川久ミュージアム アーティスト後藤那月による個展「ひそやかにいる|Indwelling」を開催
川久ミュージアム(和歌山県)は、2026年4月17日(金)から5月31日(日)まで、アーティスト後藤那月による展覧会「ひそやかにいる|Indwelling」を開催いたします。

川久ミュージアムでは、2026年4月17日(金)から5月31日(日)まで、アーティスト後藤那月による展覧会「ひそやかにいる|Indwelling」を開催致します。
開催にあたり、後藤は昨年から何度か熊野に滞在し、海沿いや山の奥を歩くなかで、その土地の気配を、身体の奥深くまで沁み渡らせました。
「ひそやかにいる|Indwelling」は、熊野に潜む〈気配〉について問いかけます。
鑑賞者のなかに気配が浸透するとき、目に映る風景と私たちの内に宿る心情が重なり、どちらが主体なのか判然としない、神秘的な体験となります。
本展は、紀南アートウィークがディレクション、キュレーションを担当します。
■ 展覧会概要
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展覧会名:『ひそやかにいる|Indwelling』
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アーティスト:後藤那月
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会期:2026年4月17日(金)〜5月31日(日)
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会場:川久ミュージアム
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所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町3745
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料 金:川久ミュージアム入場料¥1,000
※白浜町民の方は川久ミュージアム入場無料
(白浜町民と確認できるもの(運転免許等)をご持参ください)
※障がい者手帳をお持ちの方は川久ミュージアム入場無料 -
主 催:川久ミュージアム
ディレクション / キュレーション:紀南アートウィーク実行委員会
協 力:アウラ現代藝術振興財団、Artport株式会社
■ 展覧会について
本展では、川久ミュージアムの持つ独自の建築空間を舞台に、作品と空間が緩やかに溶け合う構成が試みられます。鑑賞者は空間を歩む中で、視覚だけでなく身体感覚を通じて、そこに「ひそやかに在るもの」と出会う体験へと導かれます。
制作の背景には、アーティスト後藤那月の一貫した姿勢があります。
後藤は、自らの肉体を通して、精神を媒介とし、対象物の輪郭に触れようと試みます。
対象が内包してきた風景や温度、時間の蓄積、気配すら内在化し、その存在の視座に身を寄せるのです。
作品は情景を纏い、鑑賞者の記憶にそっと触れながら、静かな領域へと導きます。
躍動的で華やかな印象をもつ川久ミュージアムですが、本展で浮かび上がる〈気配〉に身を委ねるとき、その奥に秘められた静謐な美しさにも触れていただけるのではないでしょうか。
■ タイトル「ひそやかにいる|Indwelling」について
〈ひそやかにいる |Indwelling〉
本展では、奥という概念を端緒として、私たちに潜在する風景に触れるための空間を立ち上げる。奥とは、特定の地点に固定された場所ではなく、ある瞬間において、偶然の均衡として私たちの前に現れる。私たちの内に眠る風景と、奥とを結びつけるのは、その全貌が明らかになるかもしれないという”予感”なのではないだろうか。
しかし、山道も奥にたどり着いたと思えばその先があり、洞窟の最奥も刻一刻と削られ、その形は絶えず変えられていく。おそらく奥は流動的で、その全貌を掴むことはできないのだろう。むしろ、その絶え間ない変容のなかに、それは息づいているのではないか。
ここでは、奥を具体的に定義せず、それが生じ得る可能性の一端を提示する。作品を介して、変容し続ける事象と居合わせたとき、私たちはその連続する時間軸から離れた、ある「とき」に立ち会うことになる。その一瞬の重なりを通じて、私たちは自らの内にひそむ、未だみぬ風景に触れることができるのかもしれない。
後藤那月(ステートメントより一部抜粋)
■ 見どころ
・川久ミュージアムの建築空間を活かしたインスタレーション
・熊野の「気配」をテーマにした新作群を発表
・視覚だけでなく身体感覚に訴える没入型展示
【展示作品一部ご紹介】 展示場所 / 《作品名》








