令和5年度 浜松市データ連携基盤活用サービス実装支援補助金の採択先が決定しました
浜松市において、データ連携基盤を活用したサービスの実装に取り組む法人であれば、企業規模や所在地に関わらず活用できる全国的に見ても珍しい補助制度(補助限度額200万円/件)です。
浜松市は、本市においてデータ連携基盤を活用したサービス(※1)の実装(※2)に向けて取り組む民間企業等を支援し、データ連携基盤を有効活用した先端サービスの実装により本市の課題解決や市民の生活の質の向上を図ることを目的とし、「浜松市データ連携基盤活用サービス実装支援補助金」を令和4年度から制度化しています。
このたび、本補助金について令和5年度の採択先が決定しましたのでご案内します。
(※1) データ連携基盤を活用したサービス
サービスの実施にあたり、浜松市データ連携基盤(国の推奨モジュールをコアとして構築し、 令和 4 年度に稼働。当該基盤上では、個人情報は取り扱わない。)からのデータの取得又は当該基盤へのデータ提供を伴うもの
(※2)実装
調査や実証実験の段階にとどまらず、住民等に対する実際の継続的なサービス提供を前提として、サービス提供を開始すること
1 補助制度の概要
補助対象事業
令和5年度内に本市を対象エリアとしてデータ連携基盤を活用したサービス を実装することを目指し、サービス開発に取り組む事業
補助対象経費
設備備品費、消耗品費、謝金、外注費・保守費・改造修理費及び賃借料等
補助率
対象経費の3分の2以内
補助限度額
200万円/件
補助対象期間
令和5年6月1日(木)~令和6年3月15日(金)
2 採択企業名、補助事業名及び補助事業概要(順不同)
下記の3者について令和5年度の浜松市データ連携基盤活用サービス実装支援補助金の交付先として採択しました。
株式会社 GreatValue
株式会社 JX 通信社
ユニソック合同会社
1.株式会社 GreatValue
補助事業名
住民同士の助け合い「浜松ヒーローズ」
補助事業概要
地域での助け合いに対し、地域の協力店舗で使用できるポイントを付与できるアプリ「ヒーローズ」について、市内全域を対象にサービスを開始する。
助け合いポイントに加え、オープンデータを活用した地域情報発信や困りごと掲示板など、複数の機能を提供し、地域の活性化につなげる。
サービスを通じて収集した、助け合いポイントの利用先や助け合いニーズの情報についてデータ連携基盤への連携を図る。
2.株式会社 JX 通信社
補助事業名
浜松市データ連携基盤を活用した浜松市内における交通事故・浸水冠水被害の可視化事業
補助事業概要
SNS(Twitter、Instagram 等)や無料ニュースアプリ「NewsDigest」から投稿された災害・事件・事故に関連する情報に関し、AI を活用してデマ排除・位置特定・情報種別の分類などを自動で処理し、リアルタイムで配信できるサービス「FASTALERT」について、浜松市データ連携基盤との連携による利便性向上を図る。
具体的には、データ連携基盤に FASTALERT で取得した交通事故・浸水冠水被害のデータを提供することに加え、データ連携基盤に既に連携されている水位計や冠水センサー等のデータを取得し、FASTALERT にデータ連携させ、可視化することを試みる。
3.ユニソック合同会社
補助事業名
AVS(Active Volunteer System)
補助事業概要
ボランティアに参加したい人と、ボランティアを募集する団体のマッチングサービス。ユーザーは、希望するボランティア情報に関して、地域とジャンルを指定して LINE 受信したり、地図上から探したりできる。
また、ボランティア体験を通して、ユーザー個人の主体性を高める事を目的としている。
データ連携基盤を活用し、ボランティア実績からエリア別の「SDGsスコア」の分析・可視化を図る。
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