Shopify REST API レガシー化に伴うアップデート対応を含む『CData Drivers V24.3』をリリース

～接続設定がより使いやすくなった CData Tableau Connectors、クラウドストレージ上のMicrosoft Access 接続サポートなど多数のアップデートを公開～

2025年3月12日、リアルタイムデータ連携コネクタのCData Software Japan 合同会社（本社：アメリカノースカロライナ州、日本オフィス：宮城県仙台市、代表社員 職務執行者：疋田 圭介、以下CData）は、300種類以上のSaaS / データベースに連携する『CData Drivers』シリーズのV24.3 をリリースしました。

本アップデートでは、Shopify REST Admin API レガシー化が発表され多くのユーザーがマイグレーションを含めた対応に課題を持っている「Shopify GraphQL Admin API に関するアップデート」を含む多くの機能強化が行われています。また、Tableau からSharePoint やExcel Online などMicrosoft 系サービスへのアクセスがさらに簡単かつ便利になった「CData Tableau Connectors の強化」や、以前よりお客様から要望を多数頂いていたBox・SharePoint などの「クラウドストレージ上に存在するMicrosoft Access への接続サポート」も追加されています。

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CData Shopify Driver ではShopify REST Admin API がレガシー化されたことに伴い、デフォルトで利用するAPI をGraphQL Admin API に変更

CData Shopify Driver はShopify REST Admin API がレガシー化されたことに伴い、デフォルトで利用するAPI をGraphQL Admin API に変更しました。

Shopify の出店事業者が利用する注文や商品といった管理データにアクセスが可能なAPI は現在「REST Admin API」と「GraphQL Admin API」の2種類があります。REST Admin API は古くから提供されていたため今でも多くのユーザーが利用していますが、GraphQL Admin API がリリースされてからはこちらをメインとして利用するようShopify から推奨されていました。そして昨年2024年10月1日をもってREST Admin API はレガシーAPI というステータスとなり、現時点ではユーザーはREST Admin API を引き続き使用することができるものの、マイグレーションが推奨される状況になりました。CData Shopify Driver では以前よりREST Admin API だけでなく、GraphQL Admin API のサポートも行っており、引き続きどちらも利用が可能です。

なお、開発者がGraphQL Admin API を利用する場合、GraphQL の仕様やデータ構造、API クエリコストを意識したデータアクセスが実装上必要になりますが、CData Shopify Driver を利用することで、Tableau やPower BI などのBIツールを利用している ユーザーなどが使いやすい表形式のデータモデルに自動で変換されます。これはREST・GraphQLどちらでも同じエクスペリエンスが得られるためスムーズなマイグレーションを可能にします。またCData Shopify Driver 内部では大量のデータ取得に最適化されたBulk API を自動的に利用する機能が提供されていることから、GraphQL 特有のクエリコストのルールも意識せずにデータ活用につなげることが可能となっています。

詳しい設定方法や使い方は以下の記事をご覧ください。

CData Shopify Driver で REST Admin API に代わってGraphQL Admin API を利用する際のポイント

CData Tableau Connectors でMicrosoft サービスのための「Tableau Integrated Azure AD（OAuth）」機能を追加

CData Tableau Connectors はSharePoint やMicrosoft Teams など複数のMicrosoft データソースに対する「Tableau Integrated Azure AD」 のサポートを開始しました。

本機能はTableau Connector が提供するOAuth 仕組みで接続します。特にTableau Server とTableau Desktop の両方で本機能を使用する場合、それぞれの環境で資格情報を共有できるようになることから、より接続の設定・管理・運用がしやすくなっています。

現在Tableau Integrated Azure AD をサポートするCData Tableau Connectors のデータソースは、Azure AD、Azure Data Lake Storage、Bing Ads、Exchange、FHIR、Planner、Teams、Office 365、OneDrive、OneNote、Power BI XMLA、MySQL、PostgreSQL です。

