鳥獣戯画から、国芳、若冲、夢二、大観まで。 あの名画が筆ペンで描けます！「NHK趣味どきっ！ 名画に学ぶ にっぽん 筆ペンイラスト」好評発売中！

鑑賞するだけではもったいない！ 日本の名画が描けるようになってしまうイラスト講座。多種多様な名画のタッチを筆ペンで再現するテクニックを習得し、イラストに仕上げる方法を学びます。

コロナ禍の今、おうち時間を活用し、描いた絵をSNSにアップする人が増えています！そこで注目されている画材が「筆ペン」。たくさんの筆を用意しなくても、1本で細い線や太い線を描く、塗るなどさまざまなタッチの表現が可能。その手軽さが人気を博し、プロアマを問わず画材として脚光を浴びています。そんな筆ペンを使って日本の名画に挑戦してみましょう。登場する画家の作品も多数掲載しており、鑑賞するだけでも楽しい１冊です！
とじ込み付録は、講師・村西恵津さん描き下ろしの「なぞり描きお手本」。国芳の猫、鳥獣戯画、竹久夢二の作品を繰り返しなぞって練習してみましょう。

墨や硯の準備もいらず、手やテーブルを汚す心配もないので、初めての人でも気軽に扱える「筆ペン」。
筆ペンイラストは、基本は黒で、サインペンのように筆先のかたい「硬質タイプ」と毛筆と同じようにやわらかい「軟質タイプ」を使い分けて描いていきます。最近では、色彩カラー筆ペンや薄墨（グレー）の筆ペンの登場によって、さらに表現の幅が広がってきました。
今回は、ハードルが高く感じられる日本の名画に挑戦。テキストでは、国芳の猫、鳥獣戯画ほか、5名の画家の名画を取り上げます。

• モノクロ編

＃１ シンプルで素直な線〜国芳の猫〜
強弱のない均一な線で猫の輪郭を、墨色でブチを描きます。なぞり描きで練習し、形を取る感覚がつかめたらフリーハンドで挑戦。最終的には、はがきに自分なりの国芳の猫が描けるように。

＃２ 躍動感のある線〜鳥獣戯画〜
＃３ メリハリを表現する〜鳥獣戯画〜
大人気の鳥獣戯画。メインキャラクターのウサギ、カエル、サルほか、草木やネズミなどの脇役たちを描きます。単体をなぞり描きで練習してから、有名なシーンへ。最終的にはミニ絵巻にするなど、自分なりにアレンジを。

 

＃４ グレーが主役〜若冲・果蔬涅槃図
涅槃図の釈迦を大根に見立てたユニークな若冲の作品。たくさんの野菜や果物のモチーフの中から数点をピックアップし、生き生きとしたその姿を描いていきます。グレーの筆ペンをメインに用い、墨色の筆ペンをアクセントに使うのがポイント。
 

• カラー編

#5   色を使ってみる〜光琳・紅白梅図屛風〜
絵のモチーフとして人気のある梅。光琳の傑作から梅の花の部分を抜き出し、カラー筆ペンを用いて再現します。

＃６ "ぼかし"と"にじみ"〜土牛・醍醐〜
カラー筆ペンに水筆ペンをプラス。ぼかしのテクニックを学びます。梅と並んで、日本人に人気なモチーフ、桜が描けるように。

＃７ 人物を描く〜夢二・黒船屋〜
誰でも一度は目にしたことのある夢二の美人画。なぞり描きからはじめれば、夢二も描ける！

＃８ 風景を描く〜大観・霊峰飛鶴〜
風景といえば富士山、富士山といえば横山大観。巨匠・大観の描いた富士に筆ペンで挑戦します。

撮影／松川真介
 

• とじ込み付録：切り離して使える「なぞり描きお手本」

講師・村西恵津さん描き下ろしのなぞり描きで使える下絵。なぞり描きをすることで、形をとらえる力、筆ペンを持った手の動かし方、強弱のつけ方を身につけます。

 

• 講師

村西恵津（むらにし・えつ）

水彩画家、イラストレーター。大阪府出身。日本大学鶴が丘高校美術科、桑沢デザイン研究所卒業。デザイン会社にて壁紙・内装材のデザイン企画、パンフレットなどのグラフィックデザインのディレクター職を勤めた後、独立。雑誌や書籍、PR誌などのイラスト製作、レターセットやポストカードなどの企画、デザインなどで幅広く活躍中。水彩画やはがき絵などの講師も。
 

• 商品情報

商品名：趣味どきっ！ 名画に学ぶ にっぽん 筆ペンイラスト
出版社：NHK出版
発売日：1月25日
定価：1,430円（税込）
判型：AB並製
ページ数：128ページ（オールカラー）　とじ込み付録（B5判10ページ）
ISBN：978-4-14-228811-3
URL：https://www.nhk-book.co.jp/detail/000062288112021.html