台湾映画が再び快挙!《サリー》練建宏監督が大阪アジアン映画祭「来るべき才能賞」受賞
第19回大阪アジアン映画祭の授賞式が3月10日開催され、映画《サリー》の練建宏監督が「来るべき才能賞(Most Promising Talent Award)」および「ABCテレビ賞」をW受賞。日本の国際映画祭における台湾映画への注目度と評価の高さを示した。
台湾文化センターセンター長王淑芳は、台湾文化省大臣史哲を代表して受賞者の練建宏監督に祝福の言葉を送り、「《サリー》が日本全国で上映され、多くの国際映画祭で台湾映画の代表として今後の活躍を期待している」と述べた。
今回の映画祭では、台湾から《サリー》と《トラブル・ガール》の2作がコンペティション部門にノミネートされ、台湾映画に対する期待の高さが伺える。《サリー》が受賞した「来るべき才能賞」は、審査委員会が今回のコンペティション映画で最も才能豊かで将来性のあるアジア映画監督に授与される賞であり、「ABCテレビ賞」は日本の朝日テレビが最も優れたエンターテインメント性を有すると評価した作品に贈られる賞。《サリー》は今後同局で放送される予定で、より多くの日本人に台湾の映画を知ってもらうきっかけとなる。
台湾文化センターと大阪アジアン映画祭は、台湾映画特集企画「台湾:電影ルネッサンス2024」を共催し、台湾映画《BIG》、《トラブル・ガール》、《春行》、《サリー》、《馬語》、《ちょっとだけ逃げてもいい?》、《1905年の冬<デジタルリマスター版>》を幅広く上映し、ゲスト座談会を開催した。デジタルリマスター版を除くすべての監督が来日し、台湾映画の魅力をアピールした。また、3月7日に開催されたイベント「TAIWAN NIGHT」では、《サリー》を上映。映画祭関係者によれば、各上映イベントともほぼ満席に近い盛り上がりとなった。
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