【「i-Reporter」導入事例】「字がきたないから」で始まった帳票電子化、年間240時間 の業務削減を実現
高見澤、食品事業で広がるDX。工場見学をきっかけに改善が波及
現場帳票システム「i-Reporter」を提供する株式会社シムトップス(本社:東京都品川区、代表取締役:奥畑和行、以下「シムトップス」)は、長野県を基盤に多岐にわたり事業を展開する株式会社高見澤(本社:長野県長野市、以下「高見澤」)のフードセグメントにおける製造記録・在庫出荷管理帳票の電子化の取り組みをお知らせします。
高見澤では、食品関連の各事業部がそれぞれ独立した組織として運営されており、管理基準や帳票の形式、情報共有の方法も事業部ごとに異なっていました。こうした状況を受け、業務の平準化・標準化を進めるため、食品関連の複数部門を統合したフードセグメントが発足。この組織再編を機にi-Reporterを導入し、チーズ部門から始まった現場帳票の電子化がセグメント全体へ広がりました。

■「字がきたないから」をきっかけに始まったチーズ部門の製造記録・品質記録の電子化
チーズ部門(小諸工場)は、チーズの加工・販売と菓子製造・販売を手がけます。同部門では、1日約40枚の手書きの製造日報の記入や「紙に印刷したものを見ながらパソコンに打ち直す」二重作業など、紙帳票による業務負担が課題となっていました。
こうした背景もありDXを推進する中、製造部・品質管理部で部長を務める石倉氏が帳票の電子化およびi-Reporterに関心を持ったきっかけは、「自分の字がきたないから」というシンプルな理由でした。また、製造日報を電子データ化することで、基幹システムへの製造実績入力も自動化したいと考えていたことも、電子化を進める動機の一つでした。

そこで同事業部ではi-Reporterを導入し、製造記録や品質記録の電子化を進め、「誰でも製造日報を見れば、迷わず製造できる仕組み」を作り上げました。この電子化の過程では、単に紙帳票をデジタル化するだけでなく、これまでの業務設計そのものを見直し、業務の改善にもつながりました。
また、i-Reporterのオプション機能であるエッジAI型の高速OCR「i-Repo EdgeOCR」も活用しています。本機能を用いることで、iPad/iPhoneのカメラでラベルや印字、バーコードなどを読み取り、帳票へ自動記録できます。賞味期限の入力では、これまで外箱の表示と実際の商品に記載された期限を目視で確認し、手書きで転記していたため、入力ミスのリスクがありました。i-Repo EdgeOCRの導入後は、カメラでラベルを読み取ることで賞味期限を自動入力し、さらに計算式によるチェックを組み合わせることで、入力ミスの削減と確認作業の負担軽減を実現。作業時間も半分以下に削減されました。

■青果販売部門も抱えていた紙帳票による課題
一方、青果販売部門(中野工場)でも、紙の帳票が現場の業務を圧迫していました。製造スタッフが箱詰め作業の記録を紙に書き、それを事務所まで届けてから、営業スタッフが数量や単価を入力して集計するフローが、繁忙期には大きな負担となっていました。

また青果は商品ごとに異なる規格を管理する必要があり、より複雑な商品管理が求められます。例えば、リンゴだけでも等級は5段階、サイズは24〜56玉まで18種類の規格があり、市場から届いた商品を等級やサイズごとに仕分けながら数量を記録していました。さらに、前日・前々日の在庫も含めて販売数量を集計する必要があり、現場では紙への手書きと電卓による計算で対応していました。これらの集計が終わらなければ営業が売上を立てることができず、毎日の確認作業では、「計算ミスが発覚するたびに、現場に戻って数え直す」という状況が繰り返されていました。

■チーズ部門の改善が青果販売部門の改善へ。工場見学をきっかけに広がる電子化
こうした青果販売部門の課題を解決するきっかけとなったのが、チーズ部門での電子化の取り組みでした。チーズ部門での稼働が軌道に乗り始めた頃、青果販売部門の担当者が工場を見学しました。製造現場で帳票に入力すれば、紙を事務所へ持っていかずに済むという話を聞き、青果販売部門の帳票の電子化がその場で決まりました。同部門では仕入れ記録や箱詰め記録を中心に、在庫管理・出荷管理・作業工数の記録まで、電子化の対象を広げています。

さらに、2025年10月に始めた改善提案の仕組み「改善アワード」では、半年間でセグメント内から60件の改善提案が集まりました。投稿された改善事例をフードセグメント内で共有することで、改善の横展開も加速しています。現在ではセグメント全体で108種類の帳票が定義されており、日報や点検記録、安全衛生、ヒヤリハットなど、その用途は多岐にわたります。
従来は「感覚」で捉えていた数字も、日々のi-Reporterの日報データから自動集計されるようになりました。製造部と品質管理部では、1日1時間、年間240時間の工数削減を達成。日々の記録・承認・集計にかかる時間が圧縮され、本来の製造業務に人的リソースを集中できるようになりました。
記録事項が多く、煩雑になりがちな食品業界ですが、実際に取り組んでみると、現場の負担が減ることで改善活動も自然と動き出し、改善が次の改善を呼ぶサイクルが生まれてきます。シムトップスは、現場帳票のデジタル化を起点に、現場の業務改善を支え、食品業界をはじめとするさまざまな産業のDXを推進していきます。

▼株式会社高見澤 「i-Reporter活用事例」の詳細はこちら
https://i-reporter.jp/interview/17488
■現場帳票の電子化なら「i-Reporter(アイレポーター)」

i-Reporterは4,500社22万人以上が利用する国内シェアNo.1(46.5%※1)の現場帳票システムです。
日報・点検記録・検査記録・作業チェックシートなど、使い慣れた紙・Excel帳票を、プログラミング知識不要で誰でも簡単にデジタル化できます。紙のレイアウトをそのまま再現できるため現場の抵抗が少なく、必須入力・閾値判定・バーコード読み取り・写真・音声などで記入漏れや転記ミスを抑えながら、入力データはそのまま集計・分析・共有に活かせます。
i-Reporterの導入で、現場情報のデジタル化・蓄積を実現しながら
・月200分の書類整理がゼロ
・分析時間を15日→2〜3分に短縮
・月37.5時間の帳票管理削減
などさまざまな改善効果を生み出します。
製品サイト:https://i-reporter.jp/
※1 富士キメラ総研 2026年2月17日発刊 業種別IT投資動向/DX市場の将来展望 2026年版 DX投資編
IV-13 現場帳票ペーパーレス化ソリューション 市場占有率46.5%(2024年度のベンダーシェア・数量)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- アプリケーション・セキュリティシステム・Webサイト・アプリ開発
- ダウンロード
- プレスリリース素材
このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます
