独立行政法人日本芸術文化振興会 文化芸術活動基盤強化基金クリエイター等支援事業(育成プログラム・構築・実践)「国際脚本メンターシップ」研修参加3チームが決定
グローバルに活躍できる映画分野の人材を育成する「Film Nexus – PRO」プログラム 国際的な脚本コンサルタントによる指導(フィードバック)で国内外での競争力を持つ作品の創出を目指します

日本国内で映画の企画開発を行っているプロデューサー、監督、および脚本家を対象に、国際的な脚本ラボやワークショップ等で指導経験のある脚本コンサルタントによる指導(フィードバック)を提供する「国際脚本メンターシップ」の参加者を公募し、この度参加チームが確定しましたのでお知らせいたします。
プログラム内容とメンター(脚本コンサルタント)紹介
◆プログラム内容
選抜されたチームおよび企画に対し、国際的な脚本ラボやワークショップ等で指導経験のある脚本コンサルタントを紹介し、最適なマッチングを行います。
マッチング成立後、初期段階のフィードバックセッションについて「Film Nexus – PRO」が支援することで、脚本を強化し、国内外での競争力を持つ作品の創出を後押しします。
◆メンター(脚本コンサルタント)紹介

ミゲル・マチャルスキー(Miguel Machalski/脚本家)
アルゼンチン出身。脚本家、脚本コンサルタント、コーチとして30年間にわたり国際的な映画業界に携わる。これまで、コメディ、ドラメディ、ドラマ、歴史、犯罪、アニメーション、児童向けなど、多様なジャンルにわたって20本以上の脚本を執筆、または共同執筆。さらに、コンサルタントとして150本以上の映画に携わり、『入国審査』(2023)、『83歳のやさしいスパイ』(2020)など、その多くが国際映画祭で受賞を果たしている。
毎年10~15回のワークショップを主宰し、映画学校、映画祭、ならびに公的・民間機関が主催する国内外のラボ等と連携しながら、世界中のプロジェクトを支援している。ヨーロッパ・メディア・プログラムの支援を受けた複数の開発・人材育成プログラムにも携わっている。

ラズヴァン・ラドゥレスク(Razvan Radulescu/脚本家)
University of Bucharestで文献学を、Music Academy of Bucharestでオペラ演出を学ぶ。1995年、短編散文アンソロジーへの参加によって文学デビューを果たし、その後2冊の小説を執筆。映画監督として、『First of All, Felicia』をMelissa de Raaf氏と共同監督。
脚本家としては、Cristi Puiu監督『Stuff and Dough』『ラザレスク氏の最期』、Radu Muntean監督『The Paper Will Be Blue』『Tuesday, After Christmas』『Alice T.』、Cristian Mungiu監督『4ヶ月、3週と2日』、Calin Netzer監督『私の、息子』など、多くの監督たちと協働してきた。
2006年以降、ESAV MarrakechおよびYork Universityにおいて、ドラマトゥルギーに関するセミナーの常連ゲスト講師を務める。
2013年から2021年までは、Karlsruhe University of Arts and Designで映画およびドラマトゥルギーの講座を担当。
2008年から現在に至るまで、TorinoFilmLab、Less is More、NISI MASA、Ateliers d’Angersなど、さまざまな脚本ラボでチューターとして招聘されている。
2022年には、Severine CornemuzasおよびPierre Hodgsonとともに、ブルターニュ地方のラ・ロシュ・ジョーヌに脚本家向けレジデンス「Script Savages」を設立。
国際脚本メンターシップ研修参加者(敬称略)
■脚本タイトル『We don’t say I love you』
■メンター:ミゲル・マチャルスキー/Miguel Machalski

【監督:森ガキ侑大/Yukihiro Morigaki】
広島県出身。大学在学中にドキュメンタリー映画の制作を通じて監督としてのキャリアをスタート。映画だけでなく、日本のテレビやコマーシャルの分野でも幅広く活躍している。
2017年に長編監督デビューを果たした『おじいちゃん、死んじゃったって』は、タリン・ブラックナイト映画祭で最優秀アジア映画賞、横浜映画祭第39回森田芳光記念新人監督賞を受賞したほか、プチョン国際ファンタスティック映画祭、東京国際映画祭などで上映され、国内で劇場公開された。
『愛に乱暴』(2024年)は、第58回カールヴィ・ヴァリ国際映画祭のクリスタル・グローブ・コンペティションにノミネートされ、香港国際映画祭(夏季)およびシンガポール日本映画祭2024に正式出品。
最新作の『架空の犬と嘘をつく猫』は2025年 タリン・ブラックナイト映画祭 公式コンペティション部門最優秀撮影監督賞受賞。
自身5作目となる長編映画を開発中であり、本作が初の国際共同製作作品となる

【脚本:鈴木雄吾/Yugo Suzuki】
1996年生まれ。千葉県出身。タイ・バンコクで高校時代を過ごし、その後カナダ・トロントの4年制大学に入学し映画製作を学ぶ。卒業後の2020年より帰国し、CM/映画監督である森ガキ侑大に師事。
初自主短編映画『The Head of Factory (2023)』が2023年ゆうばり国際映画祭を含め国内外の映画祭で上映される。現在は映像制作会社『示/JIJI』に所属し、広告、MV,映画など幅広くの映像作品を制作する傍ら、英語翻訳者としても活動中。

