【最新レポート発表】オフィスレント・インデックス2024年第1四半期
東京都心部 A・B・Cクラスビルの成約ベース賃料、空室率を発表
東京都心部※1 Aクラスビル※2 賃料 --- 低下傾向には下げ止まりの兆しが出始める
東京都心部 Bクラスビル※3 賃料 --- 2期連続で上昇し、上昇傾向に転じる兆し
東京都心部 Cクラスビル※4 賃料 --- 2020年第3四半期以来の18,000円/坪台を回復
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東京都心部 Aクラスビル 賃料・空室率
2024年第1四半期のAクラスビル賃料(成約賃料ベース)は前期比プラス120円/坪の25,360円/坪(共益費除く)となった。2期連続で小幅に上昇し、賃料の低下傾向には下げ止まりの兆しが出始めている。
空室率は前期比マイナス1.3ポイントの5.6%となり、大幅に低下した。昨年竣工した新築ビルを中心に、本社移転や館内増床等で数千坪単位の空室消化が複数あり、主な低下要因となっている。第1四半期はAクラスビルの新規供給が無かったことも空室率低下の背景となった。今年の供給量は比較的低水準に止まり、今後も需要の拡大が見込まれる。空室率は比較的高水準ながらも、徐々に改善に向かうと考えられる。
東京都心部 Bクラスビル 賃料・空室率
2024年第1四半期のBクラスビル賃料は前期比プラス1,003円/坪の19,921円/坪(共益費除く)となった。2期連続で上昇し、2021年第4四半期以来の20,000円/坪台が目前に迫った。賃料は上昇傾向に転じる兆しが見られる。
空室率は前期比マイナス0.3ポイントの4.0%と、2期連続の低下となった。空室を抱えて竣工したビルが複数あったものの、館内増床や拡張移転等で空室消化が進んだことが主な低下要因となっている。今年はAクラスビルの供給が低水準に止まることに加え、昨年竣工した新築ビルへ移転するテナントによる二次空室の募集も限られている。Bクラスビルが中心とみられる二次空室の需給バランスへの影響は足元では限定的な水準に止まっている。
東京都心部 Cクラスビル 賃料・空室率
2024年第1四半期のCクラスビル賃料は前期比プラス1,191円/坪の18,393円/坪(共益費除く)となった。2期連続で上昇し、2020年第3四半期以来の18,000円/坪台を回復した。賃料の横ばい傾向には変化の兆しが出始めている。
空室率は前期から横ばいの4.4%となった。複数の新築ビルが空室を抱えて竣工した一方、築浅ビルを中心に拡張や立地改善が目的の移転により空室床の消化が進んだ。空室率は4%台半ばでの横ばい傾向が続いている。
東京都心部 A・B・Cクラスビル 賃料対前年変動率
2023年第1四半期との比較による対前年変動率は、Aクラスビルがマイナス7.7%、Bクラスビルがプラス13.5%、Cクラスビルがプラス10.1%だった。Aクラスビルは16期連続のマイナスとなった。一方、BクラスビルおよびCクラスビルは2期連続でプラスとなっている。
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