エプソンとアップサイクル、伝統×デジタルの拡大を目指して会津から共創開始
- 持続可能な地域社会の実現に向けて、一般社団法人アップサイクルに加盟 -
セイコーエプソン株式会社(代表取締役社長:小川恭範、本社:長野県諏訪市、以下エプソン)と一般社団法人アップサイクル*1(代表理事:森原洋、事務局:大阪市中央区、以下(社)アップサイクル)は、福島県会津若松市のアンテナショップ「TSUMUGI」にてサステナブルな紙糸素材とデジタルプリント技術を組み合わせた商品開発に取り組む共創を開始します。この共創を加速するため、エプソンが(社)アップサイクルに加盟いたします。
(社)アップサイクルは、さまざまな企業・団体との連携により、利用可能な資源を有効活用するためのプラットフォームを目指す一般社団法人で、現在48社が参加しています。そのプロジェクトのひとつとして、商品の包装紙など廃棄される紙パッケージなどを紙糸にアップサイクルし、日本の伝統工芸と掛け合わせたサステナブルな商品として「TSUMUGI」*2ブランドを展開しています。さらに、(社)アップサイクルは、新たな活動拠点として、観光客でにぎわう会津若松市にアンテナショップ「TSUMUGI」を開設し、本日プレオープンいたします。ここでは、「TSUMUGI」ブランドの商品などを販売します。
一方、エプソンは、会津若松市に拠点を設け、教育や伝統・芸術分野において地域に密着した活動を通じて、持続可能な地方の暮らしの実現に向けた取り組みを進めています。なかでも、エプソンのさまざまな製品やソリューションを活用し、会津の伝統文化である会津木綿や会津型、会津漆器など、地域に根付いた伝統工芸品の発展・持続を目指した共創活動に注力しています。この度オープンするアンテナショップ「TSUMUGI」では、最新のガーメントプリンターSC-F1050を設置し、商品開発を技術サポートします。



今回、エプソンと(社)アップサイクルは、アンテナショップ「TSUMUGI」を皮切りに、次の取り組みを新たに展開していきます。
・「TSUMUGI」プロジェクトから生み出されたサステナブルな紙糸素材とエプソンのデジタルプリント技術を組み合わせ、地方創生へ向けた新たな商品開発を行います。
・「TSUMUGI」プロジェクトに参加する全国の伝統工芸作家・クリエイターと共に、若年層やインバウンドを対象とした新たな地方コンテンツや体験型観光に向けた取り組みの創出を目指します。
今回の取り組みは、会津地方を中心に取り組んできたエプソンによる伝統工芸との共創について、全国に展開する第一歩となります。
今後も、エプソンは持続可能な地方の暮らしの実現に向け、さまざまな取り組みを進めていきます。 また、(社)アップサイクルは伝統技術と地球環境を次世代につなげることを目指していきます。
【参考】
●(社)アップサイクル「TSUMUGI」プロジェクトについて
使用後の紙資源と未利用の間伐材を原料として紙糸化し、その糸によって作られたサステナブルな生地と、会津型や京友禅、加賀友禅など全国各地の伝統工芸を融合させて、Tシャツやバッグなどの商品を製作、販売しています。
*1 一般社団法人アップサイクルについて https://upcycle.or.jp/
*2 「TSUMUGI」プロジェクトについて https://tsumugi-upcycle.com/
● エプソンの会津地方における活動について
長野県諏訪市に本社を置くエプソンは2020年7月、福島県会津若松市のスマートシティAiCTに「DXイノベーションラボ会津」を開設しました。「スマートシティ会津若松」へ参画、西会津町や喜多方市とも連携協定を締結し、持続可能な地方の暮らしの実現を目指した取り組みを進めています。
『彩会ノ蔵 Epson Living Lab. AIZU 』*3では、会津地域において、伝統文化の再発見や中心市街地の活性化、地域デザイナーやクリエイターのビジネス支援など、経済や社会活動を活性化させる取り組みを進めています。
*3『彩会ノ蔵 Epson Living Lab. AIZU 』について https://openinnovation.epson.com/livinglab/
以 上
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