上天草市全域で「公共ライドシェア」の実証運行を10月2日より開始
〜移動手段が少ない週末夜間の“交通空白時間”の解消へ〜
移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーの株式会社NearMe(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高原幸一郎、以下「ニアミー」)と熊本県上天草市(市長:堀江隆臣、以下「上天草市」)は、移動手段が不足する週末夜間の“交通空白時間”の解消を目指す取り組みとして「公共ライドシェア※1」の実証運行を、上天草市内全域を対象に2026年10月2日(金)より開始いたします。
本実証運行では、既存のタクシー事業者が優先的に受注権を持ち、対応しきれなかった予約に対してのみ公共ライドシェアのドライバーが配車される「相互補完」モデルを導入。地域事業者との共存を図りながら、市民および観光客双方にとって利便性の高い持続可能な移動環境の創出に取り組んでまいります。
※1 公共ライドシェア:交通空白地の解消を目的として、道路運送法第78条第2号を適用し、自治体や非営利団体が主体となり、 自家用車(白ナンバー)で有償運送をするものです。

背景
熊本県の西部に位置し、天草諸島の玄関口に位置する上天草市は、有明海と八代海に囲まれ、大小さまざまな島々が織りなす風光明媚な地域です。年間150万人を超える観光客が訪れ※1、新鮮な海の幸や種類豊富な農産物など“美食の街”としても知られています。 その一方で、夜間に市内全域をカバーする公共交通機関は、高齢化の進展による需要の低下・乗務員の人手不足・運行経費の高騰などによりタクシーに限られており、その運行台数も少ないため、週末の夜は特にタクシーが捕まりにくい“交通空白時間”が発生しています。
これは観光客に限らず、運転免許非保有者や、免許を持っていても飲酒後で運転ができないといった、タクシーの利用が必要な地元の方々の外出時の移動にも影響しています。上天草市内の運転免許非保有者の約6割が「移動手段がなくて外出をあきらめたことがある」※2ことから、早急な解決が求められます。
このような課題に対し、「上天草市地域公共交通計画」(令和5〜9年度)で掲げる「多様なモビリティとの連携と観光需要の取込み」の具体化として、本実証運行を開始する運びとなりました。
※1 令和7年 上天草市観光統計より
※2 令和5年 上天草市地域公共交通計画より
実施概要
本実証運行は、タクシーの運行台数が大幅に減少する週末夜間(19:00〜24:00)の“交通空白時間”を対象に、上天草市内全域で既存のタクシーだけでは対応しきれなかった移動需要を「公共ライドシェア」で補完する取り組みです。アプリ不要のWeb事前予約で、多言語対応、事前の料金確定など、観光客やインバウンドも安心して利用できる環境を整備。地元のタクシー事業者と協調しながら夜間の移動需要に応えます。
また、不足している車両を補完するだけでなく、"シェア乗り"にも対応することで、量×質の観点から輸送効率向上にもつながる取り組みとなっています。
◆運行概要
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運行期間 |
2026年10月2日(金)~ 2027年1月30日(土) |
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運行日時 |
金曜・土曜・祝前日の19:00〜24:00(出発時間) ※2026年12月29日〜2027年1月2日を除く(1月3日は運行) |
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運行エリア |
上天草市内全域 |
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サービスサイトURL |
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料金 |
乗車地から降車地までの走行予定ルートの距離に応じて乗車前に確定 |
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決済方法 |
キャッシュレスによる事前決済のみ ※車内での現金対応および電話予約は行いません |
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利用方法 |
1. ニアミーWEBサイトより希望乗車人数や希望出発時間などの必要情報を入力し、仮予約する。 ※予約には、ニアミーのユーザー登録が必要です。 4. 乗車時間になりましたら、ご指定の場所よりご乗車いただけます。 ※乗車の際には予約サイトの登録名(ニックネーム)を乗務員にお伝えください。 |
上天草市長 堀江 隆臣 コメント

