新型Audi RS Q8:もっともスポーティなQモデル
Audi Sport GmbHによる、もっともパワフルなSUVクーペ/ハイパフォーマンス、多用途性、日常ユースにおける優れた利便性/最高出力441kW(600hp)、最大トルク800Nm、0〜100km加速3.8秒
(ドイツ本国発表資料)
2019年11月20日、インゴルシュタット:新型Audi RS Q8は、Qファミリーの頂点に君臨するモデルです。このニューモデルは、RSモデルならではの力強いパワー、プレミアムクーペのエレガントなスタイル、SUVの多用途性を兼ね備えています。新型Audi RS Q8は、2020年第1四半期にドイツおよびヨーロッパ諸国から発売される予定です。このスポーティなSUVクーペのドイツにおけるベースグレード価格は、12万7,000ユーロです。
Audi Sport GmbHマネージングディレクターのオリバー ホフマンは、次のように述べています。「Audi RSモデルの25年の歴史において、今回初めて真のハイパフォーマンス スポーツカーの遺伝子を備えた大型SUVクーペが誕生しました。ツインターボV8ガソリンエンジンを搭載したAudi RS Q8は、もっともプレステージ性の高いRSモデルです」
最大のパワーと最高の効率:エンジン
最高出力441kW(600hp)、最大トルク800Nm/2,200〜4,500rpmを発生するAudi RS Q8の4.0ℓV8直噴ターボエンジンは、RSモデルならではの印象的なパフォーマンスを提供します。この大型SUVクーペの0~100km/h加速はわずか3.8秒で、0~200km/h加速は13.7秒でこなします。最高速度は、250km/h(電子リミッター作動)です。オプションのダイナミックパッケージを選択すると、最高速度を305km/hに引き上げることも可能です。
1-3-7-2-6-5-4-8の点火順序により、4.0 TFSIはスポーティで迫力のあるサウンドを奏でます。他のRSモデルと同様、デュアルエキゾーストシステムは、左右2本出しの楕円テールパイプを特徴としています。ドライバーは、アウディドライブセレクトシステムを使用してエンジンサウンドを変化させることができます。ブラックテールパイプを備えたオプションのRSスポーツエキゾーストシステムは、さらに印象的なサウンドを提供します。
新型RS Q8 のツインターボV8は、最高のパフォーマンスと効率を兼ね備えています。マイルドハイブリッド(MHEV)ドライブシステムは、48Vの主電源システムをベースにしています。MHEVシステムの中心的なコンポーネントは、クランクシャフトに接続されたベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)です。BASは、減速および制動時に最大12kWの電力を回生して、リチウムイオンバッテリーに蓄えます。ドライバーが55~160km/hの速度で走行中にアクセルペダルから足を離した場合、ドライブマネージメントシステムは、走行状況およびアウディドライブセレクト ダイナミックハンドリングシステムで選択されたモードに従って、エネルギーを回生するか、エンジンを停止して最大40秒間コースティング(惰性走行)するか、2つのオプションのいずれかを選択します。ベルト駆動式オルタネータースターターは、アクセルを踏み込むと瞬時にエンジンを再始動します。MHEVテクノロジーにより、22km/h未満の速度でアイドリングストップ機能を作動させることが可能になりました。マイルドハイブリッド(MHEV)ドライブシステムは、快適性を向上するためにカメラセンサーに接続されており、停止時に前方車両が動き出すとエンジンが始動し、再発進の環境が整ったことを知らせます。MHEVコンポーネントの相互作用により、日常ユースにおいて100km走行あたり最大0.8ℓの燃料を削減します。
効率化におけるもう一つのハイライトは、シリンダー オンデマンド(COD)です。高めのギヤが選択され、エンジンが低〜中負荷状態の場合、燃料噴射と点火を停止し、吸気バルブと排気バルブを閉じることにより、2番、3番、5番、8番シリンダーを休止します。このプロセスには数ミリ秒しかかからないため、ドライバーが気づくことはほとんどありません。4気筒モードでは、高まる負荷に対応するようバルブの作動ポイントが変更され、効率が向上します。休止したシリンダーは、ほとんどパワーの損失を発生することなく、ガススプリングのように作動を続けます。休止しているシリンダーは、ドライバーがアクセルペダルを踏み込むとすぐに再作動します。
