『#003 The Waiting room』 Ginza Sony Park、THE EUGENE Studioがともに手がける “ザ・ウェイティングルーム” 登場
Ginza Sony Parkプログラム第3弾 / 開催期間:2018年11月10日(土)- 12月16日(日)
ソニーが8月に開園したGinza Sony Park(銀座ソニーパーク)では、変わり続ける実験的な「公園」をコンセプトとして、年間を通して驚きや遊び心が感じられる様々な体験型イベントやライブなどのプログラムを実施しています。
PARK B2(地下2階)では、オープニングを飾った銀座の地下のローラースケート場「#001 PARK x MUSIC x ROLLER SKATE」に続き、現在は、生活空間に溶け込み人に寄り添うテクノロジーのあり方、心地よいインタラクションのあり方を提案する「#002 HIDDEN SENSES AT PARK」を開催し、多くの方にご体験いただいています。
11月10日(土)からスタートする3つめの実験的プログラムは、外部アーティストを迎えての共創第一弾となります。『The Waiting room(ザ・ウェイティングルーム)』は、アート、デザインなどの領域を超えて大きな注目を集めるTHE EUGENE Studio(ザ・ユージーン・スタジオ)と共に、街に開かれたパブリックな空間に、普段彼らが使用している家具や集めたオブジェ、床材などプライベートな要素で構成した、「パブリックとプライベートの境界を曖昧にした空間」を創り出す試みです。
2017年3月に閉館したソニービルは、現代アートを多く所蔵するニューヨークのグッゲンハイム美術館の構造に着想を得て設計されていました。この『#003 The Waiting room』は、そのソニービルの跡地に期間限定で開園したGinza Sony Parkにおける初めての現代アーティストとともに行う実験的プログラムになります。
<Ginza Sony Park 第3弾プログラム>
#003 The Waiting room
かつて銀座の入口・待ち合わせ場所としても親しまれたソニービルのあった地で、現在、銀座の休憩場所として機能し始めているGinza Sony Park。「都市」と「個人」、「喧騒」と「日常」、「無機質」と「彩り」…さまざまな対極的なコンセプトを融合・昇華させた、境界を揺さぶる曖昧な空間、『ザ・ウェイティングルーム』を作り出す試みです。
都会の中の開かれた無機質な地下空間という非日常に現れる、ミニマルな作風の印象が強いTHE EUGENE Studioの彩り鮮やかな日常でもあります。そしてそのリビングな空間は同時に、訪れた人が使える待合場所でもあります。また、THE EUGENE Studioの仕事展としても楽しむこともできます。
ぜひ、『#003 The Waiting room』に足を踏み入れ、日々の隙間として、通常はなかなか触れる機会のない貴重な椅子に座って、一杯の水と共に、くつろいだり、自分なりの時間をお過ごしください。
THE EUGENE Studio (ザ・ユージーン・スタジオ) プロフィール
THE EUGENE Studio(ザ・ユージーン・スタジオ) はアーティストスタジオ。
光文社新書『アート× テクノロジーの時代』ではチームラボらとともに日本を代表する四社として特集され、近年ではサーペンタインギャラリー(ロンドン)でのプロジェクト、資生堂ギャラリーでの個展(2017)、アメリカ三大SF賞受賞の小説家ケン・リュウとの共同制作のほか、人工知能や都市、バイオテクノロジー領域などの研究開発への招聘など国内外の活動で注目を集めています。創業者のEugene Kangawaは1989年アメリカ生まれ。
現在同じ銀座では資生堂ギャラリー100周年を記念した特別展「それを超えて美に参与する 福原信三の美学 Shinzo Fukuhara /ASSEMBLE, THE EUGENE Studio」(2018年12月26日まで) が開催中。THE EUGENE Studio が設定を、イギリスの建築家集団アセンブルが空間を作り上げた “パーラー” が登場しています。
URL : http://the-eugene-studio.com/
THE EUGENE Studioからのコメント
<ここに訪れた際最も美しく見えたのは、椅子に座り誰かを待っている人であった。>
そうして、ここにあるべきは待合室的なものだろうと思った。
#
いま、ここにあろうものは、普段使っていたり作った家具、今まで集めたオブジェ、書籍、ガラクタ、床材、木―切花も一度行ったことのある状態になるべくした―ものたちだ。それらを持ち込み、間取りや照明は違えどスタジオや家の様子と近づけた。つまりここは、私たちの断片的な日常、プライベートな瞬間/カットの重なりでかたちづくられている。(やや不親切な「仕事展」ともいえよう。)