CData Tableau Connectors に関する詳しい使い方・機能は新しく公開された製品資料をご覧ください。

Tableau から300種類以上のデータソースへ簡単接続！～CData Tableau Connectors ポイント解説～

CData Access Driver でGoogle Drive、SharePoint、Amazon S3、Box などのクラウドストレージにあるAccess ファイルへの読み取りアクセス機能を追加

Microsoft Access は依然として多くの企業で利用されているデータベース管理システムのソフトウェアです。

CData Access Driver は今までローカルのAccess ファイルのみ接続の対象としてきましたが、昨今ファイルサーバーやクラウドストレージ上でAccess を管理しているケースが多く、多くのお客様からそのAccess ファイルへの接続要望がありました。そこで本アップデートでAmazon S3、Box などのクラウドストレージやFTP/FTPS などで接続できるファイルサーバーにあるAccess ファイルへの読み取り接続をサポートしました。例えばTableau を利用しているユーザーはCData Access Tableau Connectors を利用することでクラウド上にあるAccess ファイルを直接読み取りTableau でダッシュボードを作成することができます。

現時点でサポートしているクラウドストレージはAmazon S3、Azure Blob Storage、Azure Data Lake Store Gen1/Gen2、Azure File、Box、Dropbox、FTP/FTPS、Google Cloud Storage、Google Drive、Hadoop Distributed File System、IBM Object Storage Source、OneDrive、Oracle Cloud Storage、Secure Hadoop Distributed File System、SFTP、SharePoint、Wasabi です。

詳しい設定方法や使い方は以下の記事をご覧ください。

Accessドライバーでクラウドストレージのファイルにアクセスする

ODBC & Power BI DSN 構成画面からヘルプドキュメントへのシームレスなアクセスをサポート

CData Drivers V24.3 では、CData ODBC Drivers およびCData Power BI Connectors の接続設定（DSN）画面の各接続プロパティにドキュメントの該当ページへのリンクが追加されました。従来のバージョンのCData Drivers ではDSN 構成画面にプロパティの簡単な説明がありましたが、本アップデートによりプロパティをクリックしてドキュメントページに移動し、使用可能な値やデフォルト値などの詳細を素早く確認できます。

CData Salesforce Driver がBulk API 2.0使用時の並列ダウンロードをサポート

CData Salesforce Driver はSalesforce のWinter '25 リリースで並列ダウンロード機能の一般提供が開始されたことに合わせて、Bulk API 2.0 が有効な場合に並列ダウンロードを使用できるようになりました。ダウンロードプロセスを複数のストリームに分割することで、データの取得にかかる時間が大幅に短縮されます。

CData kintone Driver がUPSERT 機能を追加

CData kintone Driver では2025年はじめに行われたkintone API アップデートで「UPSERT モード」が正式サポートされたことに合わせて、UPSERT 機能をサポートしました。

例えば、よくある基幹システムとkintoneの連携シナリオ「Oracleからデータを取り出してkintone に書き込み、更新を行いたい」といったケースで有効な機能です。以前のバージョンでは一度基幹システム側で持っている一意のID などを元に、kintone のレコードID を特定した上で、そのレコードID を用いて作成・更新を行うといった複数のAPI リクエストを実行するプロセスが必要でした。今回のUPSERT 機能のサポートにより基幹システム側で持っている独自のIDを用いて作成・更新を一回のAPI リクエストで実施できるようになりました。これによりユーザーは開発効率の向上やエラーの削減など様々なメリットを享受できます。

詳しい使用方法は下記の記事をご覧ください。

kintone ドライバー : レコードの挿入と更新を1つの文で実行するUPSERT文の使い方

各API のアップデート対応

以下のAPIで、次のバージョンに対応しました。

• Facebook 広告：Graph API 21.0、およびMarketing API 21.0

• LinkedIn 広告：API 202410

• Tableau CRM：API 62.0

• Shopify：API 2024-10

• Instagram：API v21.0

ドライバー全体、および各種データソースでの機能強化

• ドライバー共通：SSLServerCert プロパティのサポートにより、S3 バケットから証明書を読み取れるようになりました。CData AWS Glue Connectors へのアクセスなど、ヘッドレスシナリオで特に有用です。具体的な設定方法はこちらの記事をご覧ください。

