 修学旅行>
・学校の研修旅行が、国内や韓国でも24万円すること(50代以上 女性)
・小学校の修学旅行代です。数万円単位で、内容に対して「こんなにかかるの?」と驚きました(50代以上 男性)
学校生活の一大イベントである修学旅行についても、「高い!」と感じた人が多くなっています。
修学旅行が一般的な旅行に比べて高くなる理由は、「人数が多い」「格安ツアーを使えない」などです。
<同率5位 学習塾>
・中学受験の塾は4年生でも1ヶ月8万円くらい。卒業するまでに200万くらいはかかると思います(40代 女性)
・塾の春季講習や夏期講習。中学・高校と年次が上がるにつれて、100万円くらい平気でかかるので(50代以上 女性)
意外なほど塾の費用が高く、驚いた人も多くなっています。とくに長期休暇中の講習にかかる費用は高額で、なんと100万円近くの出費になるというご家庭も。
「志望校に合格してほしい」「苦手分野をしっかり克服してほしい」と思うほど、予算オーバーでも費用を削りにくくなってしまいます。
<7位 保育料>
・認可外保育園・幼稚園の費用が月5~15万円(30代 男性)
・3歳未満、市立保育園以外の保育園料(40代 女性)
保育料には負担軽減制度があるものの、制度の枠外にある認可外保育園などの場合は、保育料がかなり高くなることも。「認可保育園に入れなかった」「勤務日時の関係上、認可外を探すしかない」という人にとっては、痛い出費です。
また基本的に無償化対象となるのは3歳児以上なので、乳児クラスから保育園に預けている場合には、「意外に保育料がかかる」と感じた人も多いと考えられます。
お金をかけて良かったと思える子ども関連の出費は「旅行」

「お金をかけて良かったと思える子ども関連の出費」を聞いたところ、1位は「旅行(26.1%)」でした。2位「習い事(23.3%)」、3位「レジャー(17.5%)」が続きます。
・一緒に出かけてくれるのも僅かな期間なので、思い出に残るから(40代 女性)
・普段の生活では味わえない体験や景色に触れることで、子どもの視野が広がり、感性も育つと感じたからです。家族の絆も深まりました(50代以上 男性)
・学校以外にも居場所があるのはいい。先生との相性もあるけど、褒めてくれるのは自己肯定感にもつながっていると思います(40代 女性)
・「スイミング」「習字」「ピアノ」などの習い事。子どもが自分からやりたいと言った習い事を、約束通り投げ出さずに長く続けられたことで、忍耐強くなった気がします(50代以上 女性)
・子どもとの思い出になること。また子ども自身の体験・経験が自信に変わり、生きていく中で自分の道を見つけてくれる助けになると思ってくれるなら、素直にお金をかけて良かったと思えます(30代 男性)
・子どもが行きたいところや興味をもちそうなところへのお出かけ。楽しみながら知識を得て、自分から進んで調べたり追究したりするようになったから(40代 女性)
アンケート結果から、「体験型」「思い出重視型」の支出を重視している傾向が読み取れます。
「旅行」「レジャー」など、「今しかできない経験をさせたい」「家族での思い出を大切にしたい」という願いが強いのですね。「経験や成長を促す支出」に満足感を感じていると言えます。
まとめ
意外にお金がかかるものとしては、消耗品や買い替えの頻度が高いものが挙げられました。子ども服やおむつなどはひとつひとつの値段は安くても、何度も買っていると意外に支出がかさむからです。
一方、かけて良かったと感じやすい支出は、家族の思い出づくりや子どもの成長につながる支出です。
「子どもにいい環境を与えたい」「やりたいことは全部やらせてあげたい」と思っても、子育てにかけられる予算は、現実的には限られています。上限はある中でも、子どもの笑顔や成長を楽しみに、重要だと感じるところでは惜しまず支出しているご家庭も多いことがわかりました。
▽加藤梨里氏の考察
子育てを始めると、大人だけの生活では考えられなかったさまざまな出費がかかります。
習い事や塾などの教育費は高額になることがありますが、「お金がかかる」というイメージは一般的にも強いので、ある程度は想定していた人もいるかもしれません。
それに比べると、ひんぱんに買い替えが必要になる普段着や靴などにかかる出費の大きさは、子どもの活発さや成長の早さと同じくらい、親御さんにとって想像以上の驚きだったのではないでしょうか。
一方で、「お宮参り」「誕生日」「七五三」「成人式」などのスタジオフォトや旅行はまとまった金額がかかるものの、子どもがいる今だからこその、かけがえのない思い出にもなりますね。
子育て中のお金の出入りは、子どもの成長に伴って大幅に変動します。また、子育てとの両立のために働き方を変えるなどで、収入が変化することもありえます。お子さんと親御さん両方のライフプランを見据えて、上手に家計管理をしていきたいですね。
▽監修者紹介

加藤梨里
ファイナンシャルプランナー(CFP®)、健康経営エキスパートアドバイザー
保険会社、信託銀行、ファイナンシャルプランナー会社を経て2014年に独立。専門は保険、ライフプラン、資産運用など。慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科修士課程修了。健康増進や介護予防の観点からのライフプランの考え方、健康管理を兼ねた家計管理、健康経営に関わるコンサルティングも行う。著書に『世帯年収1000万円(新潮社)』『ガッツリ貯まる貯金レシピ(主婦と生活社)』等。
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■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : 求人情報サイト・WEBメディアの運営・コンサルティング
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