この場が真にパブリックに開かれたものだとするならば、たとえばここに置かれる椅子、は、この都市を往来する見知らぬ誰かの「個人的な場所」へと変化するのだろうか。
そのようなディスカッションを、Sonyの人々とした時、彼らから、大切にしているというある建築家の言葉が出てきた。内容の本質が近しいので良いと思った。
#
一方でこういったテンポラリーな試みでは、工夫しなければどうしても廃棄量が多くなる。極力無駄を出さない配慮も重視されるべきである。そのため、ウェイティングルームを作るに当たっては、普段使用している家具たち(絵を描くような平面的な作業で作ったり組み合わせ直した―diyともレディメイドとも異なる―)を持ち込み、持ち帰ることにした。
#
快適であれば、好きな時間を自由に費やしてほしいと思う。
多少のもてなしがある便利な待合室でもいい。
もちろん、わたしたちの仕事展的なかたちで見ることも可能だろう。
最終的にどちらが多勢になるかは分からない。
明確なのは、単なる公園でも美術館でも私邸でもショップでもないここにおいては、“どちらでもいい”ということが、(少なくともこの都市にとって)最も重要だということだ。
THE EUGENE Studio
【#003 The Waiting room 開催概要】
開催期間:2018年11月10日(土)- 12月16日(日)
開催時間:10:00〜20:00
会場:PARK B2/地下2階
料金:入場無料
Webサイト: https://www.ginzasonypark.jp
展示イメージ
SNS投稿で缶バッジをプレゼント
Ginza Sony Park公式アカウント(Instagram/twitter)をフォローし、ハッシュタグ「#ginzasonypark」「#GS89」「#銀座ソニーパーク」のいずれかをつけて会場の様子を投稿するとオリジナル缶バッジを差し上げます。
<参加方法>
①「Ginza Sony Park」公式アカウント(Instagram/twitter)をフォロー
②会場の様子を撮影
③Instagramもしくはtwitterにて、ハッシュタグ「#ginzasonypark」「#GS89」「#銀座ソニーパーク」のいずれかをつけて、撮影した写真を投稿
④会場のスタッフに投稿画面を見せたら、オリジナル缶バッジをプレゼント
Ginza Sony Park 公式アカウント
Instagram : https://www.instagram.com/ginzasonypark/
twitter : https://twitter.com/ginzasonypark
<Ginza Sony Parkとは>
Ginza Sony Parkは、約707平米のフラットな地上部と、地下4層の「ローワーパーク(Lower Park)」で構成された、旧ソニービルの特徴的な構造は残しつつ、地下に吹き抜けがあるオープンな垂直立体公園です。「変わり続ける公園」として、実験的な試みをする店舗やイベントを個性豊かなパートナーとともに展開します。ソニーやパークをテーマとした数々の体験型イベントやライブなどを開催する予定です。
Ginza Sony Parkは、ソニービルのリニューアルを進めるプロジェクト「Ginza Sony Parkプロジェクト」の一環として、2020年秋までの期間、フラットでオープンな公共の場として開園し、その後2022年には、「公園」のコンセプトは変えずに拡張させる形で新しいソニービルを竣工する予定です。
<Ginza Sony Park概要>
名称 :Ginza Sony Park (銀座ソニーパーク)
開園期間 :2018年8月9日(木)~2020年秋
開園時間 :5:00~24:30
※地上部から東京メトロ 銀座駅コンコースへの開放時間です。
※パーク内の店舗営業時間やイベント開催時間はそれぞれ異なります。
※地下1階にあるインフォメーションカウンターの営業時間は10:00~20:00です。
休園日 :1月1日(予定)
住所 :東京都中央区銀座五丁目3番1号
敷地面積 :707.27㎡
延床面積 :3,807.55㎡
フロア構成:地上1階、地下5階
※地下3階~地下1階は吹き抜け構造になっています。
※地下5階は機械室・管理室です。
ウェブサイト:https://www.ginzasonypark.jp/
<Ginza Sony Parkプロジェクトについて>
1966年から続いた旧ソニービルを、二つのステップを経てリニューアルするプロジェクトです。一つ目のステップとして、設立当初から「銀座の庭」として続いた、ソニービル入り口横の公共スペース(ソニースクエア)をさらに拡大し、2018年8月から2020年秋まで「Ginza Sony Park」を開園します。