4.0 TFSIのパワーは、標準装備されている8速ティプロトニックを介して、quattroフルタイム4輪駆動システムに伝達されます。プラネタリーギヤから構成され、純粋に機械的に作動するセンターディファレンシャルは、通常走行時には、前後のアクスルに40:60の比率で駆動力を分配します。スリップが発生すると、トラクションがかかっているアクスルにより多くのトルクが自動的に配分されます。この場合、駆動力の最大70%をフロントホイールに、最大85%をリヤホイールに配分することができます。
ホイールセレクティブトルクコントロールは、新型Audi RS Q8の安全かつ俊敏なハンドリングを実現します。オプションのquattroスポーツディファレンシャルは、スポーティなコーナリング中に、必要に応じて左右のリヤホイール間に駆動トルクを配分します。このアクティブ トルクベクタリングにより、トラクション、スタビリティ、ダイナミクスが向上します。
あらゆる地形に対応:サスペンション
フロントおよびリヤアクスルに採用されている5リンク構造は、縦方向と横方向の力を個別に処理します。アーム類とサブフレームは、その大半がアルミニウム製です。このSUVクーペのトレッドは、フロントが1,692mm、リヤが1,696mmです。
標準装備される電子制御ダンパー付アダプティブエアサスペンションスポーツは、サーキットやオフロードの走行にも対応しています。RS専用のダンパーチューニングにより、快適性重視と、スポーティな走り重視の間で、非常に幅広い設定を実現することが可能になっています。ライドハイトは、運転状況やドライバーの好みに応じて、最大90mmの間で変化させることができます。
オプションのエレクトロメカニカル アクティブロールスタビリゼーション(EAWS)は、高速コーナリング中のボディロールを最小限に抑えます。前後アクスルに設置されたスタビライザーの左右独立シャフト間には、コンパクトな電気モーターが設置されています。直進時には、左右のスタビライザーが切り離され、不整地におけるボディの動きを軽減して、乗り心地を向上させます。しかし、コーナリング中は、最適なロール量補正に重点が置かれます。左右スタビライザーは、反対方向にねじりトルクをかけるため、コーナリング中の車両の傾きが大幅に減少します。エレクトロメカニカル アクティブロールスタビリゼーションは、48Vの主電源システムに統合され、回生システムとしても機能します。このシステムは電気モーターを介して電力を回生することが可能で、回生された電気エネルギーはバッテリーに蓄えられます。
最高速度を305km/hに設定するオプションのダイナミックパッケージプラスを選択すると、シャシー設定も非常にスポーティなものになります。このパッケージには、エレクトロメカニカル アクティブロールスタビリゼーション、quattroスポーツディファレンシャル、RSセラミックブレーキシステムが含まれます。
標準装備されるオールホイールステアリング(4輪操舵)は、高トルクの電動スピンドルドライブと2本のトラックロッドを介してリヤホイールを動かします。低速域では、取り回しの良さを確保するため、リヤホイールはフロントホイールとは反対方向に最大5°まで操舵します。高速域ではフロントホイールと同じ方向に最大1.5°操舵することによって、車線変更時の安定性を向上させます。
可変ライドハイト、短いオーバーハング、quattroフルタイム4輪駆動システム、ヒルディセントコントロールを備えた新型Audi RS Q8は、たとえドライブの途中でオフロードへ突入しても、自信を持って走行を続けることができます。
ドライバーは、アウディドライブセレクト ダイナミックハンドリングシステムを使用して、Audi RS Q8の走行特性を変化させることができます。このシステムには、合計で8つのモード(コンフォート、オート、ダイナミック、エフィシエンシー、オールロード、オフロード、個別に設定可能なRS専用のRS1およびRS2)が用意されています。RSモードは、ステアリングホイールに設置された“RS MODE”ボタンを使用して、直接呼び出すことができます。アウディドライブセレクトは、選択されたモードに応じて、エンジンとトランスミッションの制御、パワーステアリング、エアサスペンション、オールホイールステアリング、エンジンサウンド、オートエアコンディショナーなどの特性を変化させます。
