【管理職・経営層271名調査】6割が「AIで評価・昇進に差がつく」と回答、しかし半数はAIを十分に活用できず

50代管理職の63%が「活用できていない」、従業員50名未満では研修なしが約7割。世代・企業規模で広がる"AX格差"も明らかに

株式会社SHIFT AI

「日本をAI先進国に」をミッションに掲げ、利用者数No.1※の生成AI学習コミュニティ「SHIFT AI」を運営する株式会社SHIFT AI(本社:東京都渋谷区、代表取締役:木内翔大、以下:当社)は、全国の管理職・経営層271名を対象に、「管理職・経営層のAI活用実態と、AI時代の人材評価に関する意識調査」を実施しました。

【調査結果サマリー】

  • 管理職・経営層の72.3%が業務で生成AIを利用。一方「十分に活用できている」のは半数以下(49.4%)

  • 6割(60.1%)が「AI活用力で評価・昇進に差がつく」と回答。だが自身が使いこなせている人は半数以下と、“認識と実態のギャップ”が浮き彫りに

  • 従業員50名未満では65.1%が「活用できていない」、研修なし69.8%・ルール整備済み3.2%。企業規模でAX格差が鮮明

  • 50代管理職の63.2%が「活用できていない」、30代(33.4%)の約2倍。世代ギャップが顕著

  • 自社で「AI活用が最も進んでいる層」に経営層・役員を挙げたのはわずか7.0%

  • 活用を進めるために必要なもの1位は「社員がAIを学ぶ時間」(44.6%)。“学ぶ時間の確保”が最大のボトルネック


企業規模で広がるAX格差ー50名未満の65.1%が「活用できていない」、研修なし69.8%

従業員規模別に見ると、AIを使いこなす力も、それを支える土台も、規模が小さいほど整っていない実態が浮かび上がった。「AIを活用できていない(あまり+全く)」は、従業員50名未満で65.1%にのぼり、1,000名以上(39.6%)と25ポイント以上の差。研修を「実施していない」は50名未満で69.8%(1,000名以上26.4%)、利用ルールが「整備されている」はわずか3.2%(同28.6%)にとどまった。

業務でAIを利用している割合も、50名未満では50.8%と半数程度で、1,000名以上(82.4%)と大きく開く。リソースや専任人材を確保しやすい大企業が先行する一方、中小・小規模企業では「使う・学ぶ・ルールを整える」のすべてが後手に回っており、企業規模がAX(AIトランスフォーメーション)格差として表れている。

年代で分かれる管理職のAI活用ー50代の63.2%が「活用できていない」、30代の約2倍

同じ管理職・経営層でも、年代によって活用度は大きく異なる。「AIを活用できていない」は30代で33.4%、40代で48.1%、50代では63.2%とピークに達し、30代の約2倍に。60代は51.5%だった。内訳を見ると、50代は「あまり活用できていない」34.0%に加え「全く活用できていない」も29.2%と最も高く、"まったく手をつけられていない"層が他年代より厚い。研修を「実施していない」割合も30代28.9%に対し50代は58.5%と高く、役職層の中核を占める40〜50代でこそ、リスキリングの必要性が高いことが示唆される。

評価・昇進への危機感(Q5「差が生じる」)は逆に若い年代ほど高く、30代66.7%・50代56.7%。差がつくと最も感じている層と、実際に使えていない層がずれており、世代によって"認識"と"実態"の現れ方が異なる点も特徴的だ。


【調査詳細】

Q1. あなた自身は業務で生成AIを利用していますか?

業務で生成AIを「毎日利用している」25.5%、「週に数回利用している」29.9%、「月に数回利用している」17.0%で、利用者は合計72.3%。一方「利用していない」も27.7%と約4人に1人を占めた。部下を持つ管理職・経営層であってもAIに触れていない層が一定数残っていることがわかる。

Q2. あなた自身は、生成AIを十分に活用できていると思いますか?