二つ目のステップとして、2022年にGinza Sony Parkのパブリックな概念を上層階にも下層階にも通底させた新しい概念の新ソニービルを竣工する予定です。
11月10日(土)からスタートする3つめの実験的プログラムは、外部アーティストを迎えての共創第一弾となります。『The Waiting room(ザ・ウェイティングルーム)』は、アート、デザインなどの領域を超えて大きな注目を集めるTHE EUGENE Studio(ザ・ユージーン・スタジオ)と共に、街に開かれたパブリックな空間に、普段彼らが使用している家具や集めたオブジェ、床材などプライベートな要素で構成した、「パブリックとプライベートの境界を曖昧にした空間」を創り出す試みです。
2017年3月に閉館したソニービルは、現代アートを多く所蔵するニューヨークのグッゲンハイム美術館の構造に着想を得て設計されていました。この『#003 The Waiting room』は、そのソニービルの跡地に期間限定で開園したGinza Sony Parkにおける初めての現代アーティストとともに行う実験的プログラムになります。
<Ginza Sony Park 第3弾プログラム>
#003 The Waiting room
現代美術を中心に、 従来の境界線を押し広げるアーティストスタジオTHE EUGENE Studioを迎え、パブリックなパークに新たに作り出す空間『ザ・ウェイティングルーム』。この空間は、普段彼らが使用・コレクションしている家具、貴重なオブジェ、花、本、作品の断片といったプライベートな要素、そして隙間や余白などの要素で構成されています。
かつて銀座の入口・待ち合わせ場所としても親しまれたソニービルのあった地で、現在、銀座の休憩場所として機能し始めているGinza Sony Park。「都市」と「個人」、「喧騒」と「日常」、「無機質」と「彩り」…さまざまな対極的なコンセプトを融合・昇華させた、境界を揺さぶる曖昧な空間、『ザ・ウェイティングルーム』を作り出す試みです。
都会の中の開かれた無機質な地下空間という非日常に現れる、ミニマルな作風の印象が強いTHE EUGENE Studioの彩り鮮やかな日常でもあります。そしてそのリビングな空間は同時に、訪れた人が使える待合場所でもあります。また、THE EUGENE Studioの仕事展としても楽しむこともできます。
ぜひ、『#003 The Waiting room』に足を踏み入れ、日々の隙間として、通常はなかなか触れる機会のない貴重な椅子に座って、一杯の水と共に、くつろいだり、自分なりの時間をお過ごしください。
THE EUGENE Studio (ザ・ユージーン・スタジオ) プロフィール
THE EUGENE Studio(ザ・ユージーン・スタジオ) はアーティストスタジオ。
光文社新書『アート× テクノロジーの時代』ではチームラボらとともに日本を代表する四社として特集され、近年ではサーペンタインギャラリー(ロンドン)でのプロジェクト、資生堂ギャラリーでの個展(2017)、アメリカ三大SF賞受賞の小説家ケン・リュウとの共同制作のほか、人工知能や都市、バイオテクノロジー領域などの研究開発への招聘など国内外の活動で注目を集めています。創業者のEugene Kangawaは1989年アメリカ生まれ。
現在同じ銀座では資生堂ギャラリー100周年を記念した特別展「それを超えて美に参与する 福原信三の美学 Shinzo Fukuhara /ASSEMBLE, THE EUGENE Studio」(2018年12月26日まで) が開催中。THE EUGENE Studio が設定を、イギリスの建築家集団アセンブルが空間を作り上げた “パーラー” が登場しています。
URL : http://the-eugene-studio.com/
THE EUGENE Studioからのコメント
<ここに訪れた際最も美しく見えたのは、椅子に座り誰かを待っている人であった。>
そうして、ここにあるべきは待合室的なものだろうと思った。
#
いま、ここにあろうものは、普段使っていたり作った家具、今まで集めたオブジェ、書籍、ガラクタ、床材、木―切花も一度行ったことのある状態になるべくした―ものたちだ。それらを持ち込み、間取りや照明は違えどスタジオや家の様子と近づけた。つまりここは、私たちの断片的な日常、プライベートな瞬間/カットの重なりでかたちづくられている。(やや不親切な「仕事展」ともいえよう。)
この場が真にパブリックに開かれたものだとするならば、たとえばここに置かれる椅子、は、この都市を往来する見知らぬ誰かの「個人的な場所」へと変化するのだろうか。