新型Audi RS Q8は、295/40タイヤを搭載した10スポーク スターデザインの22インチアルミホイールを標準装備しています。これは、アウディの量産モデルに初期設定されるホイールとしては、過去最大のサイズです。オプションの23インチ鋳造アルミホイールは、5Yスポーク ローターデザインで、RS Q8専用にさまざまなカラーが用意されています。大径ホイールの後方には、内部ベンチレーション機能付コンポジットディスク(フロント420mm、リヤ370mm)を備えたRSブレーキシステムが装着されています。10インチのピストンキャリパーの色は、ブラックが標準ですが、オプションでレッドを選択することも可能です。オプションのRSセラミックブレーキのキャリパーは、グレー、レッド、ブルーが用意されています。セラミックブレーキの直径は、フロントが440mm、リヤが370mmです。
自信に溢れたスタイル:エクステリア
印象的な八角形シングルフレーム、ハイグロスブラックのRS専用ラジエーターグリル、グロスブラックRSハニカムグリルを備えた新しいAudi RS Q8のフロントフェイスは、自信に溢れています。このグリルに、サイドエアインレットとハイグロスブラックのブレードを組み合わせることにより、鍛え上げられたアスリートのような雰囲気を醸し出しています。
優雅なラインを描くルーフは、前方に傾斜したDピラーへと流れ込んでいます。その一方で、ホイールアーチ上には、力強いquattroブリスターが設置されています。ボディ同色のRS専用トリムストリップは、フロントで10mm、リヤで5mm車幅を拡大して、ワイドタイヤ用のスペースを確保しています。オプションの23インチホイールは、RS Q8のパワフルな外観を強調しています。マンハッタングレーのRSシルは標準装備されており、エクステリアに力強いアクセントを追加しています。RSルーフエッジスポイラーは、上部に印象的な仕上げが施されています。車体下部を見ると、ハイグロスブラックのディフューザークリップを備えたRS専用リヤスカートと、RS専用楕円テールパイプがハイライトとなっています。RSルーフエッジスポイラーは、リヤアクスルにダウンフォースを生み出し、高速走行における安定性に寄与します。
新型Audi RS Q8には、9種類のボディカラーが用意されます。このうち1色がソリッドカラー、残りの8色はメタリックまたはパールエフェクト仕上げとなります。ドアミラーハウジングはブラックが標準で、ボディ同色、アルミニウムまたはカーボンがオプションとして用意されています。アルミニウムおよびカーボンスタイリングパッケージを選択すると、ラジエーターグリル、ブレード、ディフューザークリップ、リアライトストリップ(カーボンのみ)に印象的なアクセントが追加されます。ブラックおよびカーボン スタイリングパッケージとの組み合わせで、フロントとリヤのアウディリングとRSロゴをブラックにするオプションも用意されています。さらに、アウディエクスクルーシブプログラムでは、広範囲なカスタマイズの選択肢が提供されています。
ヘッドライトは、2つの異なるLEDヘッドライトを選択することができます。オプションのRSマトリクスLEDヘッドライト(スモークタイプ)は、LEDテールライトと同様に、デジタルキャラクターを備えた立体的なデイタイムランニングライト シグネチャーを特徴としています。リヤエンドには、ハイグロスブラックパネルを備えたライトストリップが設置され、このクルマの幅広さをさらに強調しています。RSマトリクスLEDヘッドライトとリヤライトには、ダイナミックターンインジケーターが装備され、クルマを施錠または開錠すると、表現力豊かなRS専用のイルミネーションが展開されます。
スポーティで広々とした室内:インテリア
