イオレ、データセンター環境向け最新Blackwell世代GPU「RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition」搭載サーバーの受注開始
「L40S」に加え、さらに高性能な次世代機が登場。企業のAI活用と3D処理を新たな次元へ
株式会社イオレ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:瀧野 諭吾、以下「イオレ」)は、戦略的パートナーであるデジタルダイナミック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:根来 実、以下「デジタルダイナミック」)と連携し、NVIDIAのAIファクトリーに準じた規格に適合し、新技術(Blackwellアーキテクチャ)を採用したプロフェッショナル向け製品「NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition」を搭載した高性能サーバーの取り扱いおよび受注を、2025年12月1日より開始します。

当社はデジタルダイナミックと連携し、AI推論サーバーとして「NVIDIA L40S」を主力に提供してまいりました。今回、より複雑で大規模なAIモデルの運用環境を求める市場ニーズに応え、さらに処理能力を高めた最上位モデルをラインナップに追加いたします。
これにより、お客様は「コストと電力効率のバランスに優れたL40S」と「圧倒的な処理性能を持つRTX PRO 6000 Blackwell Server Edition」の2つの選択肢から、事業規模や用途に合わせて最適なサーバー環境を選択可能となります。
受注開始の背景
生成AI市場は現在、大規模言語モデル(LLM)の構築・学習フェーズから、それらを社会実装する「推論」フェーズへと急速にシフトしつつあります。2028年以降、AI計算資源の需要の大半は推論が占めると予測される中、NVIDIA社も推論領域への注力を強化しています。しかし、現在の国内インフラは学習用途に偏重しており、来るべき推論需要に応える環境は十分とは言えません。
私たちが目指すのは、テキストから画像、動画、さらにはリアルタイムアニメーションへと進化する生成コンテンツを遅延なく処理できる環境の構築です。従来の並列処理重視の学習用サーバーとは異なり、エッジ側で高速なレスポンスとリアルタイム性が求められる領域——例として、ゲーミングやエンターテインメントに加え、デジタルヒューマン、AIアバター接客、インタラクティブ広告、デジタルツイン、産業シミュレーション、XR、ライブ生成映像など——において、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Editionは真価を発揮します。
単なるAPI課金ビジネスや学習競争の枠を超え、会話や操作が即座に映像・体験に変換される世界を実現するため、国内の推論基盤を次のステージへと引き上げてまいります。
新製品「NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition」について
本製品は、AIによる高度な演算処理や、高精細なCG映像のレンダリングにおいて、現時点で最高クラスの性能を有するワークステーションおよびサーバー向けGPUです。
【主な特徴と導入メリット】
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AI処理速度の飛躍的な向上:最新のアーキテクチャにより、AIの応答速度やコンテンツ生成速度が従来機と比較して大幅に短縮され、業務プロセスの効率化と生産性向上に貢献します。
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メモリ容量の倍増による大規模データ処理の実現:データを一時的に展開する「メモリ」の容量を、従来機(L40S)の48GBから96GBへと拡張。 これにより、大規模言語モデル(LLM)や、都市・工場全体を再現するような広域な3Dシミュレーションデータを、単一のサーバーで遅延なく処理することが可能となります。
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高度な映像表現とリアルタイム処理:AI演算能力に加え、物理シミュレーションや光の反射計算(レイトレーシング)の処理能力も強化されています。建築デザインや製品設計の現場において、写真と同等の品質を持つ映像をリアルタイムに生成可能です。
従来機「L40S」と新製品のポジショニング
イオレは、お客様の用途に合わせて2つのモデルを提案いたします。両製品ともに強力な処理能力を有しますが、推奨される適用領域が異なります。

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特徴 |
NVIDIA L40S (継続販売) |
NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition(新発売) |
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推奨される用途 |
一般的な生成AI活用、画像生成 コストパフォーマンスを重視する導入 |
大規模なAI運用、高度な3Dシミュレーション 最高レベルの処理性能を要するプロジェクト |
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製品の強み |
優れたバランス 消費電力と性能のバランスが良く、導入しやすい価格帯を実現 |
圧倒的な処理能力 倍増したGPUメモリにより、大規模モデル、長コンテキスト推論、高解像度生成、複雑なリアルタイム処理などを安定して実行可能 |
提供スケジュール
受注開始日: 2025年12月1日
納品予定: 2026年1月
※初期入荷数には限りがございます。
今後の展望:AIインフラの最適化と社会実装の加速
本製品の導入により、企業はパブリックなクラウドサービスに依存することなく、ベアメタル環境や今後実装していく国内クラウド環境において、高度なAIを安全かつ高速に稼働させることが可能になります。
「機密データを扱う生成AIの運用」や「現実に即した精細なシミュレーション」など、これまでスーパーコンピュータークラスの計算資源を必要とした処理が、より身近な設備で実現します。
イオレとデジタルダイナミックは、この次世代サーバーを日本市場へいち早く提供することで、国内企業のAI活用促進と競争力強化を強力に支援してまいります。

株式会社イオレ
本社所在地:〒103-0003 東京都中央区日本橋横山町6-16 RONDO日本橋ビル4F
代 表 者:代表取締役社長 瀧野 諭吾
設 立:2001年4月25日
資 本 金:9億1533万円 ※2025年3月31日時点
従 業 員 数:100名 ※2025年3月31日時点
上 場 市 場:東京証券取引所グロース市場(証券コード:2334)
事 業 内 容:
・アドテクノロジー商品「pinpoint」の開発・提供
・運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform」の開発・提供
・インターネット広告事業
・セールスプロモーション事業
・Web3 事業(NFT 販売代理、ギルド運営)
・旅行メディア「休日いぬ部」「休日グランピング部」の運営
・旅行事業
・AIデータセンター事業
・暗号資産金融事業
【各種サービスリンク】
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