ウーマンズ パビリオンでカルティエが主催した「WA ダイアローグ」。世界中の各界リーダーが議論する、ともに輝く未来
WEEK 2 : 6月16日-6月22日




6月9日から22日までの2週間にわたり、ウーマンズ パビリオンの2階に位置する「WA」スペースでは、「SHAPING THE WORLD TOGETHER」をテーマに、カルティエ インターナショナルが主催する「WA ダイアローグ」が開催されました。アート、スポーツ、テクノロジーなど異なる視点からジェンダー平等と持続可能性を促進するためのアイデアや行動可能なソリューションを提言した登壇者と、それに耳を傾けた参加者たちに対話が生まれ、社会にポジティブな変化を生み出すためのアクションにつなげようと、「WA」スペースは希望に満ちた空気に包まれました。
6月16日-22日にかけての第2週も、ガブリエラ・ハースト(ファッションデザイナー、起業家)、SHELLY(タレント)、河瀨直美(映画監督)、永山祐子(建築家)、片岡真実(森美術館館長)といった各界で活躍するスピーカーによる多彩なセッションが連日開催され、来場者を魅了しました。
6月16日:「永遠にグリーンな製品:ライフサイクルの価値創出を見直す」
デザイナーで起業家のガブリエラ・ハースト、株式会社 細尾 代表取締役 細尾 真孝、US版『ハーパーズ バザー』編集長 サミラ・ナスル、カルティエ カルチャー&フィランソロピー会長シリル・ヴィニュロンが登壇し、モデレーターのアナ・カルカーニ・ロールドの進行のもと、「永遠にグリーンな製品:ライフサイクルの価値創出を見直す」をテーマに、それぞれのビジョンを共有しました。このセッションでは、職人技、伝統、現代性を題材に議論を展開。伝統的な職人技と最先端のイノベーションは、持続可能性をどのように再定義できるのか。職人技術を維持しながら効率性を高めるためにテクノロジーがどのような役割を果たすのか。こうした問いに対し、伝統を守りながら自然との共生を模索する、デザインの未来に対し希望とインスピレーションに満ちた対話が繰り広げられました。


6月16日:「ジェンダーバイアスを打破する:アートとメディアで平等な社会をデザイン」
伝統的なジェンダーの役割と社会規範がアイデンティティを形成し、ジェンダーとセクシュアリティに関するオープンな対話が抑制されている日本において、アート、デザイン、科学は、社会の構造的な不平等に挑み、タブーを打ち破る強い力となります。また、クリエイティビティとソーシャルメディアを通して、価値ある対話を促し、よりインクルーシブな社会に向けた文化的変革を推進します。慶応義塾大学教授で大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンプロデューサーでもある宮田裕章と タレントのSHELLYの対談では、アートとメディアがいかに無意識のジェンダーバイアスを明らかにし、ジェンダーとセクシュアリティに向き合う若者に力を与えられるのかを探りました。


6月16日:「人間関係の本質:つながりがもたらす永続的な価値とは」
社会での孤独感が深まるにつれ、リアルな人と人とのつながりの必要性が、これまで以上に切実になっています。このセッションは、ウーマンズ パビリオン内の展示「YOUR HAND」に登場する作家のJJ・ボラによる詩の朗読で始まり、JJ・ボラと「THREE WOMEN」のショートフィルムを手掛けた映画監督の河瀨直美が、その半生と創作活動の中で、いかに人とのつながりを培ってきたのかを振り返りました。作品を通して「つながる」ことの意味を問い、構築し、解釈している二人は、つながりがもたらす真の価値について熱く語り合いました。


6月17日:「レジリエント シティ:都市空間をデザインでサステナブルに」
建築家と都市設計士は、SDGsを実現する都市空間を再設計するうえで重要な役割を果たします。そして、持続可能な建築は、都市を環境に優しく、住みやすい場所に変えます。持続可能な設計の原則は、いかに都市のCOs排出量や汚染を削減できるのか。環境に配慮した建物をすでに導入している都市から、どのような教訓が得られるか。このセッションでは、ウーマンズ パビリオン リードアーキテクトを務めた永山祐子、2025年日本国際博覧会 副会長・理事・シニアアドバイザーのウスビ・サコ、カルティエ カルチャー&フィランソロピー会長シリル・ヴィニュロンが登壇し、建築家がいかにテクノロジーと伝統的な方法を融合し、レジリエンスに優れた、環境に優しい都市空間を創造するのかを語り合いました。