新型Audi RS Q8のインテリアは、クリーンなデザインを特徴としています。ヘッドライニングにはブラックのクロスが採用されている一方で、キャビンは理論的かつ調和の取れたカラーでまとめられています。ヘッドライニングは、オプションで、ルーナーシルバー クロス、アルカンターラ ルーナーシルバー、アルカンターラ ブラックを選択することも可能です。スリムなインストルメントパネルと水平基調のラインが、広々とした雰囲気を創出しています。ダッシュボードの中央には、最上位システムのMMIタッチレスポンスディスプレイが設置されています。ブラックパネルのディスプレイは、イグニッションスイッチをオフにすると、ブラック基調の装飾トリムパネルに溶け込んで、ほとんど見えなくなります。
室内における、もう一つの重要なデザイン要素は、幅の広い左右対称のセンターコンソールです。コンソールのフレームは、アルミニウムで織ったレース地のようなテクスチャーで装飾され、この大型SUVクーペのスポーティなキャラクターを強調しています。
アウディバーチャルコクピットの専用RSディスプレイとMMIディスプレイには、タイヤ空気圧、トルク、出力、温度、ラップタイム、Gフォースなどの情報を表示させることができます。シフトインジケーターは、エンジン回転数がレブリミットに達した場合、ドライバーにシフトアップを促します。オプションのヘッドアップディスプレイには、RS固有の情報も表示されます。
RSエンボス加工が施されたブラックパールナッパレザー/アルカンターラのスポーツシートは、大型SUVクーペのアスレチックな雰囲気に完全にフィットしています。さらにラグジュアリーなオプションとして、ハニカムパターンとRSエンボス加工が施されたヴァルコナレザーを使用した、RSスポーツシートも用意されています。RSスポーツシートには、マッサージ機能に加えて、ベンチレーション機能を提供するためにパフォレーテッド(穴あけ)仕上げが施されています。
カラーは、ブラックが標準で、コニャックとグラナイト(花崗岩)グレーがオプション設定されています。2つのRSデザインパッケージには、ニーパッド、ステアリングホイールリム、フロアマット、セレクターレバー、シートベルトのエッジに、レッドまたはグレーのコントラスト ステッチが配されています。どちらのパッケージでも、センターコンソール、セレクターレバー、ステアリングホイールの張地は、アルカンターラとなります。その他のオプションには、カーボンマット、グレーオーク、アルミニウムスペクトルのインレイが含まれます。エクステンデット レザーパッケージを選択すると、アッパードアパネルにもレザーが採用され、さらに高級感のある雰囲気が演出されます。
ステアリングホイールには、RSロゴが装着されています。同様に、照明付きフロントドアシルトリムにも、RS Q8ロゴが装着されています。パフォレーテッドレザーを使用したフラットボトムのステアリングホイールには、マルチファンクションボタンが含まれています。ドライバーは、専用のRSモードボタンを使用して、アウディセレクトのRS1およびRS2モードを選択することができます。これらのモードを選択すると、アウディバーチャルコクピットは、自動的にRS専用ディスプレイに切り替わります。
Audi RS Q8は、日常ユースでも高い実用性を特徴としています。3人掛けのリヤシートは、標準でスライド機能を備えています。リヤシートの背もたれを折りたたむと、ラゲージコンパートメント容量を最大で1,755ℓまで拡大することができます。テールゲートは電動式です。
安全のためのコネクテッド機能:アシストシステムとインフォテインメント
新型Audi RS Q8は、数多くの状況でドライバーをサポートします。このモデルでは、アダプティブクルーズアシスト、エフィシェンシーアシスト、交差点アシスト、車線変更警告、360°カメラなど、30以上のアシストシステムが利用可能です。ドイツ市場では、最上位のインフォテインメントシステム、MMIナビゲーションプラスが標準装備されます。このシステムには、LTE-Advanced(LTEアドバンスト)規格に対応し、Wi-Fiホットスポット機能を備えたAudi connectデータ転送モジュールが含まれています。ナビゲーションシステムは、過去の走行記録からドライバーの好みを認識して、インテリジェントな提案を行います。Audi connectオンラインサービスには、ルート計算のプロセスに予測機能が追加されました。
*本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。
本資料に記載されている装備、データ、価格はいずれも欧州で販売予定のものです。内容は予告なく変更されることがあり、日本仕様・価格は未定です。
