すべての人にAIを:Salesforce、AIの世界で成功を目指す人々を支援するため、無料のAIトレーニングやオフィススペースを提供
本社にポップアップのAIセンターを開設するほか、日本にもAIトレーニングセンターを展開予定、地域社会や従業員のための学びの場を提供
2025年まで無料の実践的なコースと認定プログラムを提供、未来の仕事を担う人材育成に5,000万ドル以上を投資
※本記事は2024年9月17日に米国で公開されたAI for All: Salesforce Provides Free AI Training, Dedicates Office Space to Help Anyone Succeed in an AI Worldの抄訳です。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。
米国Salesforce(以下、Salesforce)は、誰でも利用可能な無償のAIトレーニングを提供し、スキルアップの機会を拡充する計画を発表しました。2025年末まで、自社の無料オンライン学習プラットフォーム「Trailhead」を通じて、質の高いAI(英語)コースとAI認定プログラムを無償で提供します。この活動を支援するため、サンフランシスコ本社に新たなスペースを開設し、対面でのコミュニティ向けAIトレーニングコースを提供するポップアップのAIセンターや、従業員がAIツールやAIエージェントに関連するスキルを向上するための専用フロアを設けます。この新しい取り組みは、就業者のスキルアップの支援や、拡大するAIのスキルギャップの解決を目的としており、Salesforceはこの取り組みに5,000万ドル以上を投資します。
Slackの調査(英語)によると、過去6カ月で急速なAIツールの導入を求める経営幹部は7倍に増加しており、現在ではインフレや経済全般を上回る重要課題となっています。しかし、同じ調査では、就業者の3分の2以上がまだ職場でAIテクノロジーを使用しておらず、効果的なAI活用に必要なトレーニングを受けていると感じる就業者はわずか15%に過ぎないことも示されています。
Salesforceのプレジデント兼 最高執行責任者(COO)であるブライアン・ミルハム(Brian Millham)は、次のように述べています。「AIとAIエージェントの登場は、私たちの時代における最大の技術変革を意味し、人々の働き方に大きな変革をもたらすでしょう。この新たなAI時代で成功するためには、すべての人が必要なスキルを確実に身につけることが重要です」
実践的なAIトレーニングで就労者のリスキリングを支援する施設を提供
Salesforceは、世界各地のオフィスでAIのトレーニングスペースを提供開始しています。今年6月、ロンドンに初のAIセンター(英語)を開設し、2025年にはサンフランシスコ本社に新たなポップアップのAIセンターを開設予定です。また、東京、シカゴ、シドニーなど世界の主要拠点にもトレーニングセンターを展開する計画です。これらの物理的なスペースでは、Trailhead(英語)を通じた対面式のコースが提供されるほか、業界の専門家、パートナー、顧客が集まり、AIのイノベーションを促進し、早急にスキルアップする機会を提供します。
AIトレーニングへのアクセスを拡大
Salesforceはこれまでに、インストラクターによる質の高いトレーニングや履歴書に記載できるような認定プログラムを通じて、数十万人ものビジネスパーソンの技術スキル向上を支援してきましたが、今回の新たな取り組みにより、さらに10万人の学習者にリーチし、すべてのTrailblazer(英語)がAgentblazer(英語)になれるよう支援したいと考えています。
質の高いコンテンツに加え、Trailheadでは最近、AIに特化したスキルトレーニング(英語)を拡充し、AIの基礎、倫理的なAIの活用、プロンプト作成(英語)などを学べる無料のオンラインコースを追加しました。2023年6月以来、従業員、求職者、学習者が260万個以上のAIやデータに関するバッジを獲得し、必要なスキルを習得してます。
信頼性の高いAIを活用し、従業員72,000人のスキルを向上
Salesforceは、従業員72,000人のスキルアップを支援するため、四半期ごとにグローバルでAIラーニングデーを実施し、最新のAIイノベーションに実践的に触れる機会を提供しています。これには、サービス、セールス、マーケティング、コマースにおける従業員の日常業務を自律的に処理するAIエージェント「Agentforce(英語)」も含まれ、業務効率や顧客満足度の向上を目指します。また、サンフランシスコ本社にAIナレッジセンター(予定)と呼ばれるフロアを設け、世界中の従業員に没入型の学習体験を提供する計画です。
これまでにSalesforceは、世界中の従業員がAIを活用してより有意義な仕事に集中できるよう、100以上のAI搭載ツールやテクノロジーを展開してきました。現在、従業員はTrailheadを活用して、AIやエージェントを業務に活用する方法を学んでおり、Trailheadで獲得された260万件のAIとデータに関するバッジのうち、約40%はSalesforce従業員によるものです。また、自社製品の最初の利用者として、数千人の従業員がAgentforceを使用して反復作業を自動化し、より効率的かつ迅速に業務を行っています。対話型インターフェースで情報を検索、要約、アイデアを生み出すSlack AIを2月にの導入して以来、過去6か月でSalesforceの従業員は約300万時間の業務時間を削減しています。
Salesforceのプレジデント 兼 最高人材活用責任者(CPO:Chief People Officer)であるナタリー・スカルディーノ(Nathalie Scardino)は次のように述べています。「他の技術革新と同様に、AIは働き方を変革し、新たな雇用や機会を創出します。そして、すでにその変化が始まっています。雇用主として、従業員がこれらの新しい役割で成功するために必要なスキルを習得できるよう、研修の機会を提供することは私たちの責任です。Salesforceは常に変革のプラットフォームであり続け、当社のコアバリュー(大切にする価値観)に基づいて、テクノロジー、スペース、人材を活用し、全ての人を前進させるために全力を尽くします」
詳細情報:
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Agentforceの詳細は、こちら(英語) 。
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Agentforce Launchpadについては、こちら(英語)。
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Salesforce AI Centersの詳細は、こちら(英語)。
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Salesforce の教育への取り組みについては、こちら。
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Trailheadは、こちら。
Salesforceについて
Salesforceは、あらゆる規模の企業が AI時代に向けてビジネスを再構築できるよう支援します。Salesforceの信頼性の高いプラットフォームであるAgentforceを利用することで、企業は人とAIエージェントをつなぎ、AI、データ、アクションを原動力としてビジネスを成功に導くことができます。詳細は salesforce.com/jp をご覧ください。
Salesforceでは、日本向けの最新情報をとりまとめた「ニュース&インサイト」を開設しました。詳細は、salesforce.com/jp/news/ をご覧ください。
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