齋藤孝が実践する! 繊細な人やHSP(とても敏感な人)のための「鈍感になる練習」
『鈍感になる練習』
著者:齋藤 孝
定価1540円(本体1400円+税10%)
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世の中には、とても敏感な人や繊細な人が多くいます。
最近ではHSP (Highly Sensitive Person)と呼ばれ、統計的には5人に1人があてはまるそうです。
「いつも他人の目を気にしている」、「先のことを考えすぎて不安」、「空気を読みすぎて疲れる」。
あなたも、そうかもしれません。
また、コロナ禍のもと、敏感過ぎるために、外に出ることも人に会うことにも臆病になっている人は少なくありません。
しかし、日常のちょっとした習慣や考え方を変えるだけで、心がスーッと軽くなり、ストレスは消えていきます。それが“鈍感になる練習"です。
鈍感力を上げれば、「気にしない」「考えすぎない」でラクに生きることができるのです。
「相手に合わせなくていい」「自分をよく見せようとしない」「何も気づかないふりをする」「きっと誰かがやってくれる」――そう考えるだけでも、人間関係や職場でのストレスをためず、前に進むことができます。
本書では、繊細で敏感な人に向けて、あえて“鈍感"になる心のトレーニングを教えます。
【敏感度テスト】
次の24の問いに「YES」か「NO」でお答えください。少しでも思いあたれば「YES」、全然思いあたらない、あまり思いあたらなければ「NO」でお答えください。
□ リモコンは整然と並んでいないと気になる
□ ついエゴサーチをしてしまう
□ 周囲の人の髪形や服装の変化にすぐ気づく
□ 他人の気分に左右されやすい
□ 失敗を引きずりがちだ
□ テストで最後の問題に行きつかないことがある
□ 映画や音楽、美術に感動しやすいタイプだ
□ 遅刻は絶対にしたくないし、 しない
□ 自分の性格はポジティブよりネガティブかも
□ いつも良心的でありたいと思っている
□ 一度思い込むと修正がなかなかきかない
□ 空想や妄想するのが好きだ
□ 騒音にイライラする
□ アドバイスされるのはあまり好きではない
□ 些細なことでも驚きやすい
□ いろいろなことを頼まれるとパニックになる
□ カラオケは好きではない、どちらかというと苦手
□ 友人からの相談をよく受ける
□ 愚痴を言う人の気がしれない、愚痴を聞くのもイヤ
□ 身の回りで変化があると、気持ちが高ぶる
□ 雑談が多い人とは、あまり話したくない
□ サプライズのある人生より、平凡な人生がいい
□ 人前では緊張して、うまく話せない
□ 幼いころ 「シャイ」「恥ずかしがり屋」といわれた
「YES」が過半数の12を超えたあなたは、「感じすぎ」「考えすぎ」なことが多く、心も体も疲れているかもしれません。ぜひ、次のことを心掛けてみてください。きっとラクになれますよ。
“鈍感力”を上げるトレーニング
■人に合わせすぎず、いい加減がちょうどいい
■みんなに「自分をよく見せよう」としない
■相手が不機嫌なら、気づかないふりをする
■他人から褒められなくてもいい
■心配ごとは、思っているほど起こらない
■人の欠点を探さない、自分の欠点も探さない
■期待しなければ、がっかりしない
■自分がやらなくても、誰かがやってくれる
■ディフェンスしないで、上手に甘えてみる
■他人事は心配しても仕方ない
■完璧を求めず、60点主義から始める ほか
イラスト/上田惣子
<著者紹介>
◆齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞、シリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくった。『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)、『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)などベストセラー多数。著書発行部数は1000万部を超える。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。コメンテーターとしてもテレビ出演多数。
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