Green Carbon株式会社、インド・アーメダバード拠点のExcellent Enfab Incorporationと提携し高完全性産業規模バイオ炭カーボン除去事業の大規模展開に向け事業基盤を構築

新設2拠点のプラントで約18万tの二酸化炭素除去(CDR)クレジット創出及びIsometric認証取得を目指す

グリーンカーボン

ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(グリーンカーボン))は、インド・アーメダバードを拠点とし、豊富な実績を持つバイオ炭プラントメーカーExcellent Enfab Incorporation(パートナー:Nilesh Sheth、以下「Excellent Enfab」)との提携を発表しました。本提携により、インドのグジャラート州および西ベンガル州において、新たなバイオ炭カーボン除去(BCR)プロジェクト(以下「本プロジェクト)を開始します。

本プロジェクトでは、花の茎や落花生の殻といった地域由来の農業残渣に加え竹などの林業残渣を原料に、高耐久型バイオ炭へと転換し、厳格なIsometric(※1)スタンダードの認証取得を目指し、少なくとも10年間にわたり年間約18,000tの二酸化炭素除去(CDR)(※2)クレジットの創出を計画しています。

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◆ 本連携の背景

Green Carbonは、南アジアを中心にネイチャーベースド・ソリューションのポートフォリオを急速に拡大しています。現在10カ国で40件以上のプロジェクトを開発しており、インドにおける本プロジェクトは、同社のバイオ炭事業の拡大を意味します。

本提携のもと、Excellent Enfabは産業用熱分解プラントの設計・製造における長年の専門知識を活かし、50TPD(※3)規模の設備の建設および運営を担います。一方、Green Carbonはプロジェクト管理、農家との連携、高完全性CDRクレジットの創出および販売を主導します。

生成されたバイオ炭および木酢液は農地へ施用され、循環型経済への貢献と地域の土壌健康の改善にも寄与します。


◆ 気候および農業課題への対応

本プロジェクトは、インドが直面する最も深刻な課題の1つである「土壌劣化」と「農業由来の温室効果ガス排出」という2つの問題に直接的に取り組むものです。国内平均の土壌有機炭素(SOC)含有率は過去70年間で1%から0.3%へと大幅に低下(※4)しており、深刻な水準にある中、バイオ炭を農地に施用することで1000年以上にわたる長期的な炭素固定を実現するとともに、劣化した土壌の回復、保水性の向上、作物生産性の向上を通じて地域農家の収益性改善に貢献します。


高信頼性及びスケーラビリティへの取り組み

本プロジェクトは、高い信頼性を持つ炭素市場への提供を目的として開発されており、科学的厳密性と透明性の高いdMRV(デジタルによる測定・報告・検証)を実現するisometricスタンダードに準拠しています。本プラントは2026年第2四半期の商業運転開始を予定しており、Green Carbonの中長期戦略における重要な中核事業の1つです。同社のポートフォリオには、インド、ベトナム、タイにおける追加バイオ炭プラントの建設計画や、ナグプールでのバイオリファイナリー(※5)事業も含まれています。こうしたモジュール型かつ拡張可能な事業モデルは、迅速な展開を可能とする設計となっており、2030年までに南アジア全域で年間30万トン(tCO₂e)の炭素除去を実現するという同社の目標達成を後押しするものです。

関係者コメント

Green Carbon株式会社:妹尾聖人(COO)

インドはスケーラブルな炭素除去を展開する上で極めて重要な地域です。

熱分解技術分野のリーディング企業であるExcellent En-fab Incorporationと連携し、アフマダーバードで本プロジェクトを開始できることを大変嬉しく思います。この日量50トン規模のプラントはあくまで第一歩に過ぎません。

今後は、isometricやPuro.earthといった認証機関により高品質な基準で登録された複数のプラントを南アジア各地に展開し、2030年までにメガトン規模のCDR創出を実現するとともに、地域農業コミュニティの持続的発展を支援していきます。

Excellent Enfab Incorporation:ニレシュ・シェス(パートナー)

この画期的なバイオ炭プロジェクトにおいて、Green Carbonと協業できることを誇りに思います。当社の使命は常に高品質で信頼性が高く、かつコスト効率に優れた産業ソリューションを提供することにあります。

本プロジェクトは、農業廃棄物の熱分解技術に関する当社の知見を活かし、地元であるグジャラート州における重大な環境課題の解決に貢献するものです。農業残渣を農家と気候の双方にとって価値ある資源へと展開していきます。


※1:Isometric
Isometricは、高い信頼性を備えたカーボンリムーバル市場のために構築された主要な炭素除去登録及び基準機関である。バイオ炭による炭素除去などのプロジェクトに対し、技術基準の策定や承認を行う認証機関。Isometricスタンダードは科学的厳密性を重視している点を特徴とし、1000年以上の永続性を持つ長期的な炭素貯留を確保するとともに、透明性の高いdMRV(デジタルによる測定・報告・検証)を通じてその効果を検証している。

 

※2:CDR

二酸化炭素除去(Carbon Dioxide Removal:CDR)とは、温室効果ガス(GHG)排出削減のための手段の一つであり、大気中のCO₂を人為的に回収し、地下貯留層、海洋環境、あるいはコンクリート製品などに恒久的に貯蔵する活動を指す。

 

※3:TPD=Tons Per Day

1日あたりの処理能力を示す単位

※4:土壌有機炭素(SOC)含有率は過去70年間で1%から0.3%へと大幅に低下

参照:https://www.business-standard.com/article/current-affairs/soil-organic-carbon-content-fell-from-1-to-0-3-in-70-years-in-india-nraa-122032600305_1.html

※5:バイオファイナリー

植物や廃棄物などの再生可能な生物資源(バイオマス)を原料に、微生物や酵素の力で燃料、化学品、プラスチックなどを製造する技術・産業体系のこと。石油に依存しないカーボンニュートラルな生産プロセスとして、環境負荷低減と循環型社会の構築に貢献する技術として期待されている


◆Green Carbon 株式会社

代表者   :代表取締役 大北 潤

所在地   :東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F

設立    :2019年12月12日

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業

URL    : https://green-carbon.co.jp/

◆Green Carbon事業紹介

Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。

事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。


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会社概要

Green Carbon株式会社

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URL
http://green-carbon.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
電話番号
080-7307-8597
代表者名
大北潤
上場
未上場
資本金
8億529万円
設立
2019年12月