移植手術、安楽死、動物愛護……“生命”の現場を舞台にした下村敦史による瞠目の医療ミステリー『黙過』、徳間文庫より発売
株式会社徳間書店 (本社:東京都品川区上大崎 代表取締役社長:小宮英行)は、この度2018年に刊行された作家・下村敦史さんの医療ミステリー『黙過』を文庫化、9月4日(金)に徳間文庫から発売いたします。
移植手術を巡り葛藤する新米医師――「優先順位」。安楽死を乞う父を前に懊悩する家族――「詐病」。過激な動物愛護団体が突き付けたある命題――「命の天秤」。ほか、生命の現場を舞台にした衝撃の医療ミステリー。注目の江戸川乱歩賞作家が放つ渾身のどんでん返しに、あなたの涙腺は耐えられるか。
最終章「究極の選択」は、最後にお読みいただくことを強くお勧めいたします。
【「驚愕の四声体ミステリ」作家・有栖川有栖】
下村敦史はあくまでもミステリの枠内に留まり、濃厚な謎解きの味わいと〈どんでん返し〉を盛った上で、死を真正面からテーマにしてみせた。構築の美に感動さえ覚える。
読み終わったとき、思わず胸に手を当てずにはいられなかった。
【担当編集から読者の皆様へ】
一篇一篇、まるでミステリーのフルコースを食したかのような満足感をお約束します。そして最後。これまでの料理はすべて前菜だったことに気付くはず。
これからの小説界を担う下村敦史さん『黙過』ぜひ、お召し上がりください。
- 【書誌情報】
タイトル:黙過(徳間文庫)
著者:下村敦史
解説:有栖川有栖
定価:本体720円+税
判型:文庫
ページ数:416ページ
ISBN:978-4-19-894591-6
商品URL:https://www.tokuma.jp/book/b528702.html
- 著者プロフィール
1981年京都府生まれ。2014年に『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は数々のミステリランキングにおいて高い評価を受ける。同年に発表した短編「死は朝、羽ばたく」が第68回日本推理作家協会賞短編部門候補、『生還者』が第69回日本推理作家協会賞の長編及び連作短編集部門の候補、『黙過』が第21回大藪春彦賞候補となるなど、今注目を集める若手作家である。『難民調査官』『叛徒』『真実の檻』『失踪者』『告白の余白』『緑の窓口 樹木トラブル解決します』『サハラの薔薇』『悲願花』『刑事の慟哭』『絶声』『コープス・ハント』『法の雨』など著書多数。
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