第57回星雲賞【日本短編部門】を宮澤伊織「ときときチャンネル ない天気作ってみた」が受賞、【海外長編部門】をR・F・クァン『バベル』、アレステア・レナルズ『反転領域』がダブル受賞しました!
史上初、東京創元社の刊行物が星雲賞の一部門を同時受賞の快挙!

本日6月1日に第57回星雲賞の受賞作が発表されました。
【日本短編部門】を宮澤伊織「ときときチャンネル ない天気作ってみた」(創元日本SF叢書『ときときチャンネル ない天気作ってみた』所収)が受賞、【海外長編部門】をR・F・クァン『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史』(古沢嘉通訳、海外文学セレクション)とアレステア・レナルズ『反転領域』(中原尚哉訳、創元SF文庫)が同時受賞しました。
東京創元社の作品が星雲賞の一部門を同時受賞するのは史上初の快挙となります!
星雲賞は、毎年開催される日本SF大会の参加者の投票によって決定されます。【日本長編部門】【日本短編部門】【海外長編部門】【海外短編部門】【メディア部門】【コミック部門】【アート部門】【ノンフィクション部門】【自由部門】の九つに分かれており、日本で最も古く長い歴史を持っているSFの賞です。

【内容紹介】
マッドサイエンティスト多田羅未貴(たたら・みき)の発明を配信サービス《ときときチャンネル》で紹介する十時(ととき)さくら。収益化条件の登録者数五〇〇人を達成したけれど、チャンネル存続の危機に直面!? 電気をDIYして、天気を操作して、ブラックホールで筋トレも!
WEBコミックマガジン〈電撃コミックレグルス〉で漫画版連載中!(漫画:とこみち/キャラクター原案:めばち)。全編配信口調と視聴者コメントで語られる、配信者SF第二弾。
【著者紹介】
宮澤伊織(みやざわ・いおり)
秋田県出身。2011年『僕の魔剣が、うるさい件について』でデビュー。15年、「神々の歩法」で第6回創元SF短編賞を受賞。17年より刊行されている〈裏世界ピクニック〉シリーズはコミック化、アニメ化もされ人気を博す。23年刊行の『ときときチャンネル 宇宙飲んでみた』は『SFが読みたい! 2024年版』の「ベストSF2023 国内篇」第3位となる。他の著作に『ウは宇宙ヤバイのウ!』『そいねドリーマー』などがある。
【収録書籍情報】
ときときチャンネル ない天気作ってみた
著者:宮澤伊織
レーベル:創元日本SF叢書
判型:四六判仮フランス装
ページ数:264ページ
初版:2023年10月31日
ISBN:978-4-488-02107-8
Cコード:C0093
定価:2090円(税込)
装画:めばち
装幀:伸童舎
収録作品:
「電気DIYしたら気持ち悪いことになった」
「ない天気作ってみた」
「高次元で収益化してみた」
「ブラックホールで手首鍛えてみた」
「宇宙からの荒らしとバトってみた」


【内容紹介】
銀と、ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法によって、大英帝国が世界の覇権を握る19世紀。英語とは大きく異なる言語を求めて広東(カントン)から連れてこられた中国人少年ロビンは、オックスフォード大学の王立翻訳研究所、通称バベルの新入生となり、言語のエキスパートになるための厳しい訓練を受ける。だが一方で、学内には大英帝国に叛旗を翻す秘密結社があった。言語の力を巡る本格ファンタジー。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。『SFが読みたい!2026年版』ベストSF海外篇2025第1位。
【著訳者紹介】
R・F・クァン(R. F. Kuang)
1996年中国・広東省広州市生まれ。4歳の頃にアメリカに移住。ケンブリッジ大学で中国研究の修士号を、オックスフォード大学で現代中国研究の修士号を取得。2018年のデビュー長編The Poppy Warでコンプトン・クルック賞を受賞。2022年の長編『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史』でネビュラ賞長編部門とローカス賞ファンタジー長編部門を受賞。同書は2024年の中国・華語科幻星雲賞翻訳部門、百万釣魚城科幻大賞国際小説部門も受賞した(陳陽訳)。
古沢嘉通(ふるさわ・よしみち)
1958年北海道生まれ。大阪外国語大学デンマーク語科卒。訳書にR・F ・クァン『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史』、コナリー『迷宮』、ケン・リュウ『紙の動物園』他多数。
【書籍情報】
バベル オックスフォード翻訳家革命秘史(上・下)
著者:R・F・クァン
訳者:古沢嘉通
レーベル:海外文学セレクション
判型:四六判上製
ページ数:上巻468ページ/下巻326ページ
初版:2025年2月14日
ISBN:上巻978-4-488-01691-3/下巻978-4-488-01692-0
Cコード:C0097
定価:上巻3300円/下巻2750円(税込)
装画:影山徹
装幀:岩郷重力+W.I

【内容紹介】
時は19世紀。外科医サイラスが乗船する小型帆船デメテル号は、ノルウェー沿岸の極地探検にむかっていた。目的地のフィヨルドには、古代に建造された未知の大建築物があるという。ついに現地に到達した探検隊一行が目的の建築物を発見したとき、予想だにしなかった事態が起こる……読者の予測を鮮やかに反転させる、超絶展開の傑作SF! 2023年ローカス賞、ドラゴン賞候補作。『SFが読みたい!2026年版』ベストSF海外篇2025第2位。
【著訳者紹介】
アレステア・レナルズ(Alastair Reynolds)
1966年イギリス・ウェールズ地方生まれ、在住。セント・アンドリューズ大学で天文学の博士号を取得。1990年に小説家デビューし、《レヴェレーション・スペース》シリーズに属する長編『カズムシティ』で2002年英国SF協会賞を受賞。短編「ウェザー」「ジーマ・ブルー」で2008年と2021年の星雲賞海外短編部門を受賞。
中原尚哉(なかはら・なおや)
1964年生まれ。東京都立大学人文学部英米文学科卒。訳書にヴィンジ『遠き神々の炎』『星の涯の空』ほか多数。2021年、ウェルズ『マーダーボット・ダイアリー』で第7回日本翻訳大賞を受賞。
【書籍情報】
反転領域
著者:アレステア・レナルズ
訳者:中原尚哉
レーベル:創元SF文庫
判型:文庫判
ページ数:414ページ
初版:2025年7月11日
ISBN:978-4-488-62711-9
Cコード:C0197
定価:1650円(税込)
装画:加藤直之
装幀:岩郷重力+W.I
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