洋上風況マップ(NeoWins)改定に向けた研究開発を採択しました
洋上風力発電の計画策定に必要な、信頼性の高い風況情報の提供を目指す
NEDOは、「風力発電等導入支援事業」(以下、本事業)において、洋上風況マップ(NeoWins)の改定に向けた研究開発テーマ1件を採択しました。
本事業は、近年の風車大型化や風力発電に関連する制度・法律の整備が進んだことに伴う業界ニーズに応えるため、最新の気象・海象データなどを用いた風況シミュレーションモデルの開発、マップに必要な構成要素の整備、マップ閲覧システムの開発などを行い、従来のNeoWinsを改定します。
本事業を通じて、高高度(300m以上)や沖合30km以遠を含む風況データ、最新の自然環境・社会環境に係る構成要素を整備し、風力発電の導入拡大に資する、より信頼性の高い洋上風況マップの構築を図り、風力発電事業者による事業計画立案に貢献します。
1.概要
これまで、風力発電事業者などが風力発電所の適地選定を行う場合、2017年にNEDOが公開した NeoWins(NEDO Offshore Wind Information System)や2003年に公開した局所風況マップ(以下、陸上風況マップ)が一定の役割を果たしてきました。しかし、昨今の風車大型化に伴い洋上風況マップにおいて提供する風況データの高度が不足しているなど、最新の業界ニーズに即したマップへの更新が利用者から求められていました。
このような背景から、2020年に「洋上風況マップ改定に向けた基礎調査」に着手し、複数海域沿岸部の風況観測データの取得を進めるとともに、2024年には「洋上風況マップ改定に向けた仕様策定のための調査」を行い、これら風況マップ改定時の要求仕様案を作成しました。
本事業においてNEDOは、この要求仕様案を踏まえたNeoWinsの改定に着手し、研究開発テーマ1件を採択しました。


2.採択テーマ
今回採択した研究テーマでは、要求仕様案で整理された内容に基づきシステム全体の要件定義を行い、風況シミュレーションモデルの開発やシステム開発において、NEDOが別途、事業を通じて取得した風況観測データ(12地点)と本事業内で取得予定の風況観測データを用いて、陸上・洋上の風況データの精度検証を実施します。また、高高度(300m以上)および沿岸30km以遠の風況データ整備のため、20年間分のWRF※12.5km計算を実行し、排他的経済水域(EEZ)全域の統計情報を整備します。 さらに、現行のNeoWinsで未整備の陸上領域についてWRF500m計算を追加で実施します。加えて、構成要素(自然環境・社会環境条件)について、既存項目の更新のほかに新規項目も追加し、新たな風況マップを作成します。
【1】事業名
風力発電等導入支援事業/洋上ウィンドファーム開発支援事業/洋上風況マップ(NeoWins)の改定
【2】予算
約8.3億円(2025年度~2027年度)
【3】期間
2025年度~2027年度(予定)

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採択テーマ名 |
実施予定先 |
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風力発電等導入支援事業/洋上ウィンドファーム開発支援事業/洋上風況マップ(NeoWins)の改定 |
一般財団法人日本気象協会 アジア航測株式会社株式会社 ウインドエナジーコンサルティング 国立大学法人神戸大学 (再委託:国立大学法人東京海洋大学) |
採択テーマの詳細は、下記の事業概要資料をご覧ください。
(別紙1)事業概要資料
※上記「別紙1」については、以下のURLよりご確認ください。
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101928.html
【注釈】
※1 WRF
Weather Research and Forecasting Model:アメリカのNCAR(米国大気研究センター)などが開発した
気象シミュレーションモデル(メソ気象モデル)です。
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