そのようなディスカッションを、Sonyの人々とした時、彼らから、大切にしているというある建築家の言葉が出てきた。内容の本質が近しいので良いと思った。
#
一方でこういったテンポラリーな試みでは、工夫しなければどうしても廃棄量が多くなる。極力無駄を出さない配慮も重視されるべきである。そのため、ウェイティングルームを作るに当たっては、普段使用している家具たち(絵を描くような平面的な作業で作ったり組み合わせ直した―diyともレディメイドとも異なる―)を持ち込み、持ち帰ることにした。
#
快適であれば、好きな時間を自由に費やしてほしいと思う。
多少のもてなしがある便利な待合室でもいい。
もちろん、わたしたちの仕事展的なかたちで見ることも可能だろう。
最終的にどちらが多勢になるかは分からない。
明確なのは、単なる公園でも美術館でも私邸でもショップでもないここにおいては、“どちらでもいい”ということが、(少なくともこの都市にとって)最も重要だということだ。
THE EUGENE Studio
【#003 The Waiting room 開催概要】
開催期間:2018年11月10日(土)- 12月16日(日)
開催時間:10:00〜20:00
会場:PARK B2/地下2階
料金:入場無料
Webサイト: https://www.ginzasonypark.jp
展示イメージ
SNS投稿で缶バッジをプレゼント
Ginza Sony Park公式アカウント(Instagram/twitter)をフォローし、ハッシュタグ「#ginzasonypark」「#GS89」「#銀座ソニーパーク」のいずれかをつけて会場の様子を投稿するとオリジナル缶バッジを差し上げます。
<参加方法>
①「Ginza Sony Park」公式アカウント(Instagram/twitter)をフォロー
②会場の様子を撮影
③Instagramもしくはtwitterにて、ハッシュタグ「#ginzasonypark」「#GS89」「#銀座ソニーパーク」のいずれかをつけて、撮影した写真を投稿
④会場のスタッフに投稿画面を見せたら、オリジナル缶バッジをプレゼント
Ginza Sony Park 公式アカウント
Instagram : https://www.instagram.com/ginzasonypark/
twitter : https://twitter.com/ginzasonypark
<Ginza Sony Parkとは>
Ginza Sony Parkは、約707平米のフラットな地上部と、地下4層の「ローワーパーク(Lower Park)」で構成された、旧ソニービルの特徴的な構造は残しつつ、地下に吹き抜けがあるオープンな垂直立体公園です。「変わり続ける公園」として、実験的な試みをする店舗やイベントを個性豊かなパートナーとともに展開します。ソニーやパークをテーマとした数々の体験型イベントやライブなどを開催する予定です。
Ginza Sony Parkは、ソニービルのリニューアルを進めるプロジェクト「Ginza Sony Parkプロジェクト」の一環として、2020年秋までの期間、フラットでオープンな公共の場として開園し、その後2022年には、「公園」のコンセプトは変えずに拡張させる形で新しいソニービルを竣工する予定です。
<Ginza Sony Park概要>
名称 :Ginza Sony Park (銀座ソニーパーク)
開園期間 :2018年8月9日(木)~2020年秋
開園時間 :5:00~24:30
※地上部から東京メトロ 銀座駅コンコースへの開放時間です。
※パーク内の店舗営業時間やイベント開催時間はそれぞれ異なります。
※地下1階にあるインフォメーションカウンターの営業時間は10:00~20:00です。
休園日 :1月1日(予定)
住所 :東京都中央区銀座五丁目3番1号
敷地面積 :707.27㎡
延床面積 :3,807.55㎡
フロア構成:地上1階、地下5階
※地下3階~地下1階は吹き抜け構造になっています。
※地下5階は機械室・管理室です。
ウェブサイト:https://www.ginzasonypark.jp/
<Ginza Sony Parkプロジェクトについて>
1966年から続いた旧ソニービルを、二つのステップを経てリニューアルするプロジェクトです。一つ目のステップとして、設立当初から「銀座の庭」として続いた、ソニービル入り口横の公共スペース(ソニースクエア)をさらに拡大し、2018年8月から2020年秋まで「Ginza Sony Park」を開園します。
二つ目のステップとして、2022年にGinza Sony Parkのパブリックな概念を上層階にも下層階にも通底させた新しい概念の新ソニービルを竣工する予定です。
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