ヴィッセル神戸を“勇者”に見立て、神戸の街とトモニ歩んだ“30年間の冒険”を成功と挫折の軌跡で追体験できるRPG型リアルイベント「VISSEL QUEST」山川哲史選手体験レポート

クラブ創設30周年の軌跡を振り返り、新シーズンへの意気込みは「ACLE優勝」

ヴィッセル神戸

2025年12月24日 19時24分

　楽天ヴィッセル神戸株式会社（本社：兵庫県神戸市中央区代表取締役社長：千布勇気以下「ヴィッセル神戸」）は、クラブ創設30周年の締めくくりとして、2025年12月24日（水）～2026年1月16日（金）の期間限定で、神戸・三宮センター街1丁目商店街（以下、三宮センター街1丁目）にてRPG型リアルイベント「VISSEL QUEST」を開催しています。

　初日となる12月24日（水）には、ヴィッセル神戸U-15・U-18の生え抜き選手であり、今シーズンは主将を務め、「2025Ｊリーグ優秀選手賞」を受賞した山川哲史選手が、「VISSEL QUEST」を体験しました。当日は、クラブの歴史と自身のキャリアを重ね合わせ、幼少期の記憶や当時の状況、プロとして加入する前の視点、そして加入後に味わった成功と葛藤を一つひとつ語りながら、ヴィッセル神戸の軌跡を再確認し、来シーズンへの気持ちを高めるひとときとなりました。

（左）絵馬で来シーズンの抱負を語る山川選手　（右）VISSEL QUESTを体験する山川選手

＜ヴィッセル神戸「VISSEL QUEST」体験レポート＞

ヴィッセル神戸30周年企画「VISSEL QUEST」に参加した山川哲史選手は、三宮センター街1丁目の全長約270mに貼られた31年分の出来事を表現したRPGマスや、クラブの歴史を辿る展示を体験しながら、自身がまだ生まれていなかった時代から現在に至るまで、クラブとともに歩んできた記憶を一つひとつ語りました。

今回の体験を通じて山川選手は、知らなかった歴史を知り、懐かしい選手たちの姿を改めて目にしたことで、「自分もヴィッセル神戸とともに成長してきた」という実感が湧いたという。印象的だった年として、2017年はポドルスキ加入のニュースに胸を躍らせたが、大学生で練習に参加した際に“世界レベル”を目の当たりにし、その実力に衝撃を受けたことや、イニエスタの象徴的なゴールにレジェンドだと感じたことなどを語りました。

クラブ史上初のＪ1優勝を果たした2023年は、全長2.4mの優勝記念ロゴを眺めながら「歴史が動いた瞬間。優勝が決まったときの景色を今でも鮮明に覚えています」と優勝時の歓喜を思い返しました。さらに翌2024年も優勝を遂げ、2連覇を達成。「多くの人の期待があったため、2連覇を決めた瞬間は嬉しいよりも“ホッとした”気持ちの方が大きかったと思います」と当時の正直な心境を明かしました。

震災とともに歩んだクラブの30年の歴史に対しては、生まれていなかった自身の立場から、「実感しにくい部分もあるが、中学生の頃からヴィッセル神戸に関わってきた自分にとって、震災とクラブの歴史は切っても切り離せない存在。支えてくれた多くの方々への感謝を忘れず、結果で恩返ししたいです」と語りました。

今シーズンについては「悔しいことも多かったが、チーム全員でどうすべきかを話し続けた時間が成長につながった」と振り返り、シーズンオフは下半身強化を中心に自身の課題改善に取り組む。「シーズン中は強化が難しいので、今の時期にしっかりベースを作ろうとトレーニングに取り組んでいます」と来シーズンの更なる活躍に向け意欲を見せました。

そして来シーズンの抱負として約1ｍの巨大絵馬に掲げたのは、迷いのない「ACLE優勝」。

「クラブとしての悲願でもあり、何度も悔しい思いをしてきたので、今年こそタイトルをつかみたいです。来シーズンは新しい監督のもと、新しいヴィッセルになるため、まず自分がしっかりチームにフィットし、切磋琢磨しながらチーム力も引き上げていきたいと思っています」と強い決意を語りました。最後に支えてくれる地域・ファンへの思いとして、「ヴィッセル神戸が大好きで、できる限りこのクラブで戦い続けたいと思っています。これからもトモニ歴史を積み重ねていきたいです」と熱いメッセージを届けました。

■ 「VISSEL QUEST 」実施内容

神戸の街とトモニ歩んだ“30年間の冒険”を追体験する「RPGマス」

三宮センター街1丁目の入口から生田筋にかけた全長約270mに、ヴィッセル神戸を勇者に見立て、神戸の街とトモニ歩んだ30年間の冒険（出来事）をRPGマスとしてストーリーを展開。

1995年にチームが創設し、チーム初練習初日に発生した阪神・淡路大震災を乗り越えてのＪリーグ昇格、2000年代には日本人スター選手の加入や、まさかＪ２への降格、1年でのＪ1復帰、2010年代では、創設15年目に2度目のＪ２降格や、海外スター選手たちの加入、天皇杯初制覇、2020年代では、ACLEベスト4や、悲願のＪ1初優勝、Ｊ1連覇と天皇杯優勝の2冠達成など、成功と挫折を重ねながら歩んだ軌跡を追体験できます。