小松市で吉野家店舗から郊外へ牛丼を届けるドローン配送の実証実験を実施

8月にスタートした新スマート物流SkyHub®のサービス浸透を目指して

吉野家ホールディングス

株式会社吉野家(東京都中央区、代表取締役社長 河村 泰貴、以下吉野家) 、株式会社NEXT DELIVERY(山梨県小菅村、代表取締役:田路圭輔、以下NEXT DELIVERY)は、小松市において、吉野家店舗から郊外へ牛丼を届けるドローン配送の実証実験を実施しました。

小松市においては、8月28日にドローンを活用した新スマート物流SkyHub®の社会実装がスタートし、新スマート物流*1SkyHub®*2の拠点となる、ほのぼの松東内に構えた「ドローンデポ®小松」の開所式を実施いたしました。


すでにNEXT DELIVERYが実施主体となり、新スマート物流SkyHub®のサービスとしてお買い物代行等のサービスをスタートしており、吉野家のお弁当も陸送でご自宅までのお届けを実施していますが、今回の実証実験は、今後のドローンでの配送も見据え、実施したものです。

  •  実施概要

(1)期間:2023年9月12日(火)

(2)飛行概要:吉野家小松店から木場潟カヌー競技場艇庫までの片道2.5kmの距離を約6分で飛行

(3)運搬物:吉野家の牛丼弁当(1配送につき牛丼弁当4個)

(4)概要:

・吉野家小松店で調理された牛丼弁当4個が箱に収納され、吉野家小松店スタッフによってドローンにセットされ、10時30分から約30分間隔で離陸し、1ルートを計9回飛行し、小松市民、カヌー選手の元まで届けられました。

・当該ルートは、2024年に開業を予定する北陸新幹線の線路予定地の上空を飛行するのと、小松空港周辺に位置するため、関係各社との事前調整を経て実施が完了しました。

 ・牛丼弁当は、熱々で牛丼のたれもこぼれず中身も偏らず高い配送品質で届きました。ドローン配送された牛丼弁当を受け取って食した小松市民は、「店舗で食べる味と遜色ない。むしろいつもよりも温かく感じられる。」とコメントしています。

(5)使用機体

ドローン配送にはエアロネクストが物流用途に特化してゼロから開発した可搬重量(ペイロード)最大5kg、最大飛行距離20kmの物流専用ドローンAirTruck*3を使用。


                写真向かって左より、NEXT DELIVERY代表取締役 田路圭輔、吉野家小松店店長 林正美、

                                   吉野家代表取締役社長 河村 泰貴(吉野家小松店前)

        牛丼を載せて離陸する物流専用ドローンAirTruck (吉野家小松店駐車場)

  牛丼弁当がドローンで届く様子を見守る小松ジュニアカヌークラブの皆さん(木場潟カヌー競技場艇庫)

            牛丼4個が入った箱を置き配する物流専用ドローンAirTruck


                   今回ドローン配送した牛丼弁当


今後も、小松市を皮切りに、各者が相互に連携、協力し、全国において、地域住民のニーズに沿って、ドローンを含む次世代高度技術の活用したサービスを展開することで、地域の活性化に寄与してまいります。


*1 新スマート物流

物流業界が共通に抱える人手不足、環境・エネルギー問題、DX化対応、等の課題を、デジタルやテクノロジーを活用しながら解を探究し、人々の生活に欠かせない生活基盤である物流を将来にわたって持続可能にするための官民での取り組み。ラストワンマイルの共同配送、陸送・空送のベストミックス、貨客混載、自動化技術、等々、業界内外の壁を越えたオープンパブリックプラットフォーム( O.P.P.)による共創で実現を目指す。


*2 SkyHub®︎

エアロネクストとセイノーHDが共同で開発し展開する、既存物流とドローン物流を繋ぎこみ、地上と空のインフラが接続されることで、いつでもどこでもモノが届く新スマート物流のプラットフォーム。


