【OIL by 美術手帖ギャラリー】美術史を引用しモノクロ絵画として表現するアーティストTYM344の新作個展を2月18日(金)より開催

OIL by 美術手帖ギャラリー(東京都 渋谷区 渋谷PARCO2階)にて、2022年2月18日(金)〜3月14日(月)の期間、TYM344の新作個展「WHERE IT'S AT」を開催。美術史上の作品や看板など既存のイメージを引用し、キャラクターを用いて表現した作品で知られるアーティストの新作を多数発表。作品は2月19日(土)よりオンラインでも販売。

TYM344《西口》(2022)木製パネルにアクリル、80.3x130.3cmTYM344《西口》(2022)木製パネルにアクリル、80.3x130.3cm

OIL by 美術手帖ギャラリーでは、2月18日(金)〜3月14日(月)に、アーティストTYM344(ティー・ワイ・エム・スリー・フォー・フォー)の個展「WHERE IT'S AT」を開催いたします。
TYM344は、美術史上の作品や日常的に目にする標識や看板など、既存のイメージを引用し、モノクロ絵画として表現した作品で知られるアーティストです。
TYM344は自身の作品を「二値化された非・動画的な絵画」と定義します。イメージが氾濫する現代においては、アート作品も同様に、実物よりも映像や印刷物などのコピーのほうが目にされる機会は圧倒的に多いでしょう。TYM344は、情報量を制限したモノクロ絵画に図像を落とし込むことで、そのオリジナリティを担保しつつ強化します。それは例えば図像が印刷物や映像として伝播し、拡大・縮小された場合もディスプレイの色味などに左右されず変質しづらいということでもあります。TYM344の二値化とは絵画が確固たる普遍性を持ち、動かない(変質しない)「決定された」絵画をつくることです。
またTYM344は、「絵画とは“ここではない”イメージや風景を描いたもの」といいます。日本語で「一番いい場所」を意味する「WHERE IT'S AT」と名付けられた本展では、鑑賞者はそこにない何かを引用して制作された作品群を目にします。引用された美術史という歴史的時間軸と、個人の記憶という同時代性の交錯点を浮かび上がらせ、鑑賞者が自身にとっての「最上の場所」に思いを馳せることを促します。
さらに本展ではギャラリー会場から展示場所を拡張し、渋谷パルコの外壁にもTYM344の作品が出現します。ぜひあわせてご高覧ください。
 

TYM344《ミラード (東京駅アイ)》(2022)木製パネルにアクリル、90x90cmTYM344《ミラード (東京駅アイ)》(2022)木製パネルにアクリル、90x90cm

TYM344《屋》(2021)木製パネルにアクリル、145.5x112cmTYM344《屋》(2021)木製パネルにアクリル、145.5x112cm

TYM344《大気の組成(2022年1月6日, 東京)》(2022)木製パネルにアクリル、27.3x27.3cmTYM344《大気の組成(2022年1月6日, 東京)》(2022)木製パネルにアクリル、27.3x27.3cm

  • アーティストステイトメント
新しいイメージはいつもここではない場所にある。これは我々にとってラッキーな真実だ。なにかと「出かける」口実になるからだ。我々はその目的地がどんなところか薄々とあるいは予め気づいているのだが、しかしどこにあるのかはわからない。そこでろくに下調べもせずとにかく出発、ということになるが、そのためにまずは「今日確かにここに自分がいること」が条件になる。たったそれだけだが、これが実はけっこう大変な条件なのだ。
しかし実際にできあがった絵画の方は、そんなことは気にも留めていないようだ。絵画は動かないし、我々は動いていく、それを知っているからだろう。

TYM344
 
  • アーティストプロフィール
TYM344(ティー・ワイ・エム・スリー・フォー・フォー)

 

美術家。東京都生まれ。早稲田大学第一文学部総合人文学科美術史学専修卒業。「絵を描くこととは、決定された画像をつくること」として、道路標識から秩父連山まであらゆる不動物を手本にして、二値化された非・動画的な絵画を目指す。主な個展に「レジャー」(Medel Gallery Shu, 2021年)、「EYE KNOW EYE LOVE YOU BETTER」(THE blank GALLERY, 2020年)、「HARD/SOFT」「NEVER UNDERSTAND」(ナオナカムラ, 2017年)、「サブスタンス」(新宿眼科画廊, 2015年)他。出版物として、『わかりたい! 現代アート』(著/布施英利・画/TYM344、光文社知恵の森文庫)、『絵画検討会2016-記録と考察、はじめの発言』(アートダイバー社)など。
https://www.tym344.com

 

 

  • 作品販売について
本展出品作品は、会場のほか店頭・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」でもご購入いただけます。
オンライン販売開始|2月19日(土)16:00〜
販売URL|https://oil.bijutsutecho.com/gallery/733
※オンライン公開は、会場販売開始後となるため、公開時点で売り切れの場合がございます。予めご了承ください。
 
  • 展覧会詳細
TYM344「WHERE IT'S AT」
会場|OIL by 美術手帖ギャラリー
会期|2022年2月18日(金)〜3月14日(月) ※会期中無休
開場時間|11:00〜20:00
入場|無料
主催|OIL by 美術手帖
お問い合わせ| oil_gallery@bijutsu1905.co.jp
※OIL by 美術手帖の営業時間は館の営業時間に準じます。状況に応じて変更の可能性がございます。最新の情報は渋谷PARCO公式ウェブサイトをご確認ください。 https://shibuya.parco.jp/
 
  • ギャラリー情報

OIL by 美術手帖(ギャラリー)
住所 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ2階
電話番号 03-6868-3064
MAIL oil_gallery@bijutsu1905.co.jp
アクセス 渋谷駅ハチ公口徒歩5分
URL https://oil-gallery.bijutsutecho.com/
Twitter @OILbyBT
Instagram @OILbyBT_gallery
 
  • アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」とは?
これまでアートシーンの動向を伝えてきた『美術手帖』が、日本を代表するギャラリーやアートストアとともにつくる"オンラインでアート作品を購入できるサービス"です。メディアとしてアートと社会をつなぐ役割を担ってきた『美術手帖』は、このサービスを通じて「アート作品の購入」という体験をお届けします。2019年秋には、渋谷パルコの2階にギャラリーをオープンし、アート作品との出合いの場を創っています。
https://oil.bijutsutecho.com/
  • CCCアートラボ
私たちは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中でアートに関する事業を行う企画集団です。「アートがある生活の提案」を通じてアートを身近にし、誰かの人生をよりハッピーにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、専門的なアプローチで企画提案を行います。
https://www.ccc-artlab.jp/

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アート・カルチャー
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会社概要

URL
https://www.ccc-artlab.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-17 渋谷ガーデンタワー
電話番号
-
代表者名
髙橋 誉則
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年05月