京都の文化財から読み解く世界の関心~AI時代の世界文化遺産検索ランキング~

アウンコンサルティング株式会社

 アウンコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:信太 明、東証スタンダード:2459)は、AIマーケティング*、グローバルマーケティング**などのマーケティング事業を展開しています。

 この度、日本の世界文化遺産である「古都京都の文化財」について、世界各国・地域を対象に関心動向調査***を行いましたので、その結果をお知らせいたします。


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*** 今回の調査における各検索キーワードのランキングは、2025年7月~2026年6月までのGoogleキーワードプランナーによる推定検索数を参考指標として集計したものです。

■「古都京都の文化財」とは何か

 「古都京都の文化財」は、1994年に世界文化遺産に登録されました。京都市、宇治市、大津市に所在する17の構成資産(寺社・城)から成り、京都の町全体や、京都の有名観光地すべてを指すものではありません。*1

 17の構成資産には、清水寺、鹿苑寺、平等院、二条城などが含まれます(※)。今回の調査では、鹿苑寺の通称である「金閣寺」など、正式名称と通称の双方が検索されました。

 ユネスコは、古都京都の文化財について、日本の木造建築、特に宗教建築や庭園芸術の発展を示す資産として説明しています。17の構成資産は、寺院・神社を中心に、城郭である二条城を含む構成となっており、寺社建築、庭園、城郭建築がまとまって一つの世界文化遺産を形成している点が特徴です。*2

(※)17の構成資産は、賀茂別雷神社、賀茂御祖神社、教王護国寺、清水寺、延暦寺、醍醐寺、仁和寺、平等院、宇治上神社、高山寺、西芳寺、天龍寺、鹿苑寺、慈照寺、龍安寺、本願寺、二条城です。

■検索意図から読む「古都京都の文化財」への関心

 本調査では、世界32カ国・地域を対象に、「古都京都の文化財」に関連するキーワードを厳選し、国・地域別に集計した検索数の結果となります。

 調査の結果、検索上位5カ国・地域は、アメリカ、台湾、韓国、香港、オーストラリアの順となり、上位5カ国・地域で全体の約61%を占めました。


 1位のアメリカでは、「平等院」「清水寺」「金閣寺」などが上位となりました。ただし、英語の「Byodo-in Temple」にはハワイの同名施設を探す検索が含まれる可能性があるため、すべてを宇治市の平等院への関心と断定しないよう留意が必要です。*3


 2位の台湾4位の香港では、いずれも「清水寺」「金閣寺」「鹿苑寺」が上位に入りました。金閣寺は通称と正式名称の双方で検索されており、両地域に共通する傾向がみられます。


 3位の韓国では、「清水寺」が多く、「慈照寺」「銀閣寺」なども上位に入りました。同じ構成資産を指す正式名称と通称の双方が上位となり、銀閣寺への関心が目立ちました。

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■清水寺が1位、金閣寺は通称・正式名称ともに上位

 今回のキーワード別ランキングでは、「清水寺」が1位となり、2位「金閣寺」の約2倍となりました。3位は「鹿苑寺」、4位は「平等院」、5位は「二条城」です。寺社に加え、17の構成資産で唯一の城である二条城も上位に入りました。

 「古都京都の文化財」という登録名称よりも、個別の寺社・城の名称が多く検索されており、具体的な構成資産が検索の入口になっていると考えられます。なかでも、同じ構成資産を指す通称の「金閣寺」と正式名称の「鹿苑寺」が2位・3位に入り、いずれの名称でも高い関心がみられました。

 月別推移を上位10キーワードまで見ると、「清水寺」「龍安寺」は2025年10月、「天龍寺」は同年11月に最も多くなりました。一方、「金閣寺」「鹿苑寺」は2026年1月、「平等院」「二条城」などは同年3月が最多となり、検索のピークは構成資産によって異なりました。こうした違いには、秋の京都旅行や、年明け以降の春の訪日旅行に向けた情報収集のタイミングが関係している可能性があります。

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■具体的な建築・庭園名が検索の入口に

 「古都京都の文化財」と「建築様式」「庭園」「見どころ」「モデルコース」を組み合わせたキーワードでは、検索数が確認されませんでした。


 また、グルメ、アクセス、宿泊などの一般的な観光関連のキーワードでも、目立った検索数は確認されませんでした。このことから、今回の検索動向は、京都観光全般というよりも、古都京都の文化財を構成する建築・庭園・文化財そのものへの関心として表れていることがうかがえます。

本レポートの完全版を、アウンコンサルティングウェブサイトに掲載しています。ぜひご覧ください。

■調査概要

【調査主旨】

古都京都の文化財(世界文化遺産)に関する検索動向調査

【調査要綱】 

・対象国・地域:OECD加盟主要国を中心にアウンコンサルティングにて抽出した世界32カ国・地域 

- 北欧4カ国:フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク 

- 湾岸協力会議(GCC)6カ国:サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン 

・対象キーワード:アウンコンサルティングが厳選した古都京都の文化財関連の主要キーワード 

・調査対象時期:2025年7月〜2026年6月 

・分析項目:国・地域別の検索ボリュームおよびランキング 

・調査方法:Googleキーワードプランナーを用いた国・地域別の検索データ集計、関係機関による公的資料・公式情報を基にアウンコンサルティングが独自分析 

【出典】 

*1 京都市 , 世界遺産「古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)」 , 2023年3月24日 ,

https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000005538.html

*2 UNESCO World Heritage Centre , Historic Monuments of Ancient Kyoto (Kyoto, Uji and Otsu Cities) , https://whc.unesco.org/en/list/688/

*3 Byodo-In Temple , The Byodo-In Temple , https://byodo-in.com/

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会社概要

URL
https://www.auncon.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内二丁目2番1号 岸本ビルヂング6F
電話番号
0570-05-2459
代表者名
信太 明
上場
東証スタンダード
資本金
1億円
設立
1998年06月