ナリス化粧品 ふきとり化粧水 国内販売シェア8年連続No.1

ふきとり化粧水、コロナ以前に対し復調の兆し。当社最高価格帯ブランド「セルグレース」リニューアルで前年比172.5%。

株式会社ナリス化粧品

株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、主力商品である「ふきとり化粧水」について、2022年度(2022年4月から2023年3月)の企業別国内販売動向調査を実施し、8年連続で国内シェアNo.1であることがわかりました。当社は、2015年度(2016年8月実施)から、ふきとり化粧水の国内販売動向調査を実施。2015年度に170億円だった市場規模は、2019年度には199億円と順調に拡大していたものの、その後はコロナの影響によりインバウンド需要の縮小や緊急事態宣言発令による店舗の休業など各社ともに低調となり、2020年度は170億円、2021年度は163億円と市場を縮小、今回の調査では167億円でした。経産省鉱工業動態統計室の1月度の化粧水の前年度比較は100.8%ですが、ふきとり化粧水の前年度比較は102.4%と化粧水全体と比較しても復調の兆しが伺えます。

調査を開始した2015年度の当社の市場シェアは12.9%でしたが、シェア率は徐々に伸長し、今回の調査では15.1%です。今年1月21日に当社最高級スキンケアブランド「セルグレース」をリニューアルし、ふきとり化粧水の「セルグレース コンク」が、前年比172.5%と伸長したことも寄与したと考えられます。尚、この調査は、外部調査機関「TPC マーケティングリサーチ株式会社」によるもので、売上高には、当社のナショナルブランドに限り、ナリスブランド以外のOEM品、海外品は含まれません。


セルグレース コンクセルグレース コンク



ナリスブランドのふきとり化粧水すべてに共通「コンク」名称へのこだわり

1937年発売 初代 ふきとり化粧水 ナリス コンク1937年発売 初代 ふきとり化粧水 ナリス コンク

当社では、ナリスブランドだけでも20品目以上のふきとり化粧水を取り扱っていますが、自社ブランドのふきとり化粧水には、すべての製品のブランド名もしくは製品名の一部に、「コンク」という名称を使用しています。(オールパーパスローションを除きます。)これは、研究開発者であった創業者の化粧品にかける思いから生まれた「concentrate(濃縮した)」の英語の頭の4文字から生まれた造語です。栄養を与える、滋養を与えるを意味する英語「nourishment」の造語から生まれた社名「naris」は、「凝縮された栄養を肌に与えたい」という創業者の思いが込められたもので、ふきとってから栄養を与えることが大事だという考えは、91年以上前から今に繋がる当社の一貫した美容理論です。



ふきとり化粧水、新しい使用方法や新アイテム続々

当社は90年以上角層研究を続ける中で、使用感の違いや部位ごとに適正なふきとり化粧水を提供しています。この1年ではふきとりケアもできるシートマスク状のパック「ルクエ ふきとり保湿マスク」など、新しい使用方法も提案。私たちが最も大事にしていることは、その人その人によって異なる、目指す肌や肌質・使用感の好み・ライフスタイルやこうなりたいという個別のイメージに寄り添うこと。それぞれの「こうなりたい」を叶えるためのふきとり化粧品は異なります。薬用だけでなく、乳液状・シート状・ふきとり機能と一般の化粧品の機能を併せ持つ多機能タイプなど、様々なアイテムを発売しているのは、個別の異なる要望に応えるためです。当社では、ふきとり化粧水の目的は、単に汚れをふきとることだけではなく、健康な角層に導くことだと考えていますが、正しい理解が浸透しているとは言えない現状だと捉えています。また、ジェンダーフリーの化粧品の登場や、年齢を超えた化粧品の共用実態もあり、もはやスキンケアは限られた女性だけのものではありません。使用者の多様化が進むことが予想される中、正しく選び、正しく使うための情報提供を、より丁寧にかつ積極的に行っていきたいと考えています。

ルクエ ふきとり保湿マスクルクエ ふきとり保湿マスク


【ふきとり化粧水とは】

余分な老化角質を取り除くことにより、肌のターンオーバーに働きかけ、後で使用する化粧品の浸透を高める目的で1937年に、創業者である村岡満義により開発・発売。当時は、「塗り重ねること」がスキンケアの常識であったため、常識を覆した商品として注目を浴びました。スキンケアで使用する「化粧水」は、洗顔の後に一種類だけを使用することが一般的ですが、当社では、洗顔の後、「ふきとり化粧水」を使用してから、「化粧水」を使用するという2種類の化粧水を使用する独自の美容理論のもと商品を構成しています。使用方法は、コットンにふきとり化粧水をしみ込ませ、やさしくふきとります。尚、「ネイチャーコンク」のように、化粧水にふきとり機能を持たせた、1本でふきとり化粧水と化粧水の効果を併せ持つ、多機能で簡便タイプのふきとり化粧水も発売しています。

 

【ふきとり化粧水の歴史と現状】

当社は1932年に研究職だった村岡満義が創業。肌の老化角質を取り除き、その後に使用する化粧品の効果を高めるための「ふきとり化粧水」を1937年に発売しました。創業当初から、社内に研究開発部門があり、角層の研究は85年を超えます。当社の調査では、ふきとり化粧水の認知率は、7割を超え、美容に関心のある女性の9割超が、ふきとり化粧水を使用しており、美容意識の高い人に使用されているアイテムとして認知が広がっているようです。コロナ禍の影響で、ふきとり化粧水の市場規模は全体的に減ったものの、自宅で過ごす時間が増えたことにより、おうち美容が浸透し、自分をケアする時間を大切にする層が増えたことなどにより、今後、ふきとり化粧水の使用者の拡大を見込んでいます。尚、当社は、2017年にふきとり化粧水の国内販売シェア第1位を記念し、日本記念日協会に2月10日を「ふきとりの日」と申請し、認定されています。


【ナリス化粧品の主なふきとり化粧水】

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会社概要

株式会社ナリス化粧品

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URL
http://www.naris.co.jp
業種
製造業
本社所在地
大阪府大阪市福島区海老江1-11-17
電話番号
06-6458-5801
代表者名
村岡弘義
上場
未上場
資本金
16億円
設立
1932年04月