2019年11月20日、インゴルシュタット:新型Audi RS Q8は、Qファミリーの頂点に君臨するモデルです。このニューモデルは、RSモデルならではの力強いパワー、プレミアムクーペのエレガントなスタイル、SUVの多用途性を兼ね備えています。新型Audi RS Q8は、2020年第1四半期にドイツおよびヨーロッパ諸国から発売される予定です。このスポーティなSUVクーペのドイツにおけるベースグレード価格は、12万7,000ユーロです。
Audi Japan Press Center: https://www.audi-press.jp/
Audi Sport GmbHマネージングディレクターのオリバー ホフマンは、次のように述べています。「Audi RSモデルの25年の歴史において、今回初めて真のハイパフォーマンス スポーツカーの遺伝子を備えた大型SUVクーペが誕生しました。ツインターボV8ガソリンエンジンを搭載したAudi RS Q8は、もっともプレステージ性の高いRSモデルです」
最大のパワーと最高の効率:エンジン
最高出力441kW(600hp)、最大トルク800Nm/2,200〜4,500rpmを発生するAudi RS Q8の4.0ℓV8直噴ターボエンジンは、RSモデルならではの印象的なパフォーマンスを提供します。この大型SUVクーペの0~100km/h加速はわずか3.8秒で、0~200km/h加速は13.7秒でこなします。最高速度は、250km/h(電子リミッター作動)です。オプションのダイナミックパッケージを選択すると、最高速度を305km/hに引き上げることも可能です。
1-3-7-2-6-5-4-8の点火順序により、4.0 TFSIはスポーティで迫力のあるサウンドを奏でます。他のRSモデルと同様、デュアルエキゾーストシステムは、左右2本出しの楕円テールパイプを特徴としています。ドライバーは、アウディドライブセレクトシステムを使用してエンジンサウンドを変化させることができます。ブラックテールパイプを備えたオプションのRSスポーツエキゾーストシステムは、さらに印象的なサウンドを提供します。
新型RS Q8 のツインターボV8は、最高のパフォーマンスと効率を兼ね備えています。マイルドハイブリッド(MHEV)ドライブシステムは、48Vの主電源システムをベースにしています。MHEVシステムの中心的なコンポーネントは、クランクシャフトに接続されたベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)です。BASは、減速および制動時に最大12kWの電力を回生して、リチウムイオンバッテリーに蓄えます。ドライバーが55~160km/hの速度で走行中にアクセルペダルから足を離した場合、ドライブマネージメントシステムは、走行状況およびアウディドライブセレクト ダイナミックハンドリングシステムで選択されたモードに従って、エネルギーを回生するか、エンジンを停止して最大40秒間コースティング(惰性走行)するか、2つのオプションのいずれかを選択します。ベルト駆動式オルタネータースターターは、アクセルを踏み込むと瞬時にエンジンを再始動します。MHEVテクノロジーにより、22km/h未満の速度でアイドリングストップ機能を作動させることが可能になりました。マイルドハイブリッド(MHEV)ドライブシステムは、快適性を向上するためにカメラセンサーに接続されており、停止時に前方車両が動き出すとエンジンが始動し、再発進の環境が整ったことを知らせます。MHEVコンポーネントの相互作用により、日常ユースにおいて100km走行あたり最大0.8ℓの燃料を削減します。
効率化におけるもう一つのハイライトは、シリンダー オンデマンド(COD)です。高めのギヤが選択され、エンジンが低〜中負荷状態の場合、燃料噴射と点火を停止し、吸気バルブと排気バルブを閉じることにより、2番、3番、5番、8番シリンダーを休止します。このプロセスには数ミリ秒しかかからないため、ドライバーが気づくことはほとんどありません。4気筒モードでは、高まる負荷に対応するようバルブの作動ポイントが変更され、効率が向上します。休止したシリンダーは、ほとんどパワーの損失を発生することなく、ガススプリングのように作動を続けます。休止しているシリンダーは、ドライバーがアクセルペダルを踏み込むとすぐに再作動します。