「十分活用できている」は14.0%にとどまり、「ある程度活用できている」35.4%を合わせても49.4%。「あまり活用できていない」28.0%・「全く活用できていない」22.5%の合計は50.6%に達し、過半数が自らの活用に課題を感じている。Q1で7割が「利用している」と答えた一方、"十分に使いこなせている"層は半数以下という温度差が見える。

Q3. 十分に活用できていない理由を教えてください。(複数回答/n=137)

活用できていないと回答した層では、理由の1位は「活用方法が分からない」32.8%。次いで「学習する時間がない」22.6%、「必要性を感じない」20.4%、「業務での活用イメージが湧かない」19.7%と続いた。"やり方が分からず、学ぶ時間も取れない"という知識・伴走の不足が上位を占める。「無料版しか使えない/予算の問題」「AIの出力精度・品質が信頼できない」がそれぞれ15.3%、「会社にツールが導入されていない/許可されていない」「相談できる相手がいない」も各9.5%あり、環境・支援面の障壁も無視できない。

Q4. 生成AIの活用によって、社員の業務成果に差が生じると思いますか?

「非常にそう思う」23.2%・「ややそう思う」44.6%で、肯定は合計67.9%。約7割が、AIの活用度合いが社員の業務成果に差を生むと認識している。

Q5. 今後、生成AIを活用できる人材とそうでない人材で、評価や昇進に差が生じると思いますか?

「非常にそう思う」20.3%・「ややそう思う」39.9%で、肯定は合計60.1%。6割が、AI活用力が評価・昇進を左右すると考えている。Q2で半数が「自分は活用できていない」と回答していることを踏まえると、"差がつくと分かっていながら、自身はまだ動けていない"という構図が浮かぶ。

Q6. 今後3年以内に、社員の評価や昇進に影響すると思うスキルを教えてください。(複数回答/上位3つまで)

1位は「AI活用スキル(生成AIを使いこなす力)」39.5%、2位「IT・データ活用スキル」33.2%と、AI・デジタル系のスキルが上位を独占。3位は「コミュニケーション能力」25.5%、続いて「専門知識・専門スキル」24.7%だった。一方で「論理的思考力」11.1%、「批判的思考力」4.1%といった、AIの出力を吟味するための思考系スキルは下位にとどまり、評価軸としてはまだ十分に意識されていない。最重要スキルに「AI活用」を挙げながら、Q2では半数が自分は使いこなせていないと回答しており、ここでも認識と実態のギャップが見られる。

Q7. 自社で、生成AIの活用が最も進んでいるのはどの層だと思いますか?

「管理職」33.9%・「現場の一般社員」32.5%が拮抗し、「層による差はない」26.2%が続いた。「経営層・役員」を挙げたのはわずか7.0%。意思決定を担うトップ層こそAI活用が遅れていると、当の管理職・経営層自身が認識している実態が明らかになった。

Q8. 活用が進む中で、管理職・経営層として懸念していることを教えてください。(複数回答)

最も多い懸念は「AIを活用できる人材とできない人材の格差拡大」33.9%、次いで「情報漏えい・セキュリティリスク」32.1%。3位には「AI依存による社員の思考力・スキル低下」26.6%が入り、生産性や効率だけでなく、AIに頼ることによる"人の力の低下"を不安視する声が目立つ。「評価制度が実態に合わなくなること」18.1%、「管理職・経営層自身がついていけないこと」15.1%など、評価運用やマネジメント側の不安も挙がった。「特に懸念はない」は16.6%にとどまる。

Q9. 勤務先では、生成AIに関する教育や研修を実施していますか?

「実施していない」が46.1%と最多で、半数近くが研修の機会を持たない。「単発で実施したことがある」21.4%、「定期的に実施している」17.7%を合わせた"実施あり"は39.1%にとどまる。AI利用が広がる一方で、体系的な学びの場の整備は遅れている。

Q10. 勤務先では、生成AIの利用ルールが整備されていますか?

