AVILEN、ベルシステム24・伊藤忠商事とAIエージェント共創支援に関する業務提携契約を締結

クライアント共創型で業務変革・AI実装・人材リスキリング・BPOまでを伴走支援するソリューションを提供開始

株式会社AVILEN（本社：東京都中央区、代表取締役：高橋 光太郎、以下「AVILEN」）は、株式会社ベルシステム24（本社：東京都港区、代表取締役 社長執行役員：梶原 浩、以下「ベルシステム24」）、伊藤忠商事株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長COO：石井 敬太、以下「伊藤忠商事」）と業務提携契約（以下「本提携」）を締結し、AIエージェントのオーダーメイド開発、実装、AI人材へのリスキリング、BPOを包括的に支援するソリューションの提供を開始しました。これにより、AIソリューションの導入や部分的支援にとどまらず、企業ごとの業務プロセスや課題に応じた最適な支援が可能になります。

◆背景

PwC Japanの「生成AIに関する実態調査（5か国比較）※1」によると、日本企業の生成AI導入率は過半数を超える一方、期待以上の成果を得られたと回答した企業は約1割にとどまっています。要因としては、「必要なスキルを持った人材がいない」、「ノウハウがなく、どのように進めればよいかわからない」といった課題が上位を占めています。

また、業界・企業規模・企業独自プロセスによって課題や導入障壁が大きく異なるため、単なるツール導入や一部の支援では成果創出につながりにくく、企業固有の課題に合わせた支援体制が求められています。

こうした課題解決に向け、AVILEN・ベルシステム24・伊藤忠商事の3社により、企業のAI活用を“導入”から“成果”へと導くため本ソリューションの提供開始に至りました。

※1（参考）生成AIに関する実態調査 2025春 5カ国比較
 https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/thoughtleadership/2025/assets/pdf/generative-ai-survey2025.pdf

◆本ソリューションの概要

本ソリューションは、生成AIやAIエージェントの導入を検討する企業と共創し、業務プロセス改革・AI活用・BPOなど各領域の専門家がプロジェクト体制を構築し、現場課題を丁寧にヒアリングしながら効率的・効果的なAIエージェント導入を実現するものです。AVILENの強みである約400名のエンジニア人材プールとAI開発力、ベルシステム24が有する業務プロセス変革コンサルティング知見および運用ノウハウ、伊藤忠商事が持つ企業のDXを支援するネットワークを結集し、経営と現場双方での成果創出を目指します。

＜本ソリューションにおける各社の役割＞

◆本ソリューションの特徴

《1．オーダーメイド型のAIエージェント開発》

ベルシステム24の専門人材により業務プロセスやフローを可視化し、ボトルネックとなる課題を明確化します。課題およびヒトとAIの最適な配分を見極めた上で、AVILENが運営する「AVILEN DS-Hub」を活用し、各クライアント企業の業務課題に特化したAIエージェントを設計・開発します。

《2．AI人材へのリスキリング》

AVILENはAIエンジニア資格試験「E資格」のオンライン研修において、9期連続で業界No.1※2の実績を有しています。この研修ノウハウを基に、ベルシステム24グループの社員へのAIスキル習得支援に加え、クライアント企業に向けた育成を行うことで、AI導入後の定着を促進し、デジタル組織構築を支援します。

《3．業務プロセス改革からBPOまで包括的に支援》

AVILENやベルシステム24のコンサルタントが現状の業務プロセスを抜本的に見直し、AIエージェントを組み込んだ業務プロセスへ再構築します。また、ベルシステム24にて、実装後の業務運営や、人が対応すべき領域についてのBPO業務も提供可能です。

※2｜「E資格2025#2」におけるJDLAのE資格実績報告より。教育機関を除き、50名以上受験しているJDLA認定事業者の中での実績。

◆導入事例

日本アクセス様では、約1万社の取引先から形式やレイアウトが異なる膨大な請求書が届くため、目視・手動での照合作業に工数がかかり、登録ミスや生産性の低下が課題となっていました。

本ソリューションの検証では、請求書の内容を高精度に読み取りデータ化するプロセスの自動化を推進。AVILENとベルシステム24のコンサルタント・エンジニアが連携し、業務プロセス可視化、課題特定、AI活用領域の選定、運用を見据えた再設計・標準化を実施しました。

AVILENが提供する帳票処理AIエージェント「帳ラク」をベースに、ページ分割が必要な特殊レイアウトや手書き・かすれ文字など識別が難しい請求書にも対応し、エラー処理・改良開発を進めています。

AIエージェントの活用により、従来のAI-OCRでは困難だった「構造・レイアウト認識」と「高精度文字認識」が実現し、システム登録までの完全自動化が可能になります。今後は他の間接業務にも検証を拡大し、生産性向上を図ります。

◆今後の展望

AVILENは本提携を機に、AIエージェントの開発力・研修ノウハウをさらに高め、より多くの企業課題に対応できるよう取り組んでまいります。三社は引き続き、企業のAI活用を“成果”につなげる支援を拡大してまいります。

◆プロジェクトストーリー動画について

本業務提携に至った各社の狙いや今後目指す未来について、 3 社それぞれの担当者からのインタビューを

基に纏めたプロジェクトストーリーとして動画を配信しています。

URL：https://www.bell24.co.jp/ja/company/movie/story/vol12.html

◆ご相談・お見積り

お見積り依頼・お問い合わせ

https://avilen.co.jp/form/contact/

◆株式会社AVILENについて

社名　　　　：株式会社AVILEN（アヴィレン）

代表者　　　：代表取締役　高橋光太郎

ホームページ：https://avilen.co.jp/

所在地　　　：東京都中央区日本橋馬喰町2-3-3 秋葉原ファーストスクエア9階

設立日　　　：2018年8月15日

事業内容　　：

AVILENは「データとアルゴリズムで、人類を豊かにする」をパーパスに掲げ、上場企業を中心に約950社の企業（2025年6月末時点）に対し、AI搭載のソフトウェア開発とビルドアップパッケージ（デジタル組織の構築支援）を主軸としたAIソリューションを提供。企業のAIトランスフォーメーション戦略の策定から、AIの構築・導入、AI活用を内製化する組織構築・人材育成まで一気通貫で支援しています。