夫婦観、保守的なのは女性の方?非協力的な夫に不満を感じても家事・育児は「やっぱり妻が」と考えがちだった

~理想の夫と妻のあり方とは。夫は稼いで子供と遊び、妻は料理上手で掃除が得意~

タメニー株式会社

Vol.90 QOM総研 「理想の夫・妻」に関するアンケート調査
 成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(証券コード:東証マザーズ6181、本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤茂、http://www.p-a.jp/、以下パートナーエージェント)は、25~39歳の男女2,200人に対し「理想の夫・妻」に関するアンケート調査を実施いたしました。

 



<調査背景>
 女性の社会進出により、「夫は外で働き、妻は専業主婦として家庭を守る」という夫婦のあり方から「夫婦共に働いて家事・育児も協力する」というあり方に変化しつつあります。
 ただ、実際に保育園が足りなくなるほど働きに出る女性は増えていますが、同時に「夫が家事・育児に協力しない」など、働きながら家事・育児をしている女性の方から不満の声があがることも多くなっているように感じます。
 果たして20~30代の男性・女性は、家庭での夫と妻の役割分担について、どのように考えているのでしょうか。8月7日の『パートナーの日』を前に、「男性にとっての理想の夫、女性にとっての理想の妻」をテーマに、調査してみました。

<調査結果サマリ>
  • 男性にとっての理想の夫とは?家計を維持できる収入を稼ぎ(55.3%)、休日には子供と遊ぶ(44.3%)
  • 女性にとっての理想の妻とは?毎日おいしい食事を作って(74.9%)、家をきれいにしている(70.4%)
  • 女性の3人に1人は「夫は外で働き、妻は家庭を守る」のが理想と考えている
  • 夫が専業主夫になってもいい?女性の4人に1人が「そう思わない」
  • 「夫の方が妻よりも年収が高いのが普通」だと思っている女性は62.6%



■男性にとっての理想の夫とは?家計を維持できる収入を稼ぎ(55.3%)、休日には子供と遊ぶ(44.3%)
  • Q.あなたの考える理想の夫について教えてください。(n=2,200)※必須回答・複数回答可
  • Q. 現在のあなた自身について教えてください。(n=男性416、女性540)※必須回答・複数回答可

 まずは男性から見た「理想の夫」像を、女性から見た「理想の夫」像と比較してみました。
 男女共に「家計を維持できる収入を稼ぐ」(男性:55.3%、女性:80.7%)がトップとなりました。続いて「子供と休日に遊ぶ」(男性:44.3%、女性:61.5%)、「子供の日常の世話をする」(男性:35.6%、女性:58.5%)、「子供の学校や習い事の面倒を見る」(男性:21.5%、女性:32.6%)と、2~4位は子育て関連の項目が並んでいます。



 理想に対して、現実の評価はどうなっているのでしょうか。「結婚している」と回答した男性416人に自身の評価について、また「結婚している」と回答した女性540人に夫の評価について、それぞれ答えてもらい結果を比較しました。
 男性回答者が考える理想と現実の評価を比較すると、「家計を維持できる収入を稼ぐ」(理想:55.3%、現実:56.7%)、「子供と休日に遊ぶ」(理想:44.3%、現実:41.1%)、「子供の日常の世話をする」(理想:35.6%、現実:30.8%)と上位3位の順序は変わらず。理想と現実の評価のギャップも大きくなく、女性回答者(妻)から見た評価とも大差ありませんでした。
 ただ、理想では4位だった「子供の学校や習い事の面倒をみる」(理想:21.5%、現実:12.0%)が8位と大きく順位を下げています。




■女性にとっての理想の妻とは?毎日おいしい食事を作って(74.9%)、家をきれいにしている(70.4%)
  • Q.あなたの考える理想の妻について教えてください。(n=2,200)※必須回答・複数回答可
  • Q. 現在のあなた自身について教えてください。(n=女性540、男性416)※必須回答・複数回答可

​ 次に女性から見た「理想の妻」像を、男性から見た「理想の妻」像と比較してみました。
 男女共に「毎日おいしい食事を作る」(女性:74.9%、男性:49.5%)が最も高い結果となっています。2位の「いつも家の中をきれいに片付けている」(女性:70.4%、男性:44.9%)や、3位の「子供の日常の世話をする」(女性:68.1%、男性:47.9%)よりも、「毎日食事を作る」のが理想の妻だと女性は考えているようです。



 さらに前項と同様に、理想と現実の評価を比較してみました。
 女性の自分自身の評価では「子供の日常の世話をする」(女性:54.8%、男性:43.3%)がトップですが、男性回答者の目線からは「毎日おいしい食事を作る」(女性:51.7%、男性:50.0%)を評価する人の方が多くなっています。
 妻の役割については理想でも現実でも料理・掃除・育児に関する項目が上位を占めており、キャリア・収入に関する項目はいずれも下位に集中しました。




■女性の3人に1人は、「夫は外で働き、妻は家庭を守る」のが理想と考えている
  • Q.あなたの考える理想の夫・妻の分担について教えてください。(n=540)※必須回答