4.0 TFSIのパワーは、標準装備されている8速ティプロトニックを介して、quattroフルタイム4輪駆動システムに伝達されます。プラネタリーギヤから構成され、純粋に機械的に作動するセンターディファレンシャルは、通常走行時には、前後のアクスルに40:60の比率で駆動力を分配します。スリップが発生すると、トラクションがかかっているアクスルにより多くのトルクが自動的に配分されます。この場合、駆動力の最大70%をフロントホイールに、最大85%をリヤホイールに配分することができます。
ホイールセレクティブトルクコントロールは、新型Audi RS Q8の安全かつ俊敏なハンドリングを実現します。オプションのquattroスポーツディファレンシャルは、スポーティなコーナリング中に、必要に応じて左右のリヤホイール間に駆動トルクを配分します。このアクティブ トルクベクタリングにより、トラクション、スタビリティ、ダイナミクスが向上します。
あらゆる地形に対応:サスペンション
フロントおよびリヤアクスルに採用されている5リンク構造は、縦方向と横方向の力を個別に処理します。アーム類とサブフレームは、その大半がアルミニウム製です。このSUVクーペのトレッドは、フロントが1,692mm、リヤが1,696mmです。
標準装備される電子制御ダンパー付アダプティブエアサスペンションスポーツは、サーキットやオフロードの走行にも対応しています。RS専用のダンパーチューニングにより、快適性重視と、スポーティな走り重視の間で、非常に幅広い設定を実現することが可能になっています。ライドハイトは、運転状況やドライバーの好みに応じて、最大90mmの間で変化させることができます。
オプションのエレクトロメカニカル アクティブロールスタビリゼーション(EAWS)は、高速コーナリング中のボディロールを最小限に抑えます。前後アクスルに設置されたスタビライザーの左右独立シャフト間には、コンパクトな電気モーターが設置されています。直進時には、左右のスタビライザーが切り離され、不整地におけるボディの動きを軽減して、乗り心地を向上させます。しかし、コーナリング中は、最適なロール量補正に重点が置かれます。左右スタビライザーは、反対方向にねじりトルクをかけるため、コーナリング中の車両の傾きが大幅に減少します。エレクトロメカニカル アクティブロールスタビリゼーションは、48Vの主電源システムに統合され、回生システムとしても機能します。このシステムは電気モーターを介して電力を回生することが可能で、回生された電気エネルギーはバッテリーに蓄えられます。
最高速度を305km/hに設定するオプションのダイナミックパッケージプラスを選択すると、シャシー設定も非常にスポーティなものになります。このパッケージには、エレクトロメカニカル アクティブロールスタビリゼーション、quattroスポーツディファレンシャル、RSセラミックブレーキシステムが含まれます。
標準装備されるオールホイールステアリング(4輪操舵)は、高トルクの電動スピンドルドライブと2本のトラックロッドを介してリヤホイールを動かします。低速域では、取り回しの良さを確保するため、リヤホイールはフロントホイールとは反対方向に最大5°まで操舵します。高速域ではフロントホイールと同じ方向に最大1.5°操舵することによって、車線変更時の安定性を向上させます。
可変ライドハイト、短いオーバーハング、quattroフルタイム4輪駆動システム、ヒルディセントコントロールを備えた新型Audi RS Q8は、たとえドライブの途中でオフロードへ突入しても、自信を持って走行を続けることができます。
ドライバーは、アウディドライブセレクト ダイナミックハンドリングシステムを使用して、Audi RS Q8の走行特性を変化させることができます。このシステムには、合計で8つのモード(コンフォート、オート、ダイナミック、エフィシエンシー、オールロード、オフロード、個別に設定可能なRS専用のRS1およびRS2)が用意されています。RSモードは、ステアリングホイールに設置された“RS MODE”ボタンを使用して、直接呼び出すことができます。アウディドライブセレクトは、選択されたモードに応じて、エンジンとトランスミッションの制御、パワーステアリング、エアサスペンション、オールホイールステアリング、エンジンサウンド、オートエアコンディショナーなどの特性を変化させます。