「整備されている」は13.7%にとどまり、「一部整備されている」30.6%、「検討中」14.0%、「整備されていない」41.7%という結果に。"整備されていない+検討中"は合計55.7%に達する。Q1で7割超が業務でAIを利用していることと合わせると、明確なルールが追いつかないまま現場でAIが使われている実態が浮かび上がる。

Q11. 自社で生成AI活用をさらに進めるために、必要だと思うものは何ですか?(複数回答)

1位は「社員がAIを学ぶ時間」44.6%、2位「自分がAIを学ぶ時間」42.4%と、"学習時間の確保"が突出。3位は「社内の推進人材」「明確な活用ルール」がともに28.8%、続いて「相談できる相手・伴走支援」20.3%、「経営層の理解・関与」19.9%、「予算」19.2%。ツールや予算よりも、まず学ぶ時間と推進体制を求める声が大きい。


考察

本調査では、管理職・経営層のAI活用について、以下のような実態が明らかになりました。

  • 6割(60.1%)が「AIを活用できる人材とそうでない人材で評価・昇進に差が生じる」と回答している一方で、自身については半数(50.6%)が「十分に活用できていない」と回答しており、AI活用の重要性に対する認識と実践状況の間にギャップがみられる

  • 50代管理職では63.2%が「活用できていない」と回答しており、役職層の中核を担う世代ほどAI活用に課題を抱えている実態が明らかになった

  • 従業員50名未満の企業では65.1%が「活用できていない」、69.8%が「AI研修を実施していない」と回答しており、企業規模によるAI活用格差もみられた

  • AI活用をさらに進めるために必要なものとして、「社員がAIを学ぶ時間」(44.6%)、「自分がAIを学ぶ時間」(42.4%)が上位となり、ツールや予算以上に学習機会の確保が課題となっている

こうした結果から、AIを評価軸として正しく機能させるには、まず管理職・経営層自身が使いこなせる状態をつくり、研修とルールという土台を整えることが出発点になります。当社は、こうした管理職・経営層のリスキリングや活用ルールの整備、伴走支援を通じて、組織全体のAI活用力の底上げに取り組んでまいります。

【調査概要】

調査期間:2026年6月16日〜6月22日

調査対象:全国 25〜69歳 管理職・経営層(部下を持つ会社員の管理職・経営者・役員) 男女

対象人数:271名(内訳:会社員(管理職)229名、会社員(経営者・役員)42名)

調査方法:インターネットリサーチ/実施機関:株式会社SHIFT AI

≪引用・転載時のクレジット表記のお願い≫
本リリースの引用・転載時には、当社クレジット(例:SHIFT AI調べ)を明記いただけますようお願い申し上げます。

【会社概要】 

株式会社SHIFT AIは、「日本をAI先進国に」というミッションのもと、生成AIをはじめとするAI技術のビジネス活用を学べる、利用者数No.1※の生成AI学習コミュニティ「SHIFT AI」を運営しています。会員数は4万人を超え、法人向けのリスキリング支援サービス「SHIFT AI for Biz」や、教育機関向けの「SHIFT AI for School」など、幅広い分野でAI人材の育成を推進。さらに、独自メディア「SHIFT AI Times」の運営をはじめ、情報発信・研修・イベントを通じて、個人と組織の成長を支援し、日本全体のAI活用を加速させています。

社 名  株式会社SHIFT AI

所在地  東京都渋谷区渋谷2丁目24-12 渋谷スクランブルスクエア

代表者  代表取締役 木内 翔大

設立年月 2022年3月18日

資本金  8,300万円(資本準備金含む)

事業内容 コンサルティング / コミュニティ運営 / Youtubeチャンネル運営 / スクール運営

URL:https://shift-ai.co.jp/

※利用者数No.1

GMOリサーチ&AI株式会社調べ

■調査項目/調査時点(2025年2月)における累計登録者数

■調査対象/企業が運営するAI活用事例や実践ノウハウなど、ビジネス目的でのAI活用に関する講義を提供するコミュニティサービスを対象とし、講義を行わないネットコミュニティや個人運営のコミュニティ、ビジネス目的以外のコミュニティサービスは対象外とする

【代表取締役 木内 翔大について】

木内 翔大(きうち しょうた)

株式会社SHIFT AI 代表取締役 / 一般社団法人生成AI活用普及協会 協議員 / GMO AI&Web3株式会社 AI活用顧問 / GMO AI&ロボティクス商事 AI活用アドバイザー

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フォロワー数15.0万人 (2026年6月現在)

「日本をAI先進国に」をテーマに生成AIについて発信。

URL:https://x.com/shota7180

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会社概要

株式会社SHIFT AI

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URL
https://shift-ai.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区渋谷渋谷スクランブルスクエア42階
電話番号
03-6555-3510
代表者名
木内翔大
上場
未上場
資本金
8300万円
設立
2022年03月