本市では長年にわたり移動に関する課題を抱えており、特に週末の移動手段の不足については、市民の皆様や観光事業者の方々から苦慮されるお声を多く頂戴しておりました。今回の実証運行により、週末夜間の交通空白時間を埋め、市民の皆様をはじめ観光客の皆様が移動の不安を感じることなく、夜の上天草を安心して楽しんでいただくための取り組みであり、今後もニアミー社をはじめ、地元のタクシー事業者や交通機関の皆様と連携しながら、本市の地域交通課題の解消に向けて取り組んでまいります。
株式会社NearMe 代表取締役社長 髙原 幸一郎 コメント

ニアミーは「地域になくてはならない移動のインフラ」を目指し、各地でタクシー事業者様や自治体様との共存・共創モデルを推進しています。2026年3月には熊本県と包括連携協定を締結し、観光客の移動利便性向上と地域住民の日常移動確保の両立を目指した、持続可能な地域交通モデルの構築に取り組んでおり、今回の実証運行もその取り組みの一つです。
本実証運行において、公共ライドシェアはタクシーに代わるものではなく、需要が溢れる時間帯を支える補完機能です。こちらをモデルケースとして、地域の事業者様とも連携をとりながら、観光客の二次交通だけでなく、地域交通が抱える様々な課題に寄り添った形で、持続可能な交通モデルを構築してまいります。
「NearMe」について
「NearMe」は、独自のAIを活用した最適なルーティングで、出発地から目的地までの移動をドアツードアで結ぶタクシーのシェアサービスです。その中でも、空港とその周辺の都市部を結ぶ空港送迎型の『エアポートシャトル』は、2019年8月のサービス開始から、 多くの方にご利用いただき、累計予約人数150万人※1を達成しました。現在は、全国20の空港※2(羽田空港、成田空港、伊丹空港、関西空港、新千歳空港、中部国際空港、福岡空港、那覇空港、旭川空港、帯広空港、青森空港、仙台空港、静岡空港、南紀白浜空港、神戸空港、広島空港、徳島空港、松山空港、北九州空港、阿蘇くまもと空港)と、空港周辺の都市部でご利用いただくことができます。対象エリアであれば、出発地となるご自宅から空港、そして空港から最終目的地まで一気通貫でつながるため、公共交通機関の乗り換えがなくなるなど、ストレスフリーな移動体験を提供することができます。また、貸切送迎サービスや、東京都および千葉県全域のゴルフ場と東京都23区内を結ぶゴルフシャトルなど、シチュエーションに応じて様々な移動のニーズに対応するための各種サービスを展開しています。
その他、これまでは公共交通機関のみだとアクセスに課題が残るスポーツ観戦や、観光二次交通の課題解消、高齢者の移動支援サービスのAIデマンドシステムなど、地域が独自に抱える移動課題の解消を目指した様々な実証事業※3を25を超える自治体と連携して行っています。
※1 2026年9月時点。
※2 旭川空港、帯広空港、仙台空港、静岡空港、神戸空港は貸切送迎サービス、広島空港は一部区間のみ。
※3 自治体向け オンデマンド交通サービスのご紹介ページ:https://corp.nearme.jp/partners
会社概要

会社名 :株式会社NearMe
所在地 :東京都中央区日本橋富沢町9-4 THE E.A.S.T.日本橋富沢町
代表者 :代表取締役 髙原幸一郎
設立 :2017年7月18日
URL :https://nearme.jp/
移動の「もったいない」を解決し、1人でも多くの人が、自由に移動でき、住みたい街に住み続けられる社会を実現することをミッションに掲げ、まずは、リアルタイムの位置情報を活用して地域活性化に貢献するマッチングプラットフォームになるべく、シェアリングエコノミーのMaaS領域から事業活動をスタート。2019年8月より空港送迎型のエアポートシャトルを運営し、独自AIを発展させ、ルーティングの最適化技術を確立。この技術を活用し、不特定多数ではなく少人数かつ誰が乗車したか追跡できる方法で活用していただける街中でのシェア乗りサービスなどを展開しています。また、国土交通省が2025年度より取り組む「地域交通DXの推進に向けた相乗りタクシーの活用促進のための実証調査業務」や「地域交通DX:MaaS2.0」における「リアルタイム相乗りタクシーマッチングシステム開発プロジェクト」において、シェア乗りサービスがそれぞれ採択されました。
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