尿がん検査「マイシグナル」、病院数・年間患者数ともに日本最大の民間医療グループの医療法人徳洲会の北海道3施設で導入
~地域住民が身近にアクセスできる検査体制を整え、北海道でがんの予防・早期発見を推進~
Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、北海道エリアの医療法人徳洲会3施設(札幌徳洲会病院、帯広徳洲会病院、札幌外科記念病院)において、同社の尿がん検査「マイシグナル」が新たに導入されることをお知らせします。病院数・患者数など多くの指標で日本一を誇る国内最大級の民間医療法人に採用されたことで、地域のがん早期発見体制が強化され、誰もが負担なくがんリスクを把握できる社会の実現に貢献します。

近年、日本におけるがんの罹患率は依然として高水準にあり、早期発見・早期治療がより一層重要となっております。Craifの提供する「マイシグナル」は、独自の尿中マイクロRNA解析技術を用いて体に負担の少ない検査を実現し、がんの早期発見につなげることを目的にしています。
北海道ではがん検診の受診率が全国平均を下回り(*1)、早期発見の機会拡充が喫緊の課題となっています。受診率向上には、身体的・心理的負担を軽減し、地域の誰もがアクセスしやすい検査体制の整備が不可欠です。
医療法人徳洲会は、全国に83の病院と300以上の関連施設を展開し、病院数、ベッド数、職員数、年間患者数など、多くの指標で日本一を誇る日本最大の民間医療法人です。「生命だけは平等だ」という理念のもと、「いつでも、どこでも、誰でもが最善の医療を受けられる社会の実現」を目指し、離島・へき地を含む地域に質の高い医療を提供し続けています。北海道においても基幹病院を複数展開し、広域な医療アクセスを担う存在です。
今回、同グループの北海道3施設で「マイシグナル」が採用されたことで、がん検診受診率向上と早期発見の選択肢拡大を通じ、地域医療の充実と患者さんの負担軽減が期待されます。
*1.国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」国民生活基礎調査 都道府県別の受診率(2019)
■ 導入施設のコメント
・医療法人徳洲会 札幌徳洲会病院 奥山 淳 先生
がんの早期発見は、患者さんの予後に直結する極めて重要な要素です。マイシグナルは、尿でがん種ごとのリスクを個別に評価できる革新的な検査であり、特に医療資源が限られる北海道のような地域において、有効な選択肢になると感じています。誰もが気軽に検査を受けられる環境づくりに貢献し、地域のがん予防体制を一層強化していきたいと思います。
・医療法人徳洲会 帯広徳洲会病院 竹之内 豪 先生
マイシグナルは、日常生活の延長線上で無理なく提供できる検査であり、地域の健康づくりにおける新たな一手になると期待しています。また、医療従事者への負担が少ない点も大きな魅力です。外来での説明や採尿体制の構築が容易で、日々の診療の中にスムーズに取り入れられると考えています。地域の皆さんにとって、がん検診がもっと身近で、もっと前向きなものになるよう、取り組みを続けていきたいと思います。
・医療法人徳洲会 札幌外科記念病院 後平 泰信 先生
北海道は全国と比較して、がん検診の受診率が特に低い地域とされています。従来の検査には身体的・心理的な負担が伴うケースもあり、受診のハードルになることもあります。私たちは、マイシグナルのような非侵襲かつ簡便な検査が、こうした負担の軽減に寄与し、検査への抵抗感を和らげる可能性があると考えています。今後も、徳洲会グループ内での活用を進めることで、より多くの方のがんの早期発見・早期治療につながることを期待しています。
■「 マイシグナルシリーズ」について
「マイシグナルシリーズ」は、予防と早期発見につなげる、がんリスク検査です。このシリーズはマイクロRNA×AIでがんリスクを高精度に評価する検査「マイシグナル・スキャン」、より手軽にがんリスクを評価する検査「マイシグナル・ライト」、がんに特化した遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」、DNAダメージをモニタリング・予防につなげる検査「マイシグナル・チェック」で構成されています。どの検査も尿やだ液を採取するだけで、体に負担なく検査することが可能です。4つの検査を通じて、自らの体質的なリスクを知り、日々のDNAのダメージをモニタリングすることで発症予防をサポート。それでも防ぎきれないがんを早期発見することを一気通貫でサポートし、がんの予防と早期発見を促進することを目指した包括的ながん対策です。
詳細はWebサイトをご覧ください。
マイシグナルシリーズは医療機器ではありません。解析した情報を統計的に計算することによりリスクを判定するものであり、医療行為としてがんに罹患しているかどうかの「診断」に変わるものではなく、リスクが低いと判定された場合でもがんが無いまたは将来がんにかからないとは限りません。
■ Craifについて
Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifはNANO IP®︎を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。さらに、すい臓がんが当たり前に早期発見できる世の中を目指し、「すい臓がん啓発プロジェクト powered by マイシグナル」を発足し、がんの啓発活動を推進しています。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設立:2018年5月
資本金:1億円(2024年3月1日現在)
事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、尿がん検査「マイシグナル®︎」の提供
本社:文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F
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