高断熱戸建住宅と分譲マンションの重視点・満足度・幸せ度に関する比較調査
居住性・経済性を重視する高断熱戸建住宅と立地・防犯を重視する分譲マンション 高断熱戸建住宅ではトイレや洗面所など非居室での幸福度も高い結果に
旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大和久 裕二) GREENOVATION推進室のONDO-LABOでは、首都圏および関東圏等に居住する男女442名を対象に、高断熱戸建住宅と分譲マンションにおける「住まいの重視点・満足度・幸福度調査」を実施いたしましたのでお知らせします。
Ⅰ.調査結果トピックス
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住まいの総合満足度「大変満足」では高断熱戸建住宅が分譲マンションの約2.6倍
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高断熱戸建住宅では「夏涼しく冬温かい温度環境であること」「家の中の静かさ」分譲マンションでは「買い物が便利なこと」「駅、バス停からの距離、利便性」を重要視し同項目において満足度も高い
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「好奇心を満たす・社会課題解決への貢献」ポイントが高い高断熱戸建住宅の一方で「楽しみたい・気分転換したい」ポイントが高い分譲マンション
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「自宅の空間にいるときの幸福度(とても幸せ)」は、居住環境に重きを置く高断熱戸建住宅居住者(36.2%)が、立地や防犯性を重視する分譲マンション居住者(19.8%)の約2倍という結果に
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「とても幸せ」と感じる空間について、トイレでは高断熱戸建住宅が分譲マンションの約3倍、洗面所では約2倍、書斎・趣味の部屋で約2.5倍ポイントが高く従来はエアコンの効果が及びづらかった空間において高断熱戸建居住者の評価が高い結果に
Ⅱ.調査概要
【調査時期】2026年3月3日~3月16日
【調査方法】インターネット調査
【調査対象】
・30歳~79歳の既婚・配偶者同居の男女
・首都圏・関東圏居住者(※戸建て[トリプルガラス]は一部中京圏・京阪神圏を45サンプル含む)442名
・築15年以内の高断熱戸建(トリプルガラス仕様)235名,分譲マンション207名
Ⅲ.調査結果詳細
1.住まいの総合満足度「大変満足」では高断熱戸建住宅が分譲マンションの約2.6倍
住まいの総合的な満足度は、高断熱戸建がマンションと比べ、高い結果となりました。「大変満足」においては高断熱戸建(35.7%)がマンション(13.5%)の約2.6倍という結果でした(図1)。高断熱戸建では、トリプルガラスなどによる温熱性能と、良好な室内温熱環境に対する評価が、住まいの総合満足度と関連している可能性が考えられます。

2.高断熱戸建住宅では「夏涼しく冬温かい温度環境であること」「家の中の静かさ」分譲マンションでは「買い物が便利なこと」「駅、バス停からの距離、利便性」を重要視し同項目において満足度も高い
高断熱戸建、マンションとも「地震に強い」「住まいの面積、部屋数」「暮らしに合った間取り」「日当たりがよい」が重視点、満足度とも30%を超え高くなっています。それらに加え、高断熱戸建では、「夏涼しく冬暖かい温度環境であること」「家の中の静かさ(外部からの音、住居内の生活音等)」「冷暖房費(電気代、ガス代、灯油代)削減」など、建物の基本性能や環境面の重視点、満足度が高くなっています。一方、マンションでは「買物が便利なこと」と「駅、バス停からの距離、利便性」「防犯性が高い」など、立地や防犯について重視し、満足する方が3割を超えています(図2)。

同じく図2から、「夏涼しく冬暖かい温度環境であること」について、高断熱戸建がマンションと比べて、重視度、満足度とも高く、図3・4からも「夏季の涼しさへの満足度」「冬季の暖かさの満足度」についてそれぞれ高断熱戸建の方が高いことが分かりました。


3.「好奇心を満たす・社会課題解決への貢献」ポイントが高い高断熱戸建住宅の一方で「楽しみたい・気分転換したい」ポイントが高い分譲マンション
「健康でありたい」「リラックスしたい」「安心したい」といった項目は各カテゴリーで50%を超え、共通して高いスコアとなりました。「好奇心を満たしたい」といった、住まいを通じた自己実現を求める声や、「環境問題に貢献したい」「社会に貢献したい」といった社会とのつながりを重視する声が、分譲マンションと比べて高断熱戸建の方が6~8ポイント程度高い結果となりました。また、マンション居住者は「楽しみたい」「リセット・気分転換したい」という声が高断熱戸建より約6ポイント高い数字となっています(図5)。

4.「自宅の空間にいるときの幸福度(とても幸せ)」は、居住環境に重きを置く高断熱戸建住宅居住者(36.2%)が、立地や防犯性を重視する分譲マンション居住者(19.8%)の約2倍という結果に
高断熱戸建、マンションを比較して自宅の空間にいるときに「とても幸せ」と感じている人が多いのは「高断熱戸建」で36.2%でした(図6)。これは、高断熱戸建居住者が「夏涼しく冬暖かい温度環境であること」「家の中の静かさ(外部からの音、住居内の生活音等)」などの居住環境に重きを置いているのに対し、マンション居住者は「買物が便利なこと」と「駅、バス停からの距離、利便性」「防犯性が高い」など、立地や防犯を重視する傾向が高いことが影響していると考えられます。

5.「とても幸せ」と感じる空間について、トイレでは高断熱戸建住宅が分譲マンションの約3倍、洗面所では約2倍、書斎・趣味の部屋で約2.5倍ポイントが高く従来はエアコンの効果が及びづらかった空間において高断熱戸建居住者の評価が高い結果に
また、空間別に見ると、両住まいとも7割を超える方が、「居間」で幸せを感じていました。一方で高断熱戸建では、トイレ、洗面・脱衣室、書斎・趣味の部屋においてマンションよりも幸せを感じている方が多いという結果でした。これまでエアコンの効果が及びづらく、主要な居室との温度差を感じやすかった空間において、高断熱戸建では温度差が小さくなったことが影響していると推察されます(図7)。

Ⅳ.調査の背景
近年、日本国内ではマンション・戸建住宅の双方で価格上昇が続いています。特に首都圏の新築分譲マンション価格は上昇傾向が顕著で、2026年5月の首都圏新築マンション平均価格は1億660万円に達しています(※)。
こうしたマンション価格の高騰を背景に、住宅取得を検討する層の間では、より広い居住空間や駐車場、プライバシー性を確保しやすい戸建住宅へと関心を向ける動きもみられています。一方で戸建住宅市場においても、建築資材価格の上昇や建設従事者の人手不足に伴う人件費の増加などにより建築コストは上昇傾向にあります。
さらに、政府が掲げる2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの中で、住宅分野においても省エネルギー性能の向上が求められています。国は2025年度からすべての新築住宅への省エネ基準適合を義務化するとともに、2030年度以降に新築される住宅についてZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準の省エネ性能確保を目指しており、高断熱・高気密をはじめとする高性能住宅への需要が高まっています。
このように、マンションと戸建住宅のいずれも取得コストが上昇するなか、住宅購入者は価格に見合う価値として、居住性や快適性、資産価値、省エネ性能、さらには暮らしの満足度や幸福感といった多様な価値を重視して住宅を選択する時代を迎えています。
そこで当社は、高断熱戸建住宅居住者と分譲マンション居住者を対象に、それぞれが住まい選びにおいて何を重視したのか、実際の居住を通じてどのような満足や幸福を感じているのかを明らかにすることを目的として、本調査を実施しました。
※ 2026年6月18日の不動産経済研究所発表による
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