イオングループのアミューズメント事業を運営するイオンファンタジーが、CO2排出量見える化・削減クラウド「アスエネ」を導入
国内677店舗のCO2排出量見える化・開示の工数削減と正確な算定を実現
「アスエネ」導入の背景と目的
イオンファンタジーは、イオンモールなど全国のショッピングセンター内でファミリー向けアミューズメント施設やプレイグラウンド(遊具や知育玩具を設置した子ども向け屋内施設)を運営する、東証プライム上場企業です。日本・中国・ASEANの9カ国で1,113店舗(2023年7月末日現在)を展開しています。同社は、2022年4月に社会的役割として「こどもたちの夢中を育み、”えがお”あふれる世界をつくる。」というパーパスを制定。同時に、サステナビリティ方針も制定し、6つの重要課題(マテリアリティ)を特定しました。
イオンファンタジーでは、2040年に店舗で排出するCO2などの総量をゼロ、2030年に事業におけるエネルギー由来のCO2排出量30%減(2018年比)を脱炭素の目標に掲げており、その実現に向け自社のCO2排出量を見える化し、客観的な数字を従業員に示すことで意識変革につなげることを目的に、CO2排出量の見える化システムを導入しました。
導入の決め手
イオンファンタジーにおける「アスエネ(旧:アスゼロ)」導入の選定の決め手は、大きく2つありました。
1.CO2排出量の算出の効率化と工数削減
イオンファンタジーは拠点数が多く、国内だけでも677店舗あるため、データ入力を簡略化し、算出した数値をわかりやすく視覚的にまとめられること
2.客観的かつ正確なCO2排出量のデータ算出
ステークホルダーへCO2排出量の開示をする際に、CDPパートナーでもある「アスエネ」のシステムを導入することで、客観的かつ正確なデータが算出できること
今後の展望
イオンファンタジーの中期目標である、事業におけるエネルギー由来のCO2排出量30%削減(2018年度比)に向け、「アスエネ」を活用したCO2排出量の算出後に、月次推移や売り上げとの相関関係を分析し、削減への取り組みを進めていきます。具体的な取り組みとしては、遊戯機械や天井照明のLED化、自動で遊戯機械の電源OFFにするツールの開発などを検討しています。
今後はあそびを通じて、未来をつくる子どもたちやその家族に、地球環境問題についてまなべる機会を創造することで、未来を変えていきたいと考えています。2023年3月に、SDGsをテーマにしたプレイグラウンド「ちきゅうのにわ」をオープンしました。施設の一部には廃材やリサイクル素材を使い、インクルーシブ遊具を設置しており、SDGsに興味を持つきっかけを生むイベントを開催しています。
「ちきゅうのにわ」公式WEBサイト:https://www.fantasy.co.jp/chikyunoniwa/
イオンファンタジーの運営するモーリーファンタジーをはじめとする施設での遊びが学びにつながり、環境にもやさしいと認知されること。そして、遊びを通じて世の中に何かを届けられる店舗づくりを目指しています。
<イオンファンタジーについて>
会社名:株式会社イオンファンタジー
資本金:18億6百万円
代表取締役社長:藤原 徳也
設立:1997年2月14日
本社:千葉県千葉市美浜区中瀬一丁目5番地1
WEBサイト:https://www.fantasy.co.jp/company/
「アスエネ」導入事例詳細
イオンファンタジー株式会社導入事例「国内677店舗のCO2排出量見える化・開示には、工数削減しながら正確な算定データを取得できるアスエネが必要不可欠」
https://earthene.com/asuzero/interview/aeon_fantasy
「アスエネ」導入事例はこちらからご覧ください。
https://earthene.com/asuzero/case
「アスエネ」について
「アスエネ(旧:アスエネ)」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3*のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。
<主な特長>
・請求書などをAI-OCRでスキャン、お客さまの業務工数を削減、カンタンにCO2見える化
・CDP認定の気候変動スコアリングパートナーとしての豊富な実績によるSX*コンサルティング
・GHGプロトコル*に基づいた、各種イニシアチブ(CDP・TCFD・SBTなど)の報告支援
・製品別CFP*機能により、製品・サービス単位のライフサイクル全体のCO2e排出量の算定が可能
・CO2クレジットオフセット、クリーン電力調達などの脱炭素ワンストップソリューションを提供
・GHG排出量算定の国際規格ISO14064-3の第三者検証により、システムの妥当性を保証済み
アスエネサービスサイト:https://earthene.com/asuzero
「アスエネESG」について
「アスエネESG(旧:ESGクラウドレーティング)」は、企業のサプライチェーンのESG(E:環境、S:社会、G:ガバナンス)経営の取り組みを可視化できるESG評価プラットフォームです。
<主な特長>
・サプライチェーン企業に対し、信頼性の高いESG評価が可能
・サプライチェーン調達におけるESG評価の工数削減
・有価証券報告書の開示に対応したコンサルティング
・表彰・PRで認知と集客の最大化
アスエネESGサービスサイト:https://earthene.com/rating
アスエネ 会社概要
会社名:アスエネ株式会社
事業:CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」
ESG評価クラウドサービス「アスエネESG」
カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」の運営
資本金:25億2,681万円(資本剰余金含む)
代表者:代表取締役CEO 西和田 浩平
株主:経営陣、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、STRIVE、
パビリオンキャピタル(シンガポール政府/テマセク傘下ファンド)、
Salesforce Ventures、SBIインベストメント、GMO VenturePartners、
Sony Innovation Fund、GLIN Impact Capital、Axiom Asia Private Capital等
創業:2019年10月
住所:東京都港区虎ノ門1丁目17−1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階 CIC TOKYO
URL:https://earthene.com/corporate/
【採用について】
ミッションである「次世代によりよい世界を」を実現するため、全方位で採用を強化しています。
採用サイト:https://earthene.com/corporate/recruitment
【アライアンスについて】
当社サービスの展開を共にお取り組みいただけるパートナーを募集しています。
協業例:金融機関・地域金融機関、総合・専門商社、コンサル、製造業、投資ファンドなど
問い合わせ先:https://earthene.com/corporate/form/contact
<注釈補足>
* GHGプロトコル:Greenhouse Gas(温室効果ガス)の排出量算定と報告の国際・世界基準
* Scope1-3:以下のとおり、事業者によるCO2排出量の算定・報告対象範囲を区分
Scope1:自社の事業活動において直接排出したCO2排出量
Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なCO2排出量
Scope3:上記以外の事業活動に関わる上流・下流のサプライチェーンのCO2排出量
* SX:サステナビリティ・トランスフォーメーション。企業が持続可能性を重視した経営方針へと切り替える
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