新型Audi RS Q8は、295/40タイヤを搭載した10スポーク スターデザインの22インチアルミホイールを標準装備しています。これは、アウディの量産モデルに初期設定されるホイールとしては、過去最大のサイズです。オプションの23インチ鋳造アルミホイールは、5Yスポーク ローターデザインで、RS Q8専用にさまざまなカラーが用意されています。大径ホイールの後方には、内部ベンチレーション機能付コンポジットディスク(フロント420mm、リヤ370mm)を備えたRSブレーキシステムが装着されています。10インチのピストンキャリパーの色は、ブラックが標準ですが、オプションでレッドを選択することも可能です。オプションのRSセラミックブレーキのキャリパーは、グレー、レッド、ブルーが用意されています。セラミックブレーキの直径は、フロントが440mm、リヤが370mmです。
自信に溢れたスタイル:エクステリア
印象的な八角形シングルフレーム、ハイグロスブラックのRS専用ラジエーターグリル、グロスブラックRSハニカムグリルを備えた新しいAudi RS Q8のフロントフェイスは、自信に溢れています。このグリルに、サイドエアインレットとハイグロスブラックのブレードを組み合わせることにより、鍛え上げられたアスリートのような雰囲気を醸し出しています。
優雅なラインを描くルーフは、前方に傾斜したDピラーへと流れ込んでいます。その一方で、ホイールアーチ上には、力強いquattroブリスターが設置されています。ボディ同色のRS専用トリムストリップは、フロントで10mm、リヤで5mm車幅を拡大して、ワイドタイヤ用のスペースを確保しています。オプションの23インチホイールは、RS Q8のパワフルな外観を強調しています。マンハッタングレーのRSシルは標準装備されており、エクステリアに力強いアクセントを追加しています。RSルーフエッジスポイラーは、上部に印象的な仕上げが施されています。車体下部を見ると、ハイグロスブラックのディフューザークリップを備えたRS専用リヤスカートと、RS専用楕円テールパイプがハイライトとなっています。RSルーフエッジスポイラーは、リヤアクスルにダウンフォースを生み出し、高速走行における安定性に寄与します。
新型Audi RS Q8には、9種類のボディカラーが用意されます。このうち1色がソリッドカラー、残りの8色はメタリックまたはパールエフェクト仕上げとなります。ドアミラーハウジングはブラックが標準で、ボディ同色、アルミニウムまたはカーボンがオプションとして用意されています。アルミニウムおよびカーボンスタイリングパッケージを選択すると、ラジエーターグリル、ブレード、ディフューザークリップ、リアライトストリップ(カーボンのみ)に印象的なアクセントが追加されます。ブラックおよびカーボン スタイリングパッケージとの組み合わせで、フロントとリヤのアウディリングとRSロゴをブラックにするオプションも用意されています。さらに、アウディエクスクルーシブプログラムでは、広範囲なカスタマイズの選択肢が提供されています。
ヘッドライトは、2つの異なるLEDヘッドライトを選択することができます。オプションのRSマトリクスLEDヘッドライト(スモークタイプ)は、LEDテールライトと同様に、デジタルキャラクターを備えた立体的なデイタイムランニングライト シグネチャーを特徴としています。リヤエンドには、ハイグロスブラックパネルを備えたライトストリップが設置され、このクルマの幅広さをさらに強調しています。RSマトリクスLEDヘッドライトとリヤライトには、ダイナミックターンインジケーターが装備され、クルマを施錠または開錠すると、表現力豊かなRS専用のイルミネーションが展開されます。
スポーティで広々とした室内:インテリア
新型Audi RS Q8のインテリアは、クリーンなデザインを特徴としています。ヘッドライニングにはブラックのクロスが採用されている一方で、キャビンは理論的かつ調和の取れたカラーでまとめられています。ヘッドライニングは、オプションで、ルーナーシルバー クロス、アルカンターラ ルーナーシルバー、アルカンターラ ブラックを選択することも可能です。スリムなインストルメントパネルと水平基調のラインが、広々とした雰囲気を創出しています。ダッシュボードの中央には、最上位システムのMMIタッチレスポンスディスプレイが設置されています。ブラックパネルのディスプレイは、イグニッションスイッチをオフにすると、ブラック基調の装飾トリムパネルに溶け込んで、ほとんど見えなくなります。
