2022年6月度テレビCM放送回数ランキング発表~フリースポット契約の興和の存在が目立つ結果に~
- 2022年6月度 商品別テレビCM放送回数(全国地上波25局、BS放送6局合計)
- 2022年6月度の概要
2022年6月度の商品別ランキングは、1位リクルートホールディングス「じゃらん」、2位サントリーウエルネス「セサミンEX」、3位チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド「スーパー自動車保険」となりました。
今回のランキングで注目すべきは、ランキング20位のうち5つランクインした興和です。
興和は毎月ランクインしていますが、6月度では企業別のCM放送回数ランキング(6月度)で1位となりました。その放送回数の総計は15356回となり、2位のリクルートホールディングスの14310回に1000回近くの差を付けています。また、ランクインした興和の5つのCMのうち、10位の「ウナコーワ エース」以外のCMは2020年から2021年の間に初出稿され、長く放送されているCMになります。
このような結果になったのは、興和のCM出稿契約がフリースポット(*1)であることが考えられます。毎月多くの企業のCMが放送されますが、各社、世の中の状況により出稿を調整する傾向があります。6月度は世相を反映し、CM出稿を自粛した企業が多くあり、その枠に興和のCMが放送されたのではないかと考えられます。
*1フリースポット契約:時間枠をさだめずに、一定期間内に指定した本数を放送する。放送する時間帯は放送局側が自由に選べるため放送単価が安価で済む。また、CM枠が空いてしまった時にはフリースポット契約の広告が挿入される。投入実績を元に広告料が後払いで支払われるという、特殊なパターンの契約。
- 2022年6月度 エリア別テレビCM放送回数ランキング
リクルートホールディングス「じゃらん」(東京・大坂・札幌1位、福岡2位、名古屋3位)や、全日本空輸「国内線航空券タイムセール」(東京8位、大坂6位)、ユー・エス・ジェイ「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大坂4位、名古屋10位)など、各エリアで旅行や観光系のCMが多く放送され、日常が取り戻された世の中が写し出されています。
【東京】
【大阪】
【名古屋】
【福岡】
【札幌】
【BS】
- 調査概要
【調査期間】2022月6月1日~6月30日
【対象】番組宣伝を除いた全国地上波25局、BS放送6局のテレビCM
【調査方法】動画認識エンジンを活用したテレビCM自動認識システムにて取得した放送履歴情報を基に調査
- お問い合わせ
本ランキングに関するお問い合わせは、下記サイト内の問い合わせフォームより受け付けております。
・サイト:https://www.zeta-bridge.com/
■株式会社ゼータ・ブリッジ < https://www.zeta-bridge.com/ >
2001年10月に設立。要素技術の積み上げではなく、「目、耳など五感から得た情報を人間の脳がいかに処理し、そして感じているか?」を原点とした様々なアルゴリズムを独自に開発しています。人間の感性を超える認識テクノロジーでお客様の課題を解決いたします。テレビCMメタデータ販売、音声・画像認識エンジンを利用したサービスを提供しています。
■SMN株式会社 < https://www.so-netmedia.jp/ >
2000年3月に設立。ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理と人工知能のテクノロジーを連携し進化を続けています。現在、DSP「Logicad」、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」のほか、テレビ視聴データ広告配信サービス「TVBridge」を新たに提供するなど、マーケティングに関する様々な課題解決を実現しています。
※記載されている会社名、団体名、商品名、サービス名は各社、各団体の商標または登録商標です。
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