【プロデューサー:藤田可南子/Kanako Fujita】
キングス・カレッジ・ロンドンにて映画学の学士号を取得後、日英の映画業界でフリーランスとしてキャリアを積む。2024年、ロンドンを拠点とする映画製作・配給会社 Felis Pictures Ltd. を設立。翌年4月より、日本にも同名の法人を登記し、現在は東京を拠点に国内外の映画製作に携わる。2025年にロッテルダム・ラボ、2024年に釜山国際映画祭のプロデューサー・ハブにVIPOより選出。加えて、ウディネ・ファーイースト映画祭のCampusプログラムや、スロバキアのアニメーション映画祭Fest AnčaのGoCritic!プログラムにも参加するなど、批評的視点を活かした国際的な活動も展開。
初の長編プロデュース作品『僕らはみーんな生きている』(2022) は、ロサンゼルス日本映画祭にて最優秀撮影賞を受賞、サンフランシスコ・インディペンデント映画祭にノミネート。2023年には国内劇場公開を果たした。
現在は、長編および短編の複数のプロジェクトを開発中。
■脚本タイトル『とまれかくあれ』
■メンター:ミゲル・マチャルスキー/Miguel Machalski

【監督・脚本:山田篤宏/Atsuhiro Yamada】
東京都出身。ニューヨーク大学(NYU)にて映画制作を学ぶ。帰国後、短編映画およびミュージックビデオを中心にキャリアを重ねる。第1回木下グループ新人監督賞において、応募総数241作品の中からグランプリを受賞した『AWAKE』で商業映画デビュー。以降、映画・ドラマとメディアを横断しながら、一貫して「社会の中で居場所を見失った人物」の再起を描き続けている。
主な監督作品:『AWAKE』(2020/主演:吉沢亮)、『俺ではない炎上』(2025/主演:阿部寛)など。

【プロデューサー:坂野かおり/Kaori Sakano】
FAB所属。日本大学芸術学部卒業後、東北新社、KADOKAWAにて劇場配給宣伝および二次利用ビジネスに従事し、作品を観客に届けるための戦略設計と実務を経験。その後プロデューサーへ転身し、劇映画とドキュメンタリーの双方において、社会性と娯楽性を両立させた作品づくりに取り組む。 近年のプロデュース作として、菊地健雄監督による『体操しようよ』 (2018)、シビラ・パトリチア、クレメンタイン・ナット共同監督による『プラスチック・ラブ!』(2027年公開予定)など。
現在は、海外監督との協働による企画開発を進めるとともに、公開待機中の劇映画を含む複数のプロジェクトに携わり、国際共同製作も視野に入れた作品づくりに取り組んでいる。
■脚本タイトル『HOLD』
■メンター:ラズヴァン・ラドゥレスク/Razvan Radulescu

【監督・脚本:藤谷文子/Ayako Fujitani】
13歳で、映画『平成ガメラ』で役者デビュー。15歳で、雑誌『ロードショー』で映画のコラムの連載を持ち、自ら執筆した小説『逃避夢』は庵野秀明監督を触発し『式日』として映画化された。
2008年、ミシェル・ゴンドリー監督作品『TOKYO』に主演。その後、ロスアンゼルスに拠点を移し、『MAN FROM RENO』に主演(JohnCassavetes Independent spirit Award ノミネート)。アメリカのテレビシリーズ『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』や『LAST SHIP』に出演。パク・チャヌク監督と共同執筆した短編『A ROSE REBORN』は、ベルリン国際映画祭で特別上映された。他にも短編映画『THE DOORS』、『BOWWOW BOW』を監督し、クレルモン=フェラン国際短編映画祭で上映されている。デイブ・ボイル監督と共同脚本を担当した長編『TOKYO COWBOY』は、2024年に劇場公開された。『HOLD』は藤谷の初長編監督作品となる。

【プロデューサー:三宅はるえ/Harue Miyake】
2006年の映画『LOVE MY LIFE』以降プロデューサーとして映画を中心に活動、国内外を問わず人間に焦点をあてた作品を手がける。
主なフィルモグラフィに『イン・ザ・ヒーロー』(14/武正晴監督)、『at Homeアットホーム』(15/蝶野博監督)、『KOKORO』(17/ヴァンニャ・ダルカンタラ監督)、『あの日のオルガン』(19/平松恵美子監督)、日本アカデミー賞、中国金鶏百花奨など国内外の映画賞を受賞した『閉鎖病棟-それぞれの朝-』(19/平山秀幸監督)、『アイヌモシリ』(20/福永壮志監督/トライベッカ映画祭国際ナラティブ・コンペティション部門審査員特別賞、グアナファト国際映画祭最優秀作品賞)、『樹海村』(21/清水崇監督)、『ホムンクルス』(21/清水崇監督)、第44回ファンタスポルト最優秀作品賞受賞作『世界の終わりから』(23/紀里谷和明監督)、『山女』(23/福永壮志監督)などがある。
近年は配信シリーズも手がけ、NETFLIXオリジナルシリーズ「地面師たち」(24/大根仁監督)に続き、最新作はNETFLIXオリジナルシリーズ「ダウンタイム」(26予定/Yuki Saito監督)となる。
選出された3チームが海外コンサルタントとの対話を通じて企画のポテンシャルを最大限に引き出し、世界市場へと送り出していくことで、本事業が日本の才能をグローバルな舞台へと繋ぐ確かな架け橋となるべく推進していきます。
【主催・お問い合わせ先】
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
creatorfund_secretariat@vipo.or.jp
※件名は必ず、「国際脚本メンターシップ/(氏名)」としてください。
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