史上初の女性狂言師が舞う。和泉流宗家『第31回 和泉姉妹の会 和泉淳子舞台50年・三宅藤九郎継承35年記念キックオフ公演』上演決定。カンフェティでチケット発売。
狂言 和泉流宗家による、2022年 女性狂言師50年祝賀『第31回 和泉姉妹の会 和泉淳子舞台50年・三宅藤九郎継承35年記念キックオフ公演 〜和泉采明「三番叟」披キ 和泉慶子「千歳」披キ〜』が2021年8月31日(火)に国立能楽堂(東京都渋谷区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。
カンフェティで6月20日(日)より発売開始中
http://confetti-web.com/izumishimainokai31
公式ホームページ
https://www.tokuro.com/
女性狂言師について
平成元年(1989年)、和泉淳子が二十歳を迎え、和泉淳子の史上初女性狂言師誕生記念・和泉祥子の十世三宅藤九郎襲名披露公演を国立能楽堂で開催しました。
和泉流には女人禁制の決まりはありません。男性・女性という以前の「子供」として、子方の必要な狂言に幼少時のみ出演していた女性はこれまでにもあるのですが、その後も修行を続け大人のプロとして活動した女性、つまり成人した女性のプロ狂言師は、狂言600年の歴史上、この時初めて誕生したのです。
そして今、和泉淳子・三宅藤九郎に続き次世代の女性狂言師たちがプロとしての道を歩んでいます。女性狂言師はブームではなく、その歴史を、狂言の歴史とともに、未来へ繋ぎます。
■演目
「三番叟」
三番叟 和泉采明
千歳 和泉慶子
笛 熊本俊太郎(森田流)
小鼓 幸清次郎(幸清流宗家)
幸 正昭(幸清流)
野中正和(幸清流)
大鼓 内田輝幸(葛野流)
三カ国語狂言「引敷聟」
聟 三宅藤九郎
舅 和泉淳子
教え手 和泉元彌
太郎冠者 和泉慶子
狂言「蝉」
蝉の亡霊 和泉和秀
旅の僧 和泉元聖
所の者 和泉淳子
地謡 和泉元彌 三宅藤九郎 和泉采明
笛 寺井 久八郎(森田流)
小鼓 幸 清次郎(幸清流宗家)
大鼓 内田 輝幸(葛野流)
【狂言とは・・・】
言葉としぐさからなる日本芸能の原点と言われるものです。狂言は日本の伝統芸能の中にあって唯一素顔で演じるものとして現代の感性をそのまま表現される優れた舞台芸術です。その価値評価は日本にあってよりも海外で大変高いのも皮肉なものです。
表現・感情が乏しいと言われる日本の伝統芸能の中にあって、実に豊かな表現とその表情が言葉を超越して理解される素晴らしさは狂言に携わるものの心の表現、心の味付けに他なりません。例外的に仮面をつける神仏、動物なども能面の一見無表情のように見えるものとは違って、すでに狂言面には喜怒哀楽の表情を備えている点が、いかにも能面とは違った楽しさを与えてくれますが、それとても素顔に勝るとまではゆきません。
心の表現、素顔の表情これひとつをとっても日本人の心の表情を豊かに蓄えた伝統美は血で受け継がれている点にも格別の根拠があるからでしょう。
また狂言の言葉は室町時代の日常語ですが、言葉のアクセントの正確さが言葉の正しい理解と想像を生み、言葉の永遠的魅力を持った美しさは記譜できる音楽性さえも兼ね備えており、何百年たった今日でもその響きが生き生きとして伝わって、流行語は流行りすたりがあっても基本となる日常語は、不変であることをものがたっているのです。
まさにその国の国語としての価値を伝えていると言っても過言ではありません。
*いかなる芸能も百聞は一見にしかず。狂言の楽しさ・素晴らしさは是非、能楽堂にて実感してください。
【和泉流とは・・・】
後花園天皇の代に発し京都山科を中心に流儀を保ち、七代目宗家から尾張徳川藩祖に召抱えられ和泉守に任ぜられ、百石の扶持を与えられ大阪夏の陣にも参加したと伝えられております。
尾張に居を移す以前京都に於いては永く近衛候の庇護を受け、和泉流の定め扇も「近衛引」と称するものがこの頃の姿を伝えています。今日二十代、五百六十余年の伝統を誇る日本狂言界の二大流儀の一方を代表する流儀として和泉元彌は和泉流二十代目の宗家を継承し、責任ある立場にあります。
【宗家とは・・・】
一、 宗家の家は必ず系譜にもとづいて伝世している。
それによって宗家の位置が確認できる。
一、 宗家の家には必ずこれを支える系譜がある。
宗家とは、この系譜によってのみ定められる。
一、 言葉を変えて表現すれば宗家の正統性はその系譜によって認証される。
これがわが国の宗家制度の根源的な考え方、つまり定義様式である。