 続いて、理想とする夫や妻の役割分担について、現在結婚生活を送っている既婚者はどう考えているのか聞いてみました。
 男女共に「夫婦共働きで、家事育児もできるだけ対等に分担する」が44.4%でトップでした。続く2位はこちらも男女共に「夫は外で働き、妻は家庭を守る」(男性:26.3%、女性:33.0%)となっています。



■夫が専業主夫になってもいい?女性の4人に1人が「そう思わない」
  • Q.夫と妻の役割分担について、あなたの考えを教えてください。(n=540)※必須回答

 夫と妻の結婚生活における役割分担について、さらにいくつか既婚者に質問してみました。
 「家計が維持できれば夫が仕事を辞めて専業主夫になっても良い」との質問に対して、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した人は男性で51.5%、女性で49.6%でした。
 「どちらかといえばそう思わない」「そう思わない」と回答した男性が17.1%であるのに対し、女性は25.2%でした。


 さらに「妻のほうが年収が高い場合は夫が家事育児を負担する方が良い」「仕事が忙しくても夫も妻と同等に料理や掃除をする方が良い」「妻も夫と同等に自分自身のキャリアや社会的地位を持ったほうが良い」といった考え方で、いずれも“そう思う”が“そう思わない”を上回る結果になりましたが、「どちらかといえばそう思わない」「そう思わない」と回答した人は男性が15.2%であるのに対し、女性は19.6%でした。

 


 ただ、ここまでの4つの考え方に関して、概ね男性の方が女性よりも“そう思う”と回答する傾向がある一方、 “そう思わない”と回答したのは男性よりも女性の方が多くなりました。女性の方が男性よりも、保守的な家庭観を持っているのかもしれません。



■「夫の方が妻よりも年収が高いのが普通」だと思っている女性は62.6%
  • Q.夫と妻の役割分担について、あなたの考えを教えてください。(n=540)※必須回答

 「共働きでも夫の方が年収が高いのが一般的だと思う」という質問に対しては、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」という回答が男性が47.0%であったのに対し、女性は62.6%でした。


 同じく「料理や掃除は女性の方が向いているので主に妻が担当した方が良い」(男性:33.0%、女性:34.8%)、「父母会やPTA活動は周りがそうしているので妻が参加した方が良い」(男性:25.9%、女性:28.1%)、「共働きでも子供が熱を出したら妻が仕事を休んだ方が良い」(男性:30.0%、女性:37.4%)といった家事や育児は女性の仕事であるとする考え方は、いずれの質問でも男性より女性の方が“そう思う”と答える傾向にあることが分かりました。

 



 このように理想の夫・妻について調査することによって、実は男性よりも女性の方が「夫は外で働き、妻は家庭を守る」という保守的な考えであることがうかがえるデータが集まりました。
 また、妻が思っている以上に夫は家事・育児を妻だけの仕事とは考えておらず、さらに家庭内の役割分担に不満を感じているはずの妻自身が「家事・育児は妻の仕事」であると考える向きがあるようです。
 まずは家庭内の役割分担について、もう1度夫婦でよく話し合って見直してみてはいかがでしょうか。そうすることが「夫が家事・育児に協力しない」という不満解消、理想の夫婦へと近づく第一歩になるかもしれません。


調査方法:インターネット調査
調査対象:25~39歳男女 2,200名
調査期間:2017年7月7~10日

調査対象:結婚していると回答した25~39歳男女 540名
調査期間:2017年7月12日


[株式会社パートナーエージェント 会社概要]
商 号:株式会社パートナーエージェント
証券コード:東証マザーズ6181
代 表 者:代表取締役社長 佐藤 茂
創 業:2006 年 9 月
所 在 地:東京都品川区大崎1丁目20-3
イマス大崎ビル4階

U R L:
パートナーエージェント http://www.p-a.jp/

事業内容:
1.結婚相手の紹介、相談
2.交際、結婚に関する調査研究
3.イベント、旅行の企画・運営
4.生命保険、損害保険代理店
5.挙式、披露宴の企画・斡旋
6.カウンセリング、各種セミナー運営
7.会員誌、その他出版
8.Webサイト、Webコミュニティの企画・運営
9.託児所及び保育所の経営、事務所内外の保育の受託業務 

~代表メッセージ~
現代は、結婚しにくい時代と言われています。
仲人やお見合いなどの社会的な出会いの場が減少し、結婚をしたくても機会に恵まれない多くの独身者がいます。
当社は、もっと信頼できる結婚情報サービスを目指して設立されました。
従来の結婚相談のサービスを見直し、結婚を望む顧客へ高い成果を提供することで多くのお客様の支持をいただいてきました。
これからも、1年以内の結婚を支援するエージェントとして未婚・晩婚を解決する社会の実現へ貢献してまいります。



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※ 記事などで取り上げていただけた際は、お時間ございましたらmegumi-hirata@p-a.jp宛てにご一報いただけると幸甚に存じます。



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2006年09月