photo by 下田学
川久ミュージアム公式インスタグラムに作品写真多数掲載中
instgram:@ museum_kawakyu
【アーティスト】

後藤那月 Natsuki Gotoh
2001年 秋田県生まれ
2024年 秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻 卒業
自らの生活と地続きにある土地を渡り、歩くことを続けている。ある場において瞬間的に出会う気配や風景、それらと呼応するように揺さぶられる感覚、さらには人に深く潜在する普遍的な心象との関係性を模索している。
▼主な展覧会
2022年「息の緒の通い路」(秋田,新屋NINO)
2023年「NOWHERE “Where Do We Come From”」(東京,YAU STUDIO)
2023年「星影のたもと,うたは渡るる」(秋田,新屋NINO)
2024年「そして再び訪れて、また」(京都,HAPS HOUSE)
instgram @natsukigotoh
▼過去の作品




■ 川久ミュージアムについて
川久ミュージアムは、独自の建築美と空間性を活かし、現代アートの新たな体験を提示する場として活動しています。和歌山にゆかりの現代アーティストをメインに、国内外のアーティストと協働し、作品と空間が交差する展示を通じて、鑑賞のあり方そのものを更新することを目指しています。
■ホテル川久(川久ミュージアム)のご紹介


1989年、日本がバブル絶頂期に始動された「世界の数寄屋」を作るプロジェクト「ホテル川久」。建築家永田祐三氏が監修し、中国、ヨーロッパ、イスラム、日本と、世界各地の匠の技術を融合させた同ホテルは、総工費400億に上り、延床面積2万6000平米、建設期間は2年を費やしました。
外壁を飾るのは、中国の紫禁城にのみ使用を許された鮮やかな「老中黄」の瑠璃瓦。館内は、イタリアの職人によって敷き詰められた緻密なローマンモザイクタイルの床や、フランス人間国宝ゴアール氏の手による壮大な22.5金の金箔ドーム天井に加えて、ロビーの壁面には、メトロポリタン美術館の鑑定で2世紀頃のシリアの鹿と豹のビザンチンモザイク画が埋め込まれており、野外には、イギリスの彫刻家バリー・フラナガンによる幅6メートルものうさぎのブロンズ像など、美術的価値の高いアーティストを世界中から招集し造られた夢の建築です。左官職人・久住章が主宰する「花咲団」による疑似大理石でつくり上げた1本1億円の26本の柱や土佐漆喰で仕上げたホテルエントランスの大庇ほか、陶芸家・加藤元男による信長塀や陶板焼きのタイル壁、煉瓦職人・高山彦八郎による煉瓦模様など、日本人の匠も数多く参加しています。世界中の技術や文化を組み合わせたような建築は、全ての作品の調和とれている摩訶不思議な空間となっています。
また館内には、創業当時オーナーが世界中から買い付けたオーナーズコレクションとして、中国清代前期の七宝焼きや陶器、ダリ、シャガール、横山大観などの作品も展示されております。
1993年には、優れた建築作品と設計者に贈られる「村野藤吾賞」を受賞。そして2020年に金箔表面積でギネス世界記録™に認定されました。そんな建築とアートの融合体であるホテル川久がその歴史価値の保存と伝承を目的とし、2020年川久ミュージアムとしてオープンいたしました。
会 場:川久ミュージアム(ホテル川久)
住 所:和歌山県西牟婁郡白浜町3745
電話番号:0739-42-2662
開館時間:10:30〜18:00(最終入場は閉館30分前まで)
料 金:一般 1,000円/高大生 800円/中学生以下無料(学生証の提示が必要)
《会社概要》
社 名:Karakami HOTELS&RESORTS株式会社
事業内容:リゾートホテル・ビジネスホテル・貸会議室経営・美術館事業
本社所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目16番5号 宮益坂プレイス渋谷10階
設 立:1953年12月9日
資本金:5,000万円
ウェブサイト:https://www.karakami-kankou.co.jp/
〈本件に関するお問い合わせ〉
Karakami HOTELS&RESORTS(株)広報担当 金沢
TEL:011-222-5032
E-mail:t-kanazawa@karakami-kankou.co.jp
※不在の場合は 080-7696-0486(携帯電話)までご連絡ください。
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