オラクルとMastercard、顧客の運転資本への迅速なアクセスを可能に

Mastercardの革新的なバーチャルカード・プラットフォームを活用したパートナーシップにより、Oracle Cloud ERPの組み込み財務機能を企業向けにグローバルで拡大

日本オラクル株式会社

オラクルとMastercardは本日、企業間(B2B)決済取引をエンドツーエンドで自動化するための新しいパートナーシップを発表しました。このパートナーシップにより、オラクルは「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning (ERP)」を銀行と直接接続することで、顧客企業がB2Bの財務および決済プロセス全体を効率化および自動化できるようになります。

Oracle CloudWorld, ラスベガス – 2023年9月20日

(本資料は米国2023年9月19日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクルとMastercardは本日、企業間(B2B)決済取引をエンドツーエンドで自動化するための新しいパートナーシップを発表しました。このパートナーシップにより、オラクルは「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning (ERP)」を銀行と直接接続することで、顧客企業がB2Bの財務および決済プロセス全体を効率化および自動化できるようになります。

多くの企業が、よりシンプルな商用支払処理を望んでいます。しかし、エコシステム全体でデータ、システム、プロセスがバラバラであるため、企業とそのサプライヤーが効率的に取引を行うことができません。オラクルは、このような課題に対処し、企業がすべての取引関係者をセキュアに接続して情報共有するために、Mastercardの革新的なバーチャルカード・プラットフォームを活用します。これにより、オラクルの法人顧客のエンドツーエンドの金融取引が迅速化されるとともに、銀行が「Oracle Cloud ERP」内で付加価値の高いサービスを提供できるようになります。

Mastercardのグローバル・パートナーシップ&セグメント担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるEugene Bourke氏は、次のように述べています。「Mastercardのバーチャルカード技術は、商用支払処理を変革する上で重要な役割を果たします。財務および決済機能を『Oracle Cloud ERP』に統合することで、法人顧客は事業拡大のためのサービスを利用しやすくなり、また銀行はタイムリーでパーソナライズされたサービスを提供できるようになります。」

Mastercardのバーチャルカード技術を組み込むことで、数カ月にわたる実装作業が不要になるだけでなく、カード・プログラムの設定や構成にかかる手間や技術的な複雑さを大幅に軽減することができます。その結果、「Oracle Cloud ERP」とMastercardのお客様は、次のようなメリットを得ることができます。


  • サプライヤーへの請求書支払いのためのバーチャルカード: 「Oracle Cloud ERP」で、カードを使用できるサプライヤーを特定し、バーチャルカードの生成と大量の支払いを自動化し、銀行の勘定照合のプロセスを効率化します。エンドツーエンドの支払い処理には、サプライヤーの銀行口座への自動直接振込と、サプライヤーのための送金結果の照合業務の効率化が含まれます。

  • 企業購買のためのバーチャルカード: 企業が従来の支払い方法を安全なバーチャルカードに置き換えることで、不正防止を強化します。また、調達チームは、従業員によるバーチャルカードのリクエストを一元管理し、オンデマンドでビジネス購入をサポートすることができます。


Mastercardのバーチャルカードが「Oracle Cloud ERP」に組み込まれると、お客様は、Mastercardの主要なグローバル決済ネットワークを通じて、サプライヤーに迅速かつ安全に支払いを行えるようになります。また、簡単に自分の銀行のサービスを活用できるように設定することができ、キャッシュフローを管理し、不正防止を強化し、プログラムのインセンティブを受け取ることができます。さらに、サプライヤーは、迅速な支払い、回収リスクの低減、売掛金の効率化といったメリットを享受できます。

大手銀行は、ユーザー・エクスペリエンスを向上させ、バーチャル決済カードの導入を促進するため、オラクルとの協業を進めています。HSBCは、このソリューションを導入した最初の銀行であり、米国と英国のオラクルのお客様に組み込み型のバーチャルカード・エクスペリエンスを提供する予定です。

HSBCのコマーシャルカード部門グローバル責任者、マネージング・ディレクターのBrian Tomkins氏は次のように述べています。「HSBCの金融サービスを日常的に使用するシステムに組み込むことは、HSBCにとって重要なテーマです。HSBCのお客様の多くは『Oracle Cloud ERP』のユーザーでもあるため、このパートナーシップは非常に理にかなっていると思います。オラクルおよびMastercardと協力して、世界中の共通のお客様にこのサービスを提供していきたいと考えています。」

オラクルのアプリケーション開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるロンディ・エン (Rondy Ng) は次のように述べています。「企業対消費者間(B2C)取引は何年も前から高速化や簡素化が進んでいますが、B2B取引は依然として信じられないほど複雑で非効率的です。オラクルは、Mastercardやグローバルなバンキング・コミュニティと協業することで、企業間の取引方法に革命をもたらしています。お客様は、現金の管理、クレジットへのアクセス、融資の確保を、すべて『Oracle Cloud ERP』内で行えるようになります。」

オラクルB2Bの詳細については、 https://www.oracle.com/erp/b2b/ をご覧ください。

オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com/ をご覧ください。

Oracle CloudWorldについて
「Oracle CloudWorld」は、世界中のお客様とパートナー企業を対象に開催するオラクル最大のイベントです。ビジネス上の最大の課題に取り組むために必要なインサイトの探究、スキルや知識の習得、人脈の構築、クラウド・インフラストラクチャ、データベース、アプリケーションやJavaを含む開発者向けテクノロジを構築し活用する人々からその詳細を学ぶ機会として、是非イベントにご参加ください。登録方法、基調講演の視聴方法、セッション詳細、ニュースなどの情報は、https://www.oracle.com/cloudworld/ または https://www.oracle.com/news/ をご参照ください。

将来の見通しに関する記述
オラクルの将来の計画、見通し、信念、意図に関する本記事内の記述は「将来に関する記述」であり、重大なリスクや不確実性が生じる可能性があります。こうした記述はオラクルの現在の見通しと実際の結果に影響を及ぼす可能性があり、実際の結果が大きく異なる可能性があります。これらの記述およびオラクルのビジネスに影響を及ぼすその他のリスクに関しては、Form 10-K での オラクルの最新のレポートならびに Form 10-Q の「Risk Factors」など、米証券取引委員会 (SEC) に提出されているオラクルの報告書に記載されます。これらの報告書は、SECのウェブサイトまたはオラクルのウェブサイトhttp://www.oracle.com/investor からご覧いただくことができます。本記事内の情報はすべて、2023年9月19日時点で最新であり、オラクルは新しい情報や将来の出来事を踏まえて記述を更新する義務を負いません。

商標
Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。


会社概要

日本オラクル株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
電話番号
03-6834-6666
代表者名
三澤 智光
上場
東証スタンダード
資本金
250億3300万円
設立
1985年10月