• Snowflake：ConvertDateTimeToGMT およびDateTimeStringFormat プロパティが追加され、タイムスタンプ値をUTC で取得できるようになりました。Snowflake のタイムスタンプ型に関する詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。

• Splunk：Saved Search (保存されたサーチ結果) のテーブルをクエリするときにearliest と latest によるサーバサイドフィルタリングが可能になりました。

• Zendesk：チケットの添付ファイルをアップロードおよびダウンロードするストアドプロシージャ CreateTicketComment およびDownloadCommentAttachment を追加しました。

• SAP Hana：ネイティブのデータ型を取得するかどうかを制御するSupportNativeDataType 接続プロパティを追加しました。

• Okta：ユーザーの一時停止および一時停止解除を行うストアドプロシージャ SuspendUser およびUnsuspendUser を追加しました。

• WordPress：OAuth 認証でのClient Credentials グラントタイプのサポートを追加しました。

• Adobe Commerce：顧客および顧客グループを削除可能にするかどうかを設定するストアドプロシージャCanDeleteCustomer およびCanDeletecustomerGroup を追加しました。

• Box：Folders、Files、Bookmarks テーブルで、指定したフォルダ配下の下位フォルダ内を含む全てのファイルを取得できるようになりました。詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。

• Twilio： API キーによる認証方式をサポートしました。

• Veeva Vault：すべてのバージョンのドキュメントを取得するDocumentsVersions ビューを追加しました。Okta によるSSO 認証をサポートしました。

• Confluence：Confluence Data Center（オンプレミス版 Confluence）でのOAuth 認証をサポートしました。

• FacebookAds：CreateAdPreview ストアドプロシージャに標準エンハンスを適用するかどうかを指定するApplyStandardEnhancements パラメータを追加しました。

• Exact Online： Employees、EmploymentContracts、EmploymentOrganizations、Employments、EmploymentSalaries ビューへのアクセスでSync API を使用するように変更しました。EmploymentCLAs、EmploymentTaxAuthoritiesGeneral、PayrollBankAccounts ビューを追加しました。

• Office 365：MessageAttachments およびEventAttachments ビューを追加しました。

• Pinterest： AdAccounts、Campaigns、AdGroup、Ads ビューで個々のアイテムをID で取得できるようにしました。Audiences、TargetingTypeAudienceExclude、TargetingTypeAudienceInclude、TargetingtypeKeyword ビューを追加しました。

• Dataverse：フォーマットされた値を表示するIncludeFormattedValues、ルックアップフィールドの論理名を表示するIncludeLookUpLogicalName、ナビベーションプロパティカラムを表示するIncludeNavigationProperties プロパティを追加しました。

• Azure DevOps：WorkItems テーブルの更新操作をサポートしました。Project データモデルにEnvironments テーブルを追加しました。プルリクエストの添付ファイルを作成および削除するストアドプロシージャ CreatePullRequestAttacement およびDeletePullRequestAttachement を追加しました。ビルドにタグを追加及び削除するストアドプロシージャAddBuildTag およびDeleteBuildTag を追加しました。

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＜CData Software について：https://www.cdata.com/jp/＞

CData Software, Inc. は、クラウドデータのコネクティビティソリューションおよびデータ連携ツールのリーディングベンダーです。300以上のSaaS、NoSQL やアプリケーションデータに標準接続するドライバーとデータ接続テクノロジーの開発に特化し、各種ツール、クラウドサービス、カスタムアプリケーションからのリアルタイム接続を実現します。CData 製品は、世界中の企業のデータ統合ソリューションにて利用されているほか、Salesforce、TIBCO、アステリアなど180以上のデータ製品ベンダーにOEM されています。

CData Drivers 製品ページ：https://www.cdata.com/jp/drivers/

※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

CData Software Japan 合同会社 マーケティングデスク
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