■公演日・開演時間
2021年8月31日19:00開演(18:00開場)
※上演時間:約2時間
■チケット料金
SG指定席:12,000円
S席:10,000円
A席:7,000円
(全席指定・税込)
http://confetti-web.com/izumishimainokai31
公式ホームページ
https://www.tokuro.com/
女性狂言師について
平成元年(1989年)、和泉淳子が二十歳を迎え、和泉淳子の史上初女性狂言師誕生記念・和泉祥子の十世三宅藤九郎襲名披露公演を国立能楽堂で開催しました。
和泉流には女人禁制の決まりはありません。男性・女性という以前の「子供」として、子方の必要な狂言に幼少時のみ出演していた女性はこれまでにもあるのですが、その後も修行を続け大人のプロとして活動した女性、つまり成人した女性のプロ狂言師は、狂言600年の歴史上、この時初めて誕生したのです。
そして今、和泉淳子・三宅藤九郎に続き次世代の女性狂言師たちがプロとしての道を歩んでいます。女性狂言師はブームではなく、その歴史を、狂言の歴史とともに、未来へ繋ぎます。
■演目
「三番叟」
三番叟 和泉采明
千歳 和泉慶子
笛 熊本俊太郎(森田流)
小鼓 幸清次郎(幸清流宗家)
幸 正昭(幸清流)
野中正和(幸清流)
大鼓 内田輝幸(葛野流)
三カ国語狂言「引敷聟」
聟 三宅藤九郎
舅 和泉淳子
教え手 和泉元彌
太郎冠者 和泉慶子
狂言「蝉」
蝉の亡霊 和泉和秀
旅の僧 和泉元聖
所の者 和泉淳子
地謡 和泉元彌 三宅藤九郎 和泉采明
笛 寺井 久八郎(森田流)
小鼓 幸 清次郎(幸清流宗家)
大鼓 内田 輝幸(葛野流)
【狂言とは・・・】
言葉としぐさからなる日本芸能の原点と言われるものです。狂言は日本の伝統芸能の中にあって唯一素顔で演じるものとして現代の感性をそのまま表現される優れた舞台芸術です。その価値評価は日本にあってよりも海外で大変高いのも皮肉なものです。
表現・感情が乏しいと言われる日本の伝統芸能の中にあって、実に豊かな表現とその表情が言葉を超越して理解される素晴らしさは狂言に携わるものの心の表現、心の味付けに他なりません。例外的に仮面をつける神仏、動物なども能面の一見無表情のように見えるものとは違って、すでに狂言面には喜怒哀楽の表情を備えている点が、いかにも能面とは違った楽しさを与えてくれますが、それとても素顔に勝るとまではゆきません。
心の表現、素顔の表情これひとつをとっても日本人の心の表情を豊かに蓄えた伝統美は血で受け継がれている点にも格別の根拠があるからでしょう。
また狂言の言葉は室町時代の日常語ですが、言葉のアクセントの正確さが言葉の正しい理解と想像を生み、言葉の永遠的魅力を持った美しさは記譜できる音楽性さえも兼ね備えており、何百年たった今日でもその響きが生き生きとして伝わって、流行語は流行りすたりがあっても基本となる日常語は、不変であることをものがたっているのです。
まさにその国の国語としての価値を伝えていると言っても過言ではありません。
*いかなる芸能も百聞は一見にしかず。狂言の楽しさ・素晴らしさは是非、能楽堂にて実感してください。
【和泉流とは・・・】
後花園天皇の代に発し京都山科を中心に流儀を保ち、七代目宗家から尾張徳川藩祖に召抱えられ和泉守に任ぜられ、百石の扶持を与えられ大阪夏の陣にも参加したと伝えられております。
尾張に居を移す以前京都に於いては永く近衛候の庇護を受け、和泉流の定め扇も「近衛引」と称するものがこの頃の姿を伝えています。今日二十代、五百六十余年の伝統を誇る日本狂言界の二大流儀の一方を代表する流儀として和泉元彌は和泉流二十代目の宗家を継承し、責任ある立場にあります。
【宗家とは・・・】
一、 宗家の家は必ず系譜にもとづいて伝世している。
それによって宗家の位置が確認できる。
一、 宗家の家には必ずこれを支える系譜がある。
宗家とは、この系譜によってのみ定められる。
一、 言葉を変えて表現すれば宗家の正統性はその系譜によって認証される。
これがわが国の宗家制度の根源的な考え方、つまり定義様式である。
■公演日・開演時間
2021年8月31日19:00開演(18:00開場)
※上演時間:約2時間
■チケット料金
SG指定席:12,000円
S席:10,000円
A席:7,000円
(全席指定・税込)
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