室内における、もう一つの重要なデザイン要素は、幅の広い左右対称のセンターコンソールです。コンソールのフレームは、アルミニウムで織ったレース地のようなテクスチャーで装飾され、この大型SUVクーペのスポーティなキャラクターを強調しています。
アウディバーチャルコクピットの専用RSディスプレイとMMIディスプレイには、タイヤ空気圧、トルク、出力、温度、ラップタイム、Gフォースなどの情報を表示させることができます。シフトインジケーターは、エンジン回転数がレブリミットに達した場合、ドライバーにシフトアップを促します。オプションのヘッドアップディスプレイには、RS固有の情報も表示されます。
RSエンボス加工が施されたブラックパールナッパレザー/アルカンターラのスポーツシートは、大型SUVクーペのアスレチックな雰囲気に完全にフィットしています。さらにラグジュアリーなオプションとして、ハニカムパターンとRSエンボス加工が施されたヴァルコナレザーを使用した、RSスポーツシートも用意されています。RSスポーツシートには、マッサージ機能に加えて、ベンチレーション機能を提供するためにパフォレーテッド(穴あけ)仕上げが施されています。
カラーは、ブラックが標準で、コニャックとグラナイト(花崗岩)グレーがオプション設定されています。2つのRSデザインパッケージには、ニーパッド、ステアリングホイールリム、フロアマット、セレクターレバー、シートベルトのエッジに、レッドまたはグレーのコントラスト ステッチが配されています。どちらのパッケージでも、センターコンソール、セレクターレバー、ステアリングホイールの張地は、アルカンターラとなります。その他のオプションには、カーボンマット、グレーオーク、アルミニウムスペクトルのインレイが含まれます。エクステンデット レザーパッケージを選択すると、アッパードアパネルにもレザーが採用され、さらに高級感のある雰囲気が演出されます。
ステアリングホイールには、RSロゴが装着されています。同様に、照明付きフロントドアシルトリムにも、RS Q8ロゴが装着されています。パフォレーテッドレザーを使用したフラットボトムのステアリングホイールには、マルチファンクションボタンが含まれています。ドライバーは、専用のRSモードボタンを使用して、アウディセレクトのRS1およびRS2モードを選択することができます。これらのモードを選択すると、アウディバーチャルコクピットは、自動的にRS専用ディスプレイに切り替わります。
Audi RS Q8は、日常ユースでも高い実用性を特徴としています。3人掛けのリヤシートは、標準でスライド機能を備えています。リヤシートの背もたれを折りたたむと、ラゲージコンパートメント容量を最大で1,755ℓまで拡大することができます。テールゲートは電動式です。
安全のためのコネクテッド機能:アシストシステムとインフォテインメント
新型Audi RS Q8は、数多くの状況でドライバーをサポートします。このモデルでは、アダプティブクルーズアシスト、エフィシェンシーアシスト、交差点アシスト、車線変更警告、360°カメラなど、30以上のアシストシステムが利用可能です。ドイツ市場では、最上位のインフォテインメントシステム、MMIナビゲーションプラスが標準装備されます。このシステムには、LTE-Advanced(LTEアドバンスト)規格に対応し、Wi-Fiホットスポット機能を備えたAudi connectデータ転送モジュールが含まれています。ナビゲーションシステムは、過去の走行記録からドライバーの好みを認識して、インテリジェントな提案を行います。Audi connectオンラインサービスには、ルート計算のプロセスに予測機能が追加されました。
*本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。
本資料に記載されている装備、データ、価格はいずれも欧州で販売予定のものです。内容は予告なく変更されることがあり、日本仕様・価格は未定です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像