学校での「合理的配慮」と「環境調整」を具体化する一手、カンコー学生服×感覚過敏研究所が共同開発した学校向けカームダウンボックスを販売開始
8/20(木) 教員向け展示体験会&感覚過敏の当事者 加藤路瑛氏による特別講演会を開催
菅公学生服株式会社 (本社:岡山市北区駅元町、代表取締役社長:尾崎 茂 以下:カンコー学生服)の研究機関であるカンコー学生工学研究所は、株式会社クリスタルロード/感覚過敏研究所(東京都中央区日本橋横山町、代表取締役社長:加藤 路瑛 以下:感覚過敏研究所)と共同開発した、学校向けカームダウンボックス「カンコーポピールーム」の販売を開始いたします。
本商品の販売開始に伴い、教員を対象とした、実物を体感できる「展示体験会」および、感覚過敏研究所所長 加藤 路瑛氏による「特別講演会(感覚過敏と学校生活)」を2026年8月20日(木)に東京都中央区にて開催いたします(講演会はオンライン同時配信・参加無料)。
・販売窓口:https://kabin.life/service/calmdown/kanko_poppy/
・展示体験会および講演会申込:

■取り組みの背景
カンコー学生工学研究所は「誰一人取り残さない制服・体操服づくり」を目指しています。子どもたちの可視化されていない悩みを調査する中で「感覚過敏に伴う学校生活での困りごと」に着目し、誰もが快適な学校生活を送れるための研究開発を進めてまいりました。
そうした取り組みの一つが「カームダウンボックス」です。カームダウンボックス(スペース)とは、光や音などの刺激で疲れたり、体調不良やパニックになってしまう方々が、心身を落ち着かせるための避難所・休憩所のことです。大阪・関西万博における20カ所以上の設置をはじめ、空港や大型商業施設など全国で導入が進む中、当研究所では「学校現場にもカームダウンボックスが必要ではないか」と考え、開発に着手いたしました。
学校における最適な形状や設置場所、安心して利用できる運用方法を模索するにあたり、感覚過敏やカームダウンボックスの専門家である感覚過敏研究所所長 加藤 路瑛氏からのご助言をはじめ、当事者や利用者の皆さまからのご意見も取り入れながら改良を進めてまいりました。
販売を開始するカームダウンボックスと共に、試作品を含む計5点の展示体験会および講演会を実施いたします。実物の展示・体験を通じて学校環境整備の具体例を体感いただくとともに、感覚過敏の子どもたちへの対応に関するヒントや、先生方が現場で実践できるサポートについてお伝えいたします。
■学校向けカームダウンボックス「カンコー ポピールーム」
学校向けカームダウンボックス「カンコー ポピールーム」は、カンコー学生服が開発した、学校・教育施設向けのカームダウンスペースです。軽量で扱いやすい強化ダンボールを使用し、カーテンや天井の布によって、人の視線や光をやわらげます。感覚過敏研究所との共同開発で、開発支援・監修・販売を担当いただいています。
学校には、授業中の音や話し声、照明のまぶしさ、人の視線、におい、人の多さなど、さまざまな刺激があります。こうした環境に疲れたとき、一時的に刺激から離れて休憩できる場所があることで、気持ちや体調を整えやすくなります。
・商品名:学校向けカームダウンボックス「カンコー ポピールーム」
・サイズ:幅106×奥行95×高さ165(cm)
・価格:200,000円(税別・送料込み)※北海道・沖縄・離島は別途
・納期:ご注文から約1カ月
・推奨設置場所:小・中・高校、特別支援学校、保健室、相談室、学習支援室、放課後児童クラブ、フリースクールなど
・販売窓口:https://kabin.life/service/calmdown/kanko_poppy/
・商品特長:
1.人の視線をやわらげる個室空間
周囲を壁で囲い、入口にカーテンを設置することで、人の動きや視線が気になりにくい空間をつくります。完全に閉ざされた個室ではなく、入口のカーテンを開閉しながら、利用する児童・生徒の状態に合わせて調整できます。

2.天井と入口の布で明るさを調整
入口と天井には、明るさを調整するための布が取り付けられます。布は2種類付属しており、制服の残布を利用しています。設置場所の照明や利用者の好みに応じて、天井の明るさや入口から入る光を調整できます。
※本商品は光を完全に遮断するものではありません。

