「経済安全保障リスク評価サービス」開始

世界の公開技術情報から経済安全保障上の人的・技術的リスクを評価

アスタミューゼ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長 永井歩）は、「経済安全保障リスク評価サービス」を開始します。世界中の機微技術に関する技術情報、人材、資金のそれぞれの関係性・連関性を明らかにすることにより、技術研究開発を担われる事業者の皆様の経済安全保障上のセキュリティクリアランスや人材を介した技術流出リスク管理などに貢献いたします。

軍事技術と民生技術の境界が曖昧になる中、我が国においても機微技術の管理は重要性を増しています。技術者を介した国外への技術情報の流出は、我が国の経済安全保障にとっての重要な課題であり、制度面を含めた様々な取り組みが展開されつつあります。このような背景のもと、技術研究開発に取り組んでおられる事業者ご自身による技術リスク管理は、従来にも増して、より重要な経営課題の一つとなっております。

そこでアスタミューゼでは、自社が保有する3.5億件超の「特許」「論文」をはじめとして、世界の40機関超の「グラント」も含めた公開技術情報と独自のアルゴリズムを用い、世界中の経済安全保障関連機微技術に関して、技術情報・人材・資金の相互の関係性・連関性を可視化することに2019年から取り組んでまいりました。評価・分析の手法の向上・強化を図り、この度、正式にサービス提供を開始することといたしました。

独自の高精度な名寄せ・名分け技術とスコアリング技術により、前述の3つのデータソースを時系列に人物単位で集計した上で技術力の高さを定量評価し、研究開発における人的ネットワークも解析することで、動的なリスクポテンシャルを可視化いたします。 

サービス概要

• 経済安全保障関連技術単位での人物単位・組織単位の特許・論文・グラントデータの集計(時系列、名寄せ・名分け済み)に併せて、独自のスコアリングによる人物・組織単位の技術力・組織力の定量評価
• 論文・グラントデータに基づくファンディング情報
• 特許・論文・グラントデータに基づく人物の所属の変遷情報
• 共同出願・共著・共同研究情報に基づく人的ネットワーク情報

【本件に対する問い合わせ】
アスタミューゼ株式会社 広報担当
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