6月20日:「生物多様性への配慮:自然保全の新しい道」
生物多様性が未曽有の危機に直面しているなか、市民レベルのイニシアチブは、世界的な支援運動に並び、生態系保護と地域社会の地位向上に極めて重要な役割を果たします。
本セッションは、生物多様性に対する活動や地域中心の保全措置を推進する上で女性リーダーが果たす重要な役割を取り上げました。ケニア人の著名な環境活動家である世界資源研究所 アフリカ グローバルパートナーシップ担当 マネージングディレクターのワンジラ・マタイによる基調講演に始まり、Tremendas 共同創業者のフリエタ・マルティネス、Synbiote CEO兼共同創業者のアンリタ・ファーネル、そしてウーマンズ パビリオン内の展示「YOUR HAND」に登場するmoco Earth 最高執行責任者の細井愛茉ら気候活動家たちが、生物多様性保全を推進するための主要な戦略を発表。コミュニティ主導の取り組みを支援するバイオ技術のイノベーションの潜在性、持続可能な保全における若者の動員とリーダーシップの重要性、そして分野横断型の協働がいかにして有効な保全モデルを拡大できるのか、などのテーマについて掘り下げました。


6月22日:「変化を後押しするアート:どうすればアートやクリエイティブ産業が社会のステレオタイプを打破できるのか?」
アートにはどんな未来が待ち受け、アートが変化を呼び起こし続けるにはどうすればよいのか―。アートは視点を形づくり、慣習を疑い、考察を促す上で長らく重要な役割を担います。そして、アーティスト、文筆家、デザイナーは、感情と想像力を通じてマインドセットに影響を与え、より公平でインクルーシブな社会に貢献しています。本セッションには、作品を通じてステレオタイプに疑問を呈し、力強いクリエイティブな表現でナラティブを転換する、3名の女性クリエイターが登壇しました。書家の金澤翔子のパフォーマンスでセッションは始まり、その後、7M Agency アートディレクター兼アーティストのHAMI 松永美春、森美術館館長の片岡真実が、アートにおいて変化する女性の役割や、キュレーターと各種機関の責任について考えを巡らせ、AIなどの新しいテクノロジーがクリエイションの展望をいかに変化させるのかを考察しました。


6月9日-22日かけて開催されたセッションの模様は、カルティエの公式YouTubeで順次配信されています。
https://www.youtube.com/playlist?list=PL0RE1Gs5RLRqH7EqF4CTNtBZuSk6jMQeJ
ウーマンズ パビリオンのミッションは、未来世代へと受け継がれるレガシーを創造するとともに、世界中のコミュニティからインスピレーションを得ることで人類の叡智を紐解くことにあります。パビリオンに足を踏み入れると、そこには誰かの人生の物語や世界が抱える課題、そして私たちがともに願う未来への希望が広がっています。「WA」スペースでは、今後も各界を代表する登壇者によるトークセッションが続きます。
詳細は順次ウェブサイトにて公開され、ご来場予約をされたどなたでもご参加いただけます。
https://register.cartier.com/ja/wa-2025
https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/events
#WomensPavilion #Cartier #CartierWaDialogues # EXPO2025
お問い合わせ先:カルティエ カスタマー サービスセンター 0120 1847 00
ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartierについて
2025年大阪・関西万博において、内閣府、経済産業省、2025年⽇本国際博覧会協会とともに出展する本パビリオンは、「ともに⽣き、ともに輝く未来へ」をコンセプトに掲げ、すべての人々が真に平等に生き、尊敬し合い、共に歩みながら、それぞれの能力を発揮できる世界をつくるきっかけを生みだすことを目指し、女性たちの体験や視点を通して、公平で持続可能な未来を志すことを来場者に呼びかけます。
https://womenspavilion.cartier.com/ja/
カルティエについて
カルティエは、世界有数のラグジュアリーメゾンとして、開かれた精神と好奇心を常に持ち、独創的なクリエイションを通じて、あらゆるものの中に潜む美を見出し続けてきました。ジュエリーやファインジュエリー、ウォッチメイキングからフレグランス、レザーグッズやアクセサリーに至るまで、多岐にわたるカルティエのクリエイションには、卓越した職人の技と時代を超越するシグネチャーが融合しています。
リシュモングループの一員であるカルティエは、旗艦店をはじめとするブティックや正規代理店、オンラインブティックを国内外で展開しています。
2025年大阪・関西万博について
2025年⼤阪・関⻄万博は世界最⼤の博覧会として、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、人類の輝きと偉業を称えます。
この比類ないイベントは2025 年4 月13 日から10 月13 日までの184 日にわたり開催され、2820 万人の来場者が見込まれます。
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