3.特別な工具を使わずに組み立て可能
パーツを組み合わせ、付属のアタッチメントをダンボールのくぼみにはめて固定する構造です。特別な工具を使わずに組み立てることができます。組み立ての動画を用意しています。

4.軽量で移動しやすい
本体がダンボール製のため、木製や金属製の個室型スペースと比較して軽量です。学校行事や教室の変更などに合わせて、複数人で移動させることができます。

5.案内パネル付属
ボックスの側面には、利用方法を伝える案内パネルを設置できます。カームダウンスペースを初めて見る児童・生徒や保護者、教職員にも、どのような場所なのかを伝えやすくなります。学校独自の利用ルールや名称を記載したパネルに変更することもできます。
※パネル内容やデザインの変更については、事前にご相談ください。

・導入事例(品川区立内の小学校)
担当されている先生方からのコメント(抜粋)
・初めにこのボックスの使い方を児童たちに説明した。最初は飛び出してしまう児童が中心に使っていたが、最近は少しリフレッシュしたい児童も使用するようになった。
・授業に参加し続けることが難しい児童がいたので「行ってみたら?」と促した。児童は10分ほど使用した後、再び授業に参加できた。このボックスがあることで児童にとってもどこに居たらいいかわかりやすく、こちら(先生)としてもどこにいるかわかるので安心できる。
・ボックスがない時は落ち着こうと廊下のくぼみにいても、誰かが通ることで途切れてしまいなかなか落ち着けなかった。ボックスがあることで、落ち着くことに集中できるため、かかる時間が減った。
レポート1:https://kanko-gakuseifuku.co.jp/lab/contents/calmdown_1/
レポート2:https://kanko-gakuseifuku.co.jp/lab/contents/calmdown_2/
■展示体験会・特別講演会開催概要
・開催日時:2026年8月20日(木)
・展示体験会:13:00~18:00(終日開催・現地開催のみ)
・特別講演会:16:00~17:15
・開催方法:現地開催・オンライン配信(講演会のみ)
・現地会場:〒103-0004 東京都中央区東日本橋2丁目2-5ジャコワ第1ビル3階
・対象:全国の教員
・参加費:無料
・申込締切:2026年8月17日(月)まで
・プログラム内容:
1. 展示体験会(13:00~18:00)
・展示内容:試作品を含む計5点を展示。実際に中に入り、光や音の遮蔽感を体感いただけます。導入校(品川区立内の小学校様)での活用事例もご紹介します。
2. 特別講演会(16:00~17:15)
・講演タイトル:感覚過敏と学校生活
・登壇者:感覚過敏研究所所長 加藤 路瑛 氏
・内容:当事者視点から、感覚過敏の子どもたちが学校で感じやすい困りごとや、学校現場で取り組める「合理的配慮・環境調整」の具体的なアプローチを解説します。

■共同研究者

加藤 路瑛(かとう じえい)さん
2006年2月生まれ。
株式会社クリスタルロード代表取締役。
自身の困りごとである「感覚過敏」の課題解決に向き合い、
13歳の時に感覚過敏研究所を立ち上げ、
商品・サービスの開発・販売、感覚過敏の研究や啓発に力を注いでいる。
感覚過敏課題解決アパレルブランドKANKAKU FACTORYを展開。
その他、感覚過敏に関する書籍や講演、学会発表など多方面で活躍中。
■カンコー学生工学研究所
子どもたちを「カラダ」「ココロ」「時代」「学び」の4つの視点で見つめるカンコーの「学生工学」という考え方。この考えのもと基礎研究を行い、時代性、子どもたちの成長、嗜好などを調査し、新たな価値を創出することが私たちカンコー学生工学研究所の使命です。
また社外にも門戸を開き、思いを共にする企業や研究機関と共創することでこれからの活動をさらに深め、学生たちや保護者の方々、学校・地域社会の皆さまが求める 「学生にとって本当に価値あるもの」を創出していきます。
そして、その先にある安心で快適な学生生活の実現を目指します。
サイト:https://kanko-gakuseifuku.co.jp/lab/
■菅公学生服株式会社
1854年(安政元年)創業。学校制服・体操服を通じて、子どもたちと学生生活を支えるすべての人々に寄り添い、さまざまな社会課題を解決するスクールソリューションカンパニーです。
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