ドローン配送が組み込まれた、オープンかつ標準化したしくみで、このプラットフォーム上で、ドローンデポ®︎を拠点に、SkyHub®アプリをベースにした配達代行、オンデマンド配送、医薬品配送、異なる物流会社の荷物を一括して配送する共同配送など、地域の課題やニーズに合わせたサービスを展開、提供する。


SkyHub®の導入は、無人化、無在庫化を促進し、ラストワンマイルの配送効率の改善という物流面でのメリットだけでなく、新たな物流インフラの導入であり、物流改革という側面から人口減少、少子高齢化による労働者不足、特定過疎地の交通問題、医療問題、災害対策、物流弱者対策等、地域における社会課題の解決に貢献するとともに、住民の利便性や生活クオリティの向上による住民やコミュニティの満足度を引き上げることが可能になり、地域活性化を推進するうえでも有意義なものといえる。


*3 物流専用ドローン AirTruck

次世代ドローンのテクノロジースタートアップ、株式会社エアロネクストがACSLと共同開発した日本発の量産型物流専用ドローン。エアロネクスト独自の機体構造設計技術4D GRAVITY®*4により安定飛行を実現。荷物を機体の理想重心付近に最適配置し、荷物水平と上入れ下置きの機構で、物流に最適なユーザビリティ、一方向前進特化・長距離飛行に必要な空力特性を備えた物流用途に特化し開発した「より速く より遠く より安定した」物流専用機です。試作機は日本各地の実証実験で飛行し日本No.1の飛行実績をもつ。


*4 機体構造設計技術4D GRAVITY®

飛行中の姿勢、状態、動作によらないモーターの回転数の均一化や機体の形状・構造に基づく揚力・抗力・機体重心のコントロールなどにより空力特性を最適化することで、安定性・効率性・機動性といった産業用ドローンの基本性能や物流専用ドローンの運搬性能を向上させるエアロネクストが開発した機体構造設計技術。エアロネクストは、この技術を特許化し4D GRAVITY®特許ポートフォリオとして管理している。4D GRAVITY®による基本性能の向上により産業用ドローンの新たな市場、用途での利活用の可能性も広がる。


【株式会社吉野家とは】

吉野家は、創業以来常にお客様に満足していただくため、牛丼を主力商品として「うまい、やすい、はやい」の吉野家固有の価値を提供し続けてきました。伝統の味を守りながら改良を加え、また新たな商品を生み出すことで、その価値をより高める努力を重ねています。  

*株式会社吉野家 会社概要は https://www.yoshinoya.com/company/data/ をご覧ください。


【株式会社NEXT DELIVERYとは】

「人生100年時代の空と陸と時間を繋ぐ4D物流™インフラで、豊かさが隅々まで行き渡る国へ」をビジョンに、2021年に山梨県小菅村に設立されたドローン配送を主事業とするエアロネクストの子会社。エアロネクストとセイノーHDが共同で開発し展開する、既存物流とドローン物流を繋ぎこんだ新スマート物流のしくみSkyHub®の実質的な企画運営、全国展開を推進しており、ドローン配送に関わるハード及びソフトウェアの開発、製造、販売、レンタル及び保守事業等の周辺事業も展開しています。山梨県小菅村を皮切りに、北海道上士幌町、福井県敦賀市等、地域物流の効率化、活性化に取り組んでいます。

*会社概要は https://nextdelivery.aeronext.co.jp/ をご覧下さい。


* エアロネクストおよびエアロネクストのロゴおよび、「4D GRAVITY(R)」「SkyHub(R)」「ドローンデポ(R)」
「ドローンスタンド(R)」は、株式会社エアロネクストの商標です。

* その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.yoshinoya-holdings.com/
業種
飲食店・宿泊業
本社所在地
東京都中央区日本橋箱崎町36-2 Daiwaリバーゲート18階
電話番号
03-5651-8771
代表者名
河村 泰貴
上場
東証1部
資本金
102億6500万円
設立
1958年12月