CO2排出量見える化・削減クラウド「アスエネ」を鶏卵生産・販売の八千代ポートリーが導入
鶏卵を生産・販売する経営体のCO2排出量の見える化・削減に対する支援は、アスエネと農林中央金庫ともに初の取り組み
アスエネ導入の背景と目指す姿
農林水産分野におけるCO2の排出量は、世界全体の4分の1を占める*といわれています。国際的な気候変動イニシアチブ「SBTi(Science Based Targets Initiative)」によるSBT認定を取得する民間企業・団体などからは、生産・加工・流通・消費の食農サプライチェーン全体におけるCO2排出量削減に強い関心が寄せられています。また、鶏卵業界において、食料の供給だけではなく、農業や環境の側面からも豊かな生活を送れるよう、持続可能な社会の実現を目指した取り組みを行っています。
* 出典:農林水産省「気候変動に対する農林水産省の取組」
「アスエネ」は企業・自治体を対象に、GHGプロトコル*におけるScope1-3*のサプライチェーン全体のCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスとSX*コンサルティングを行っています。強みである脱炭素のワンストップソリューションにより、企業の脱炭素経営推進に向けた包括的なサービスを提供しています。
当社と農林中金は2022年1月に連携に合意し、「アスエネ」の導入を通じた、企業の脱炭素に向けた取り組み支援および農業・食品産業における地球温暖化問題の解決を推進しています。農林中金は、「投融資先等のGHG排出量削減 2050年ネットゼロ」を中長期目標の一つに掲げ、投融資先の脱炭素化の取り組みを後押ししています。
今回、鶏卵を生産・販売する経営体のCO2排出量の見える化・削減に対する支援は、アスエネと農林中央ともに初の取り組みです。この度、八千代ポートリーおよび同社サプライチェーン全体のCO2排出量を見える化・削減に取り組むことにより、鶏卵業界をリードし、食農サプライチェーン全体におけるCO2排出量削減に資するものと認識し、引き続き八千代ポートリーをはじめとするCO2排出量削減に取り組む企業をさらに支援していきます。
取り組み内容
「アスエネ」による、CO2排出量(Scope1-3)の見える化
算定範囲:八千代ポートリーならびにサプライチェーン企業の横浜ファーム、ユウファーム3社のCO2排出量(Scope1-3)
八千代ポートリーについて
八千代ポートリーは、株式会社ユウファームにてニワトリの雛を飼育・育成し、株式会社横浜ファームにて生産された鶏卵を八千代ポートリーが販売する、一貫生産販売体制により、国内のみならず海外にも販売先を展開しています。
会社名:株式会社八千代ポートリー
代表取締役社長:笠原 政利
設立:1929年
本社:神奈川県横浜市港南区港南3-5-21
WEBサイト:https://www.yachiyo-egg.com/
農林中央金庫について
農林中央金庫は、農林水産業者の協同組織を基盤とする全国金融機関として、大正12年に設立しました。以降、JA(農協)、JF(漁協)、JForest(森組)などの協同組合および会員全体に金融の円滑を図り農林水産業の発展に寄与。国民経済の発展における重要な社会的役割を担っています。
組織名:農林中央金庫
代表理事理事長:奥 和登
設立: 1923年
本店住所:東京都千代田区大手町1-2-1
WEBサイト:https://www.nochubank.or.jp/
「アスエネ」について
「アスエネ(旧:アスゼロ)」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3*のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。
<主な特長>
・請求書などをAI-OCRでスキャン、お客さまの業務工数を削減、カンタンにCO2見える化
・CDP認定の気候変動スコアリングパートナーとしての豊富な実績によるSX*コンサルティング
・GHGプロトコル*に基づいた、各種イニシアチブ(CDP・TCFD・SBTなど)の報告支援
・製品別CFP*機能により、製品・サービス単位のライフサイクル全体のCO2e排出量の算定が可能
・CO2クレジットオフセット、クリーン電力調達などの脱炭素ワンストップソリューションを提供
・GHG排出量算定の国際規格ISO14064-3の第三者検証により、システムの妥当性を保証済み
アスエネサービスサイト:https://earthene.com/asuzero
「アスエネESG」について
「アスエネESG(旧:ESGクラウドレーティング)」は、企業のサプライチェーンのESG(E:環境、S:社会、G:ガバナンス)経営の取り組みを可視化できるESG評価プラットフォームです。
<主な特長>
・サプライチェーン企業に対し、信頼性の高いESG評価が可能
・サプライチェーン調達におけるESG評価の工数削減
・有価証券報告書の開示に対応したコンサルティング
・表彰・PRで認知と集客の最大化
アスエネESGサービスサイト:https://earthene.com/rating
アスエネ 会社概要
会社名:アスエネ株式会社
事業:CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」
ESG評価クラウドサービス「アスエネESG」
カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」の運営
資本金:25億2,681万円(資本剰余金含む)
代表者:代表取締役CEO 西和田 浩平
株主:経営陣、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、STRIVE、
パビリオンキャピタル(シンガポール政府/テマセク傘下ファンド)、
Salesforce Ventures、SBIインベストメント、GMO VenturePartners、
Sony Innovation Fund、GLIN Impact Capital、Axiom Asia Private Capital等
創業:2019年10月
住所:東京都港区虎ノ門1丁目17−1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階 CIC TOKYO
URL:https://earthene.com/corporate/
【採用について】
ミッションである「次世代によりよい世界を」を実現するため、全方位で採用を強化しています。
採用サイト:https://earthene.com/corporate/recruitment
【アライアンスについて】
当社サービスの展開を共にお取り組みいただけるパートナーを募集しています。
協業例:金融機関・地域金融機関、総合・専門商社、コンサル、製造業、投資ファンドなど
問い合わせ先:https://earthene.com/corporate/form/contact
<注釈補足>
* GHGプロトコル:Greenhouse Gas(温室効果ガス)の排出量算定と報告の国際・世界基準
* Scope1-3:以下のとおり、事業者によるCO2排出量の算定・報告対象範囲を区分
Scope1:自社の事業活動において直接排出したCO2排出量
Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なCO2排出量
Scope3:上記以外の事業活動に関わる上流・下流のサプライチェーンのCO2排出量
* SX:サステナビリティ・トランスフォーメーション。企業が持続可能性を重視した経営方針へと切り替える
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