日本の世界遺産検索ランキング【姫路城】AI時代の検索行動で見る、料金改定後の「白鷺城」への国際的関心
アウンコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:信太 明、東証スタンダード:2459)は、AIマーケティング*、グローバルマーケティング**などのマーケティング事業を展開しています。
この度、日本の世界文化遺産である「姫路城」について、世界各国・地域を対象に関心動向調査***を行いましたので、その結果をお知らせいたします。
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*** 今回の調査における各検索キーワードのランキングは、2025年4月~2026年3月までのGoogleキーワードプランナーによる推定検索数を参考指標として集計したものです。
■白漆喰の城郭美と保存性が評価された世界文化遺産
姫路城は、1993年に奈良の法隆寺とともに日本で初めて世界文化遺産に登録された、日本を代表する城郭のひとつです。白漆喰の大天守が青空に映える姿から、「白鷺城(しらさぎじょう)」の愛称でも知られています。17世紀初頭の城郭建築が良好に保存されている点や、日本独自の防御構造を示す城郭としての価値、木造建築としての美的完成度などが評価されており、日本の歴史文化を象徴する観光資源として、国内外から関心を集めています。*1
■検索意図から読む「姫路城」への関心
本調査では、世界32カ国・地域で「姫路城」に関連するキーワードを厳選し、国・地域別に集計した検索数の結果となります。
調査の結果、検索上位5カ国・地域は、アメリカ、台湾、オーストラリア、イギリス、カナダの順とな りました。各国・地域の検索背景には、観光情報に加えて、歴史・文化的背景への関心が反映されていることがうかがえます。
1位のアメリカでは、年間を通じて高い検索数がみられ、特に2025年11月に検索数が最多となりました。アメリカでは「姫路城」に加え、「白鷺城」も大きく検索されており、正式名称だけでなく、姫路城の愛称でも一定の認知が広がっていることが読み取れます。11月の検索増加については、秋の紅葉シーズンへの関心に加え、年末年始や翌年の旅行計画に向けた情報収集が始まる時期と重なったことが背景にあると考えられます。
2位の台湾では、2026年3月に検索数が最多となりました。台湾では、姫路城そのものに加えて、好古園、圓教寺、グルメ、桜、チケット関連など、訪問前の具体的な行動につながる検索が確認できます。3月の検索増加は、春の桜シーズンに向けた旅行計画や、同月に実施された姫路城の料金改定に伴うチケット・料金情報の確認と重なった可能性があります。

■「白鷺城」は「姫路城」の約75%、愛称にも広がる海外認知
今回の調査で検索数上位となったキーワードを見ると、「姫路城」「白鷺城」といった名称検索に加え、「好古園」「書写山」などの観光地、「チケット」「内部」「桜」など、訪問前の情報収集につながるワードが並びました。
最も検索数が多かった「姫路城」は、世界文化遺産としての認知の入り口となるキーワードです。次いで検索数が多かった「白鷺城」は、姫路城の白漆喰の外観に由来する愛称です。「白鷺城」の検索数は「姫路城」の約75%にあたり、正式名称だけでなく、愛称による認知も海外の検索行動に表れているとみられます。
また、「好古園」は姫路城に隣接する日本庭園であり、姫路城観光と組み合わせて検討されやすいスポットです。さらに、「書写山」「圓教寺」「書写山 ロープウェイ」といったキーワードも検索されており、姫路城を起点に、周辺の文化資源や体験型観光へ関心が広がっている様子が読み取れます。書写山圓教寺は、映画『ラストサムライ』の撮影地の一つとしても知られており*2、海外からの関心につながる要素のひとつです。
一方で、チケットや内部見学、桜に関する検索もあり、訪問前の情報収集や季節に応じた訪問意向も確認できます。
これらの検索行動から、姫路城・白鷺城による名称認知、姫路城周辺の回遊、チケット・内部見学・桜といった訪問前準備という流れが見えてきます。姫路城が単なる観光地名としてだけでなく、景観、歴史、周辺文化、実際の訪問条件を含めて検索されている点が特徴です。

■料金改定後、チケット・料金情報への関心が高まる
姫路城では、保存・継承を目的として2026年3月1日より入城料(縦覧料)が改定されました。改定後は、一般(18歳以上)2,500円に対して、姫路市民(18歳以上)1,000円および18歳未満は無料となっています。また、姫路城・好古園共通券や年間縦覧券の料金もあわせて見直されています。*1
今回の検索データでは、改定月である2026年3月に、チケット・料金関連キーワードの検索数が前月比で約1.7倍に増加しました。料金改定をきっかけに、訪問前に料金やチケット購入方法を確認する動きが強まった可能性があります。
本レポートの完全版を、アウンコンサルティングウェブサイトに掲載しています。ぜひご覧ください。
■調査概要
【調査主旨】
姫路城(世界文化遺産)に関する検索動向調査
【調査要綱】
・対象国・地域:OECD加盟主要国を中心にアウンコンサルティングにて抽出した世界32カ国・地域
- 北欧4カ国:フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク
- 湾岸協力会議(GCC)6カ国:サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン
・対象キーワード:アウンコンサルティングが厳選した姫路城関連の主要キーワード
・調査対象時期:2025年4月〜2026年3月
・分析項目:国・地域別の検索ボリュームおよびランキング
・調査方法:Googleキーワードプランナーを用いた国・地域別の検索データ集計、関係機関による統計・報道資料を基にアウンコンサルティングが独自分析
【出典】
*1 姫路市
「世界文化遺産・国宝姫路城」 , 2021年6月16日
https://www.city.himeji.lg.jp/castle/0000007744.html
「3月1日以降の姫路城縦覧料等について」, 2026年2月28日
https://www.city.himeji.lg.jp/castle/0000030746.html
*2 公益社団法人ひょうご観光本部 , 「『ラストサムライ』にも登場!姫路の書写山圓教寺」
https://www.hyogo-tourism.jp/feature/detail_105.html
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