【最新オフィスマーケットレポート発表】オフィス空室率 2ヵ月連続で小幅に低下

募集賃料 横ばい傾向が続く

三幸エステート株式会社

三幸エステート株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:武井重夫)は、2024年2月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル※1のマーケットデータをまとめた「オフィスマーケット2024年3月号」を公表します。
※1:大規模ビル=1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※調査時点:2024年2月末現在および各年12月31日時点


※本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます https://www.sanko-e.co.jp/data/




  • 東京都心5区 大規模ビル 空室率&潜在空室率

空室率 2ヵ月連続で小幅に低下 5%台目前で推移
空室率は前月比マイナス0.05ポイントの4.86%となった。2ヵ月連続で低下したものの小幅な動きに止まっており、空室率は5%台目前で推移している。本社移転等により比較的大口の空室が消化されたことに加え、複数の大規模ビルが高稼働で竣工している。潜在空室率は前月比マイナス0.18ポイントの7.42%となり、空室率同様に前月から低下した。

<空室率&潜在空室率>



  • 東京都心5区 大規模ビル 募集賃料&募集面積

募集賃料 横ばい傾向が続く 28,000円/坪前後での小幅な動き
募集賃料は前月からわずかに上昇したが、2022年1月以降は小幅な動きが続き、28,000円/坪前後での横ばい傾向で推移している。引き続き、リーシング活動が長期化しているビルや大口の募集床を抱えるビルでは、テナント誘致を目的に賃貸条件の見直しやキャンペーンが実施されている。

<募集賃料&募集面積>


東京都心5区 大規模ビル 成約面積(四半期)
リーシング活動は拡大傾向が継続
成約面積はリーシング活動の活発度を表す指標である。直近2023年第4四半期は前年同期とほぼ同水準となったものの、2023年の年間の成約面積は約47万坪と2022年を上回った。成約面積は対前年比で3年連続のプラスを記録し、コロナ禍前の2019年の水準を回復した。リーシング活動は拡大傾向が継続している。

<成約面積(四半期)>




  • アナリストの視点

成約面積が前年比プラスとなった背景には、建築中ビルでの成約が前年より増加したことが挙げられる。経済活動の活発化に加え、大量供給がオフィス需要を刺激している。一方で、昨年の20万坪超の供給量に対しては期待された程の成約面積ではなく、今後、需要がより一層活発化するか注目される。(市場調査部 今関豊和・津田宏美)



  • 6大都市 空室率 募集賃料(大規模ビル)

<空室率の推移(6大都市 大規模ビル)>



<募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)>






三幸エステートHP:https://www.sanko-e.co.jp/


三幸エステート株式会社について
三幸エステート株式会社(1977年5月17日設立)は、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしています。最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、オフィスに関するあらゆるニーズに幅広くお応えしています。

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会社概要

三幸エステート株式会社

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URL
https://www.sanko-e.co.jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都中央区銀座4-6-1 銀座三和ビル
電話番号
03-3564-8089
代表者名
武井 重夫
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1977年05月