ランドセルの土屋鞄、最長4年の長期インターンシップを導入。40種以上の職種を用意、オンラインの就業体験も
期間と職種は学生が選べる自由度の高い設計、コロナ禍の新たな「ガクチカ」に
インターンシップの内容は、ランドセルづくりをはじめとする製造体験はもちろん、自社ホームページのUI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)の改善、商品企画など、“EC時代”のものづくり全般です。仕事によってはオンラインで参加できるようにもします。
インターンのテーマは「学生一人ひとりに合った就労体験」で、学生本位の内容にします。門戸を広げることで、日本の中小のものづくり企業を志望する若者を育てたい考えです。
当社がこのような長期インターンシップをするのは初めてです。
- 学年不問、従業員数の約6分の1にあたる100人を募集
応募は、本日2022年2月9日(水)から、自社の採用ホームページで受け付けます。選考終了後、インターンシップは3月以降順次開始します。勤務地は当社の東京オフィス(西新井、日本橋ほか)や全国10都府県(東京、神奈川、宮城、長野、愛知、京都、大阪、兵庫、広島、福岡)の店舗です。仕事内容によっては自宅などからオンライン参加もできます。
- 製造体験、採用活動や経営会議への参加…40以上の職種を用意
今回、インターンで体験できる職種を、40種以上と幅広く用意します。製造体験や商品企画サポート、UI(ユーザーインターフェース)・UX(ユーザーエクスペリエンス)改善などは学生の能力等に応じて担当させるほか、各店舗での販売や経営会議への参加、採用イベント企画などを中心に受け入れます。
職種の選定は、本人の希望やスキルを面談時にヒアリングしながら、適した内容を学生に選んでもらいます。
インターンは、特定の終了日を設けません。期間は最短で1日から最長で4年間まで、学生各人が自由に設定できるようにします。それに合わせて当社が、内容や実施日をアレンジします。
- 組織論やマーケティング理論など社内向け教育プログラムへの参加も可能
- 志望動機不要のエントリー、オンラインで全員面談
インターンシップへのエントリーは、氏名や希望職種、週当たりの勤務可能時間数などを入力するのみで、数分で完了します。志望動機や自分の強みなどの記載欄は一切ありません。当社に関心を持った学生は気軽に採用選考に進めます。
インターンの応募者に対しては、当社新卒採用の本選考と同様に、全員とテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用したオンライン面談を行います。学生は全国どこからでも参加できます。「学生時代の経験」や「自己PR」といった従来のフィルターを通さず、「素」の学生と出会い、互いに高め合う関係を作りたいという思いがあります。
この面談を通じ、学生たちの希望の職種や強みを相互に話し合うことで、インターン生となった際のより最適な職種を選定できるようにします。また大人数の会社説明会では聞けない疑問や不安なども、直接その場で確認し、解決できます。
- <ご参考:当社の新卒採用について>
たった2年で新卒採用の応募者数が50倍強の3000人に急増!ES廃止と全員とのオンライン面接で学生との距離縮める
当社は2020年度までの新卒採用は例年7人程度でしたが、事業拡大を狙うため人材育成に注力し、2021年度から採用数を約3倍の20人へと引き上げています。2021年度から、ビジネスSNS(交流サイト)「ウォンテッドリー」やSNS「ツイッター」を駆使したところ、エントリー数は前年(2020年度)の57人から約35倍に増え、2000人を突破。ほぼ関東のみの採用だったエントリーが、関東圏外が7割を占めるまでになります。中には海外の大学を卒業した学生の採用もありました。足立区の小さなモノづくり企業ながら、狙い通り、多様性のある人材を迎え入れることに成功しました。
そんな中、新たなチャレンジとして2022年度採用から導入したのが、「ESの廃止」と「応募者全員とのオンライン面談」という2つの取り組みで、応募者数は約3000人まで伸び、今年(2022年)4月に22人が入社する予定です。応募者全員と面接することで採用工数が大幅に増えたものの、学生としっかりとしたコミュニケーションがとれたことで、2022年度の内定承諾率は約80%と、前年より10%程高い数字に。
企業全体の内定承諾率はおよそ30~40%という報道もある中、こうした高い数字を引き出せたのは、「学生各々の強み、個性をより深く聞き出せている」という点が大きい要素と分析しています。
ES廃止の動きは大手企業でも出ています。相互理解を深めるための有効な手段として、2022年度、社内でも学生からも好評だったため、2023年度においても、「ES無し」と「応募者全員との面接」の取り組みを継続します。
■ (株)土屋鞄製造所 会社概要
社名:株式会社土屋鞄製造所
創業:1965年
本社:〒123-0841 東京都足立区西新井7-15-5
代表:代表取締役社長 土屋成範
従業員数:613人(2021.4時点)
事業内容:オリジナルブランドでの皮革製品を中心としたランドセル、 鞄・小物の企画・製作、 及び販売
店舗数(2022年1月現在):ランドセル専門店「童具店」9店舗、 大人向け鞄専門店「土屋鞄製造所」15店舗(国内12店、 海外3